LINEAPIの底力!何ができて何ができないの?
こんにちは、ネッコスの井口です!
LINEAPI(正式名称はMessaging API)について、便利なアプリを作成したりという紹介をしてきましたが大体のことができると言っても実際には不得手な事もあります
たまには不得手なもの、出来ないものの話もしつつどういうことができてどういうことができないのか、なんてお話をしてみたいなーって思いました!
というのも普段はついつい何でもできると結構自負して言っちゃってるんですが、実際には基本的な機能では困難なこともあってそこは誤解させたままじゃいけないなって思ったのでちょっと解説をさせてもらえたらって思います
LINEAPIの仕組みってどんな感じ?
実際にLINEAPIがアプリの内容によってどういう形で構築されているのか簡単に解説していきたいと思います
まずはチャットBOT、チャットBOTは問い合わせの自動化、アンケートや予約受付などいろいろなものに利用が可能ですね
LINE公式アカウントで個別にトーク対応ができる、となるとその精度を上げたり、対応を早くしたり、自動化して工数を抑えたりと先々にやりたい事っていうのは色々出てきますよね
チャットボットはLINEユーザーとの1対1のチャットルームからLINE公式アカウントを通して、ユーザーがしゃべったチャット内容やアクションを拾い、LINE公式アカウント経由でサーバーのボットにそのアクションを送ります、その受け取った結果によって何を返すかを決めて今度はボット側からLINE公式アカウントにアクションを伝えます、そうするとアカウントの方で今度はユーザーとのチャットルームで送られてきたアクションを返しますこれを繰り返して相手との話をつなげていくのがチャットボットです!
ちなみに簡単に図にするとこんな感じです
次は何度か解説してきたLIFFアプリについてです!LIFFアプリはLINE上からユーザーがそのままWEBをシームレスに見せてその情報を引き継げることが主な機能で、リッチメニューからウェブページにアクセスさせたり、メッセージのリンクからウェブメニューにアクセスさせて、プルダウンで返信を選ばせて質問を連続して繰り返すなどができます!ここまで伝えたらわかると思いますが上記のチャットBOTとも組み合わせるとより精度を高めることができますね!
そのほかにもLIFFを開かせることであれこれ取得できたりするのでそこを生かしたアプリケーションを実装するのにも使える、LINEミニアプリの肝ともいえるかもしれません!
ちなみに簡単に図にするとこんな感じです
LINEアプリについても解説しておきましょうアプリは先にLINEアカウントありきで友達登録を促すという別のアクセス導線を産めます、LIFFとLINEAPI両方を組み合わせる感じで作ることが多いですがどちらかだけでも成り立ちますでも、どうせならどちらも組み込めた方がいいですよね、
LINEアプリには2つの特徴があって1つはLINEのホーム画面に追加をできること、もちろん通常のトーク一覧にも追加はされるんですがそれとは別でってことですねそしてアプリをリリースしてそのホーム画面に載せられるようになるにはLINE側の審査を通過しなければなりません…この2つが大きな特徴と言っていいでしょう
Messaging APIで出来ることまとめ
LINEのAPIで実際にできることを簡単にまとめるとこんな感じになります
詳細を知りたい方はLINEデベロッパーの公式ドキュメント
こちらを確認してみてください!
ユーザからのメッセージが受信
テキストメッセージ、スタンプ、画像、動画、位置情報、リッチメニュークリック等を利用してメッセージとして受け取ることができます
ユーザにメッセージを送信
テキスト、画像、動画、スタンプ(一応標準のみ)、位置情報、フレックスメッセージ、LINE内ブラウザへのリンク、LINE外ブラウザへのリンク、こう言った所ができます
ユーザのリッチメニュー切り替え
登録できるリッチメニューは1000パターンまで使えます!
ただリッチメニューは予めMessaging APIで作成し、登録しておく必要があるから下準備は必須ですね
チャットボット
ユーザからの入力を受付、テキストメッセージに含まれるキーワードを元に回答や情報を返します
上記のメッセージ受信と組み合わせて定型でメッセージを送らせて問い合わせ対応を自動でしたり、URLで案内を送ったりという形をとっていけます
URLで送るものの内容によってはMessaging APIのみで完結できます
LIFF + LINE Loginで出来ることまとめ
LINEのAPIで実際にできることを簡単にまとめるとこんな感じになります
詳細を知りたい方はこれまたLINEデベロッパーの公式ドキュメント
こちらを確認してみてください!
LINEアカウントのリッチメニューからLINE内ブラウザでWEBページを開きます
ウェブページ自体は既存の自社サイトへのアクセスとなるため、サイト誘導や、LINE Login機能を連携してユーザ情報を取得する事ができます
LINEでログインさせる (safariの場合はLINEアプリが入っていればユーザの操作は不要)
☆LINEのユーザ情報を取得できる
・ユーザID
・ニックネーム
・写真
・ステータスコメント
詳細は下記のドキュメントになります!
LINEブラウザで出来ること出来ない事
LIFFアプリで使用しているLINEないブラウザの方でも
LINE内ブラウザでできることとできないこと
LINE外ブラウザでできることとできないこと
があります
なのでそれぞれの用途、目的に応じてどちらでアクセスさせるかを決めていく必要があります
詳細を簡単に図にしてみました
アプリではできないこと
ここからはじゃあLINEアプリではできない、不得手な事を紹介したいと思います
出来ないことと言いますが真正面からぶつかると無理、という感じで裏技ですり抜けることはできるものもありますそこはやっぱり開発側の腕の見せ所ですね!
実際に普通にやるとできないことは下記のようなことです
・ユーザとの会話履歴の取得
(botからのコールバックは一度だけ呼び出されますその際に会話内容を保存しなければ後からLINE側で履歴を取得することはできません)
・動的なメッセージの配信
現在の混みぐあい、のようにデータがリアルタイムに変わるメッセージをユーザとのやりとり上に送信することはできません
リアルタイムに変わる情報はLIFFを使い、LINE内ブラウザで表示することはできます
チャットで込み具合を問い合わせてきたらブラウザでどれぐらい、何人待ち等の情報を表示してあげる形ですね
・動的なリッチメニューの変更
"予約完了"など、その時の状況に応じてリッチメニューをプログラムで切り替える場合、LINE公式の管理画面を利用して作成したリッチメニューを利用することはできません(プログラム側で別途登録する必要があります)
こういった部分が裏技ですり抜けるパターンですね
・ユーザと通話またはビデオチャット
・その他、LINEが禁止事項として挙げている具体的なサービス
公序良俗に反する物、服薬指導など
LINE公式のガイドライン
この辺りはどうにもできない部分でもあり、どうにもしようがない部分ですね
むしろ公式アカウントでこの辺りを無理やり抜けようとしたら停止されてしまうと思うのでしようと考ええないほうがいいと思います
出来なさそうで出来る方法がある事
世間では意外といわれているLINEアプリではできない事、不得意な事の中でも
やろうと思えばできることがいくつかあるんでちょっと紹介したいと思います
QRコード読み取り
LINEの公式ドキュメントでは、iPhoneでのQRコード読み取りはサポートが打ち切られ、QRコードの読み取りはできないとされています
Androidだけ可能でも、ユーザビリティとしてあまりよくないので使わなくなってしまいがちですよね…
でも…
こうすればできます!
iPhoneでは外部ブラウザに転送し、外部ブラウザでQRコードの読み取りを行う形で切り分ければどちらのOSのユーザーにもアプローチをすることは可能ですね!
メッセージの既読判定
一般的にはできないと思われていますが…
Messaging APIには既読判定機能はなく、したがってこちらから送信したメッセージをユーザが読んだかどうか知る術はありません
なので送ったメッセージの効果とかそういった部分では
こうすればできます!
配信メッーセージに、"古き良き透過gif"、つまり透明な画像を含めることで、
メッセージが読まれた際に画像も読み込まれ、そのアクセスをカウントすることでメッセージを読んだかどうか判別できます
メッセージ生成時に画像へのパラメータにユーザIDを含めることでユーザを特定することも可能です
こんな風にうまくやりたいことをやる工夫はできるので、LINEアプリ開発でだいたい何でもできる!というのは決して過言じゃないと思っています!
もし現在こんなことしたいんだけどでできるのかな…?ってお悩みでしたら一度お問い合わせください!
悩むより聞いちゃう方が早いです!
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