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LINEアプリのデジタル会員証でユーザーリーチアップ!便利なデジタル会員証実例紹介!!

みなさんこんにちは、ネッコスの井口です!

今回はLINEミニアプリでのデジタル会員証機能について、ちょっと掘り下げて事例などを解説させていただこうかなと思っています!

LINEAPIを使用して、ユーザーのLINEアカウントと連携するための認証機能を実装しちゃえばユーザーがアカウントにログインするだけで、デジタル会員証の利用が可能になります。

また、これを行う事で自サイトのユーザー情報との連携もできるようになります。CRMツール的な使い方、新規アプリをインストールしてもらうより簡単に利用ができる、公式アカウントの友達数増加にも利用できる、という

一石三鳥ぐらいは見込めるLINEでのデジタル会員証機能、その便利さについて解説していきたいと思います!

LINEミニアプリでデジタル会員証を導入している企業

実際LINEミニアプリでのデジタル会員証をすでに導入している企業を何か所かご紹介したいと思います。

株式会社BAKE

スイーツ専門店

BAKE公式アカウント

店舗とECサイトの共通デジタル会員証を導入し、Shopifyの会員情報とLINEの情報を紐づけ、顧客情報をもとにタグ付けしたセグメント配信などを行いユーザーリーチを上げています。

BAKEデジタル会員証

また、店頭での会員登録の手間を削減する効果も出ているとのことです。

ロクシタンジャポン株式会社

化粧品メーカー

ロクシタン公式アカウント

デジタル会員証の導入でCRMの基盤づくりを行い、オンラインコミュニケーションを起点としてECサイトの売り上げアップのために導入されたところです。

ロクシタンデジタル会員証

特にコロナ時期で、リアル店舗でのコミュニケーションが難しかったところでネットからのアプローチとECサイトへの導線が出来てた事が大きかったようです。

株式会社パル

アパレル・雑貨ブランド

パルクローゼット公式アカウント

300円ショップの3COINSなどを運営している会社さんで、自社アプリのユーザー数増加のためにLINEを利用した会員証によるポイント配布
それを利用するために現行アプリのECサイトの利用をするためのアプリへのインストールと段階を踏んでユーザー数の増加をしていきました。

パルクローゼットデジタル会員証

店舗からの会員証の発行はQRを読み込んで認証するだけですぐなのでオペレーションも楽で、さらにLINEで電子レシートの発行などユーザーフレンドリーな工夫がなされているそうです。

クオール株式会社

保険薬局

各地域にある保険薬局のクオールさんでは、元々あった会員証とLINEミニアプリのデジタル会員証を並行させるほか、元々はアプリにあった機能をLINEに移行して、LINEミニアプリ上で事前に処方箋を店舗に送信、空いた時間にすぐ受け取れる機能などを追加しています。

クオール薬局デジタル会員証

会員証の情報のほか、お薬手帳の電子版が利用できたり薬急便という別アプリへの登録導線にもなっています。


株式会社ビームス

アパレルブランド

BEAMS公式アカウント

LINEのソーシャルログインを利用して自社アプリとLINEIDの紐づけ、そして紐づけがされるとリッチメニューからすぐに会員証表示ができるという一連の流れができています。

BEAMSデジタル会員証

もちろんID連携した会員の特性に合わせたセグメント配信も行っており、マーケティングのために必要な情報を取得するまでの流れがスムーズにできている導入事例と言えますね。


このように多くの導入事例では、アプリや紙の会員証の取り回しの本雑さ、アプリインストールのハードルの高さなどがをクリアしたりCRM向けの情報の取得を目的とされています。


LINEミニアプリでデジタル会員証をするメリット


さて、次は実際にデジタル会員証を利用する利点やデジタル会員証を利用することでどんなことができるかについて解説したいと思います。

手軽に持ち運べる利便性

デジタル会員証は、普段使用しているスマートフォンなどのLINEの情報として保存されるため、いつでも簡単にアクセスできます。そしてユーザーは会員証を紛失する心配がなくなります。

オンラインでの管理と更新が可能なため、情報の更新も容易です。もちろん店舗側の会員データの管理も楽に行えます。

誰もがスマホを持つ時代


インタラクティブな機能の追加

デジタル会員証には、静的な情報だけでなく、動的な情報やインタラクティブな機能を追加できます。例えば、ポイントカード機能やリッチメニューなどで特典の管理、割引クーポンの提供などが可能です。これにより、顧客の参加意欲や購買欲をオンラインコミュニケーションで高めることができます。

また、実店舗とECサイトを持っているケースなどでは実店舗でのデジタル会員証を入口にしたOMOなども狙うことができます。


マーケティングと顧客関与の向上

LINEのデジタル会員証なら簡単に顧客とのコミュニケーションやマーケティング活動に活用できます。機能を用意すればLINEIDと紐づけた顧客の利用履歴や行動データをECサイトで収集し、LINE公式アカウントから個別のオファーやターゲット広告を提供することができます。

CRM

これにより、顧客関与を促進しユーザーへのアプローチ機会の増加やLTVの向上などの効果を望むことができます。


コスト削減

デジタル会員証は、印刷や発行にかかるコストを削減できます。また、紙の会員証やカードの管理、保管、配布にかかる手間やコストも軽減できます。

LINEのデジタル会員証ならQRを店頭に置いておいて、LINEで読み込んでもらうだけで会員証の発行なども可能なのでオペレーションの負担も軽減できます。


ユーザーエクスペリエンスの向上

スマートフォンを持ち歩くことが一般的な現代社会において、会員証をデジタル化することで利便性を高めることができます。

LINEの利用者は国内で9500万人、ユーザーはLINE上で会員証発行したり表示し、簡単に利用できるため便利さとスムーズさが実現できます。


柔軟な管理と更新

LINEでのデジタル会員証ならオンラインで公式アカウントの管理ページで管理されるため、情報の追加や更新が容易です。新しい特典やキャンペーンを迅速に反映させることができます。また、ミニアプリ側の管理画面を用意すれば顧客情報の変更や有効期限の管理も簡単に行えます。


スケーラビリティと拡張性

デジタル会員証の情報はクラウドベースで管理されるため、需要の増加に柔軟に対応できます。大規模な会員ベースや複数の店舗に対しても効率的に展開できます。

多店舗展開しているお店などでは、各店舗共通のデジタル会員証を用意して一気に導入が進められます。


データのリアルタイム分析

デジタル会員証を使用することで、リアルタイムで顧客データを収集・分析することが可能です。LINEIDと自社顧客の情報を紐づけて顧客の行動パターンや嗜好を把握し、個別のマーケティング施策やパーソナライズされたオファーを提供することができます。

これにより、顧客のニーズに合わせた効果的なマーケティング戦略を展開することができます。やはり、顧客関与を促進しユーザーへのアプローチ機会の増加やLTVの向上などの効果を望むことができます。


柔軟なカスタマイズと拡張性

LINEデジタル会員証なら柔軟で拡張性の高いプラットフォームを使用してカスタマイズすることができます。デザインやレイアウト、表示される情報などを自由に調整することができます。

機能の拡充も可能

また、新たな機能や統合システムの追加も容易です。LINE上で自社ECサイトでの商品購入や、基幹システムと連携してトークルーム上での受発注なども可能になります。


紛失や忘れ物のリスクの低減

スマートフォンやモバイルデバイスに保存されているため、紙の会員証やカードのように紛失や忘れ物のリスクが低減されます。多数のユーザーは常にスマホを持ち歩いていてLINEを利用しているため、会員証に簡単にアクセスできます。


リアルタイムの通知とアップデート

デジタル会員証発行のためにLINE公式アカウントと自動で友達になるようにしておけば、ユーザーはリアルタイムでの通知やアップデートを受け取ることができます。

メッセージ配信により特典の変更、新しいキャンペーン、イベント情報などを素早く通知することができます。顧客は常に最新の情報を受け取ることができるため、より効果的なコミュニケーションが可能です。


デジタル会員証のメリットについて、さまざまな観点から詳しく説明してみました。デジタル会員証はビジネスにおいて顧客満足度の向上、効率性の向上、マーケティング戦略の展開など、多くのメリットをもたらします。

ただし、会員情報をデータとして持ち、プログラムで受け渡しを行うので適切なセキュリティ対策やデータ管理、顧客プライバシーの保護などに留意する必要があります。

導入をする際はセキュリティの知見でも確かな開発会社に依頼するようにしましょう!

LINEでデジタル会員証を実際に導入する方法


さて、最後に実際LINEでデジタル会員証を導入する方法についても解説したいと思います。

LINEミニアプリを利用したデジタル会員証の導入には大きく分けて2パターンがあります。

それが、パッケージ利用もしくは個別開発になります。

それぞれのメリットデメリットが当然あるので、それを含めて解説していきたいと思います。

パッケージ利用でLINEデジタル会員証導入

パッケージ利用は、すでにサービスとして提供されている開発済みのサービスを利用して導入する形になります。

パッケージ利用導入の
メリット
比較的導入費用が安価
導入にかかる期間も早い

デメリット
出来合いの物なので拡張性やカスタマイズ性はほぼ皆無
セキュリティ的な面を運用会社に依存する
自社サービスとの連携などが難しい

小規模店舗などの導入は圧倒的にこちらがいいでしょう。まずはデジタル会員証を導入してみたい!と思った時にはこちらのパターンが圧倒的におすすめです。

逆にすでにECや自社アプリなどがある場合にはパッケージ利用だと欲しい機能が多かったり、物足りないケースも考えられます。

個別開発でLINEデジタル会員証導入

個別開発は、自社の欲しい機能などをたくさん盛り込めますしすでにあるアプリや、ECとの連携も容易になります。CRM利用などの用途も考えやすいです。

個別開発の
メリット
欲しい機能が実装できる
拡張性や柔軟性が高い
デジタル会員証のみではないミニアプリにできる

デメリット
必要機能に応じて費用がかなり掛かる
同様に開発期間がかなり掛かる
開発会社次第では必要機能の網羅ができない

と言ったところになります。
やはり費用と時間はかなり掛かってしまう事、そしてしっかりとした知見が無ければ実際に欲しかった機能に届かない、といったケースも考えられます。

出典元:LINE for Buissiness 運用テクニック デジタル会員証とは?移行・管理のメリットと導入方法

どちらも長所短所ははっきりしているので、導入したい内容や規模に応じて選ぶのがいいでしょう。


LINEでデジタル会員証は便利!


最後に、デジタル会員証の導入には専門的な知識と技術が必要です。開発者との協力や、信頼性の高いプラットフォームの選択が成功の鍵となります。

つまり、LINEを利用してのデジタル会員証はすでにあるプラットフォームで、利用者が多くLINEをインストール済みなために新規でアプリを用意して、1からインストールしてもらうよりもユーザーが楽に利用開始できます!

LINEデジタル会員証は公式アカウントの友達数アップからユーザーの情報取得、メッセージ配信などを利用したLTVの向上、もしくは自社ECやサービスサイトへの動線など多くのメリットがあります。

OMOを見据えたリアルとオンラインの融合には、欠かせないアイテムになるのでぜひ導入を考えてみてください。

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