「生存戦略」

 毎日のように届く「仕事がバラシになりました」という連絡。本当にすみません、という制作会社の方の声を電話越しに聞きながら、「あぁ、この人もまた一つ仕事が飛んだわけだな」と痛みを察する……。2月の半ば以降、そんな日々が続いています。

夏まで決まっていたイベントのスケジュールはほぼ白紙になり、暇な時間が増えました。結構深刻な問題だとは思うのですが、元々楽観的な性格なのもあって実はあんまり落ち込んではいません。司会業、フリーのタレント業(自称)だから失ったものは多いけれど、だからこそ自由にやれることが多いのかもしれないと感じています。今までコンテンツに乗っかって仕事をしていましたが、自分そのものをコンテンツに変えて、有り余る時間を使って色んなことに挑戦してみると楽しいんじゃないかなと。

・ゲーム実況をちゃんと勉強してみる

2年半も放置していたYoutubeのゲーム実況。向いていないと感じてすぐ投げ出してしまったわけですが、ほんの少ししか試していないから自分なりのやり方をわかっていないのかも。登録者数を増やして収益化できるのならそれが理想だけど、2年半前も今も変わらず応援してくれる人がいるのなら、まずはその人たちに満足してもらえるよう試行錯誤してみようかなと思っています。それがいずれスキルアップと仕事に繋がるかもしれませんし。ゲームだけではなくプライベートを伝える動画作成を勉強してみてもいいかも?

・オンライン飲み会をはじめとするオンラインイベントを企画

これは実際に始めてみましたが、思ったよりも手軽で、そして思ったよりも達成感と充足感のあるものでした。(初めてのオンライン飲み会レポはこちら)

私は例えば歌を歌ったりできず、絵も描けず、何のクリエイトもできませんが、ちょっとだけ楽しく喋ることができます。みんなの気持ちが落ち込みがちな今、オンラインイベントを開催することで少しでも楽しい時間を作ることができると思っています。元々ファンの皆さんがいるから仕事があって生かされていた職業。そこにもう少し甘えさせてもらって、「有料だけど楽しいから参加しよう」と思ってもらえるように頑張ってみます。「1000円払いたくない」「飽きた」と皆さんが離れていくのなら、それは私の実力不足ということです。

オンラインでの活動しかできない今、告知が多く鬱陶しいかもしれませんが、目の前のことを頑張りたいのでご容赦くださいね。

今のコロナ禍を、そしてアフター・コロナの世界をどう生き抜いていくのか。これだけダメージを負ったイベント業界はきっと簡単には元通りにはならない。そんな中で少しでも出遅れないように、コロナ禍以前より私を好きでいてくれる人を増やせるように、すっぴんで布団の中で過ごす日々をやめようと思います。

これが私の生存戦略!ダメだったらまた考え直すのみ!その時は涙すらコンテンツにしてやるぞぉ!


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