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GA4にもう切り替えました?新GoogleAnalytics、GA4の便利な所教えちゃいます

こんにちは、ネッコスの井口です!

皆さんはお持ちのメディアや会社HPなどのアクセス集計、GoogleAnalyticsをご利用でしょうか?

7月から旧アナリティクスは使用できなくなり、新しいGA4に切り替えましょうと今月からでかでかと変更を促すお知らせも出ていますよね。

GA4に移行しづらい人というのは、今まで見れていたものがどこにあるかわからない、使い勝手が違い過ぎるという点で躓きがちだと思います。
でも、もう強制的に移行する時期になってしまったので実際の違いとでも実は…な部分を解説していきたいと思います。

旧アナリティクスとGA4の違い

それではまずアナリティクスからGA4になるに当たって、何が違うのかを解説したいと思います。


GA4ホーム画面

データの収集方法

まず最初はデータの収集方法の違いです。

旧アナリティクスでは、ウェブページの閲覧やイベントのトラッキングに基づいてデータを収集していました。
つまり、ユーザーがページを表示したり、ボタンをクリックしたりすると、それをアナリティクスが記録していました。

より詳細なデータを収集できるようになりました。例えば、ユーザーが特定の操作を行ったり、特定の画面を表示したりするイベントを追跡できます。
これによりタグマネージャーとかでイベントを設定することでボタンのクリック率、画面のスクロール率などをより正確に取得して計測する事が出来ます。

データ分析の焦点

次にデータ分析の焦点の違いです。

旧アナリティクスでは、ページビューやセッションの数など、ウェブサイト全体のパフォーマンスに関するデータが重視されていました。
どのページが人気で、ユーザーがサイト上でどのように移動するかを把握することができました。実施にランディングからコンバージョンまでの流れを把握して導線を考えたりしました。

ユーザーの特定の行動やイベントに焦点が当てられています。たとえば、ユーザーが特定のボタンをクリックしたり、購入を完了したりするかどうかを把握することができます。
もちろんユーザーの導線は今まで通りに、じゃあどういう行動をして次のページに遷移したのか、フォームの入力とかはあったか等を分析したりできます。

クロスプラットフォームのサポート

そして重要なのがクロスプラットフォームのサポートです。

旧アナリティクスでは、主にウェブサイト上のデータに焦点を当てていました。
そのため、PCで見てたユーザーがスマートフォンで再訪した場合(PCで見て商品を購入するのにスマホ決済に切り替える等)などには

セッションは当然途切れてしまい、そのユーザーが誰なのか何なのか、と言うのを追いかけたりできなくなっていました。

ウェブサイトだけでなく、モバイルアプリやオフラインデバイスなど、さまざまなプラットフォームのデータを統合して分析することができます。

ユーザーIDを持たせることで、ユーザーが異なるデバイスや環境でどのように行動したかをトラッキングすることができます。

今までも方法はなくはなかったですが、これをより簡単にイベントトラッキングとして利用できるようにしたのがGA4になります。

その他の違い

その他にはプライバシーへの対応などもあります。Cookieや個人情報など最近では非常に重要になっているプライバシーの問題、GA4では個人のプライバシー保護を重視して設計されています。

データ収集や処理方法に関して、プライバシーに配慮した機能が強化されています。ユーザーによるデータ収集の制御や匿名化、プライバシーに関する選択肢の提供などがサポートされています。

他にはAIと機械学習の活用なんかもしていて、ユーザーの行動パターンや傾向をより深く理解し、予測分析や異常検知などの高度な分析出来るようになっています。

あとはユーザー管理画面が大きく変わっていて新しいレポートや分析ツールが導入されています。

これが抵抗を産みやすい大きな変更店なのですが、実際触ってみたらより柔軟で洞察に富んだデータの視覚化や分析が可能になっています。
また、カスタムレポートやダッシュボードの作成も前と比べて覚前に容易になりました。

全体的にデータはイベント駆動型のデータ収集が重要な役割を果たします。
このおかげでユーザーの特定のアクションやイベントに焦点を当ててデータを収集できます。

例えば、ユーザーが商品をカートに追加したり、フォームを送信したりするアクションの追跡ができます。


よりよいデータの活用

以上がGA4と旧アナリティクスの大きな違いです。
GA4は、より高度なデータ分析やプライバシー保護、クロスプラットフォームのサポートなど、現代のデータ分析ニーズに応えるために開発されました。

今まで外部の最適化ツールや、CRM等で対応していたものを、タグマネージャーとGA4で色々とやりやすく、見やすく一本化できるようになっています。

実際のレポート管理画面について

旧来の管理画面では左に色々な項目がずらーっと並んでいて、そこから欲しいセグメントを選んで、情報のレポートを表示させる形でした。


旧アナリティクス管理画面

GA4に切り替わったインターフェースを見ると、項目がすごく少なくてこれだけ?なんて気持ちになりませんでしたか?

実際最初見た時は今までのアナリティクスと同じように利用しようとした結果、項目は少ないし見られる情報も少ないし…使いづらい。

そう感じてしまいました。ただ、これは慣れの問題で、実際にアナリティクスでずらずら並んでいたのは全部ダッシュボードのレポートとして並んでると思えば問題ありません。

そして、このレポートの表示もカスタマイズできるので自分が必要な情報へのアクセスも簡単になっています。


ダッシュボードカスタマイズ画面

何なら最初からメニューをいちいちクリックしなくても大まかな数字は把握しやすく、便利になってると思えます。

そして、詳細を見たい項目は今までに似た感じでダッシュボードの中から選んで、そこでセカンダリディメンションに当たる情報を追加していけばいいんです。

ここに慣れてくれば、今までのアナリティクスと同じように扱えるようになります。

GA4で利用できる便利な機能

それでは実際にGA4で利用できる便利な機能についても少しだけ解説できたらと思います。

イベントの設定と追跡

特定のイベント(アクション)を設定して追跡することができます。例えば、ボタンのクリック、フォームの送信、ページの表示などです。

イベントを設定するには、タグマネージャーを使用します。具体的な設定方法は、アナリティクスの公式ドキュメント等に書いてありますが、タグマネージャーのタグでGA4イベント設定をして

トリガーに計測したいアクション(クリックなら要素クリック等)を追加していけば、計測できるようになり、管理画面のイベントでも集計されるようになります。

カスタムレポートの作成

カスタムレポートを作成して特定のデータセットを表示することができます。これにより、特定のビジネス目標やKPIに合わせたレポートを作成することができます。

カスタムレポートを作成するには、アナリティクスのインターフェースでレポート>新しいレポートを作成を選択します。そこで、必要な指標や寸法、フィルターを選択してカスタムレポートを作成します。自由にいろいろな数字を配置できるので、業態にあったレポートを用意できます。

ユーザーセグメンテーション

ユーザーを特定の属性や行動に基づいてセグメントに分類することができます。これにより、特定のセグメントに属するユーザーの行動や特徴を分析することができます。

ユーザーセグメントを作成するには、アナリティクスのインターフェースで探索>データ探索>セグメント>カスタムセグメントを作成を選択します。そこで、特定の条件や属性を選択してセグメントを作成します。

プライバシー関連の設定

ユーザープライバシーを保護するための設定を行うことができます。例えば、データの匿名化やユーザーのオプトアウトオプションを提供することができます。

プライバシー関連の設定を行うには、アナリティクスの管理セクションにアクセスし、データストリームやデータの収集オプションを選択します。そこで、適切な設定を選択してプライバシーに関する要件を満たせます

リアルタイムデータのモニタリング

リアルタイムでウェブサイトのデータをモニタリングすることができます。これにより、ユーザーの最新の行動やトラフィックパターンをリアルタイムで確認することができます。

リアルタイムデータをモニタリングするには、アナリティクスのインターフェースでリアルタイムセクションにアクセスします。そこで、リアルタイムでのページビューやイベント、トラフィックソースなどのデータを確認することができます。

レコメンデーションの活用

機械学習技術を活用してレコメンデーションを生成することができます。これにより、ユーザーに対して個別に最適化されたアクションやコンテンツを提供することができます。

レコメンデーションを活用するには、アナリティクスのインターフェースで洞察セクションにアクセスし、レコメンデーションオプションを選択します。そこで、機械学習に基づいたレコメンデーションを確認し、適切なアクションを実施することができます。

こういった便利な機能がありますが、これはほんの一部です。各機能の詳細な設定や使用方法については、アナリティクスの公式ドキュメントなどを確認してみるのがおすすめです。

もうあと半月までに迫ったGA4への強制切替、もしまだ尻込みしている方がいたら思い切って飛び込んじゃいましょう!
結局は使っているうちに慣れちゃうもんです!

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