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愛知百景:MEGAドン・キホーテ UNY桃花台店

こんにちは。(自称)愛知県B級スポット探検隊長のみするーです。3記事目にしてドン・キホーテを紹介するなんて、どんな基準やねん!と思う読者もいると思う。決して愛知県の名所が乏しい訳ではなく、筆者はガチで名所だと思っているから選んでいる。この記事を読めば、あなたもMEGAドン・キホーテ UNY桃花台店へ行きたくなること間違いなし。

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桃花台と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるだろうか。「どこだそれ?」は初心者。「小牧市にあった気がする。」は中級者。「桃花台ニュータウンは、愛知県小牧市東部、名古屋市の北北東に位置する丘陵地にあるニュータウン。名古屋圏の住宅需要に対処するために、愛知県が主体となって整備された。名古屋市のベッドタウンの一つとして造成され、住民の多くが名古屋市または地元の小牧市、春日井市に通勤している。」を思い浮かべた人は上級B級スポットマイスターだ。

引用:桃花台ニュータウン(ウィキペディアより)

そんなわけで、桃花台は愛知県を代表するニュータウンである。大きなニュータウンであれば、必ず中心に商業エリアがある。日本を代表するニュータウンである多摩や千里の中心部は特にすごい。千里中央駅で降りたことがある人なら激しく首を振ってくれるだろう。(物凄い余談だが、千里中央から先、箕面萱野駅までが2023年度末に延伸開業予定。)

筆者は、商業エリアを中心として周辺に住宅地が広がるケースよりも、住宅地を新規開拓する際にセットで計画された商業エリアが大好き。「私もそれ大好き〜!」と共感してくれる人は、だいぶ変わった人だと自覚しよう。ともかく、そんなスポットが筆者調べで愛知県にいくつあり、そのうちの一つが桃花台のドン・キホーテというわけだ。あとは高蔵寺ニュータウンのサンマルシェや、名古屋市営地下鉄名城線の自由ヶ丘駅前など。他にも情報があったらください。

ニュータウンっぽさ全開である

そんなわけで、MEGAドン・キホーテ UNY桃花台店を紹介するのには、ドンキの買い物が楽しいというだけでなく、ニュータウンの中心地としての雰囲気を楽しめるという理由がある。ニュータウンの中心部特有の、自転車や歩きで住宅地まで行ける遊歩道が整備されており、あちこちから地元住民が集まってくる。少し年季の入った感じも、ニュータウンっぽくて素晴らしい。今はこんな構造で作らないだろうなと楽しくなってくること間違いなし。

そして店舗を出て徒歩20秒くらいの場所に、廃駅が残されている。といっても、中には入れないが、建物自体は存在しており、あの時代の名残を確認できる。なかなか有名なので知っている人は多いだろう。この負の遺産は、ピーチライナー(桃花台新交通桃花台線)という。桃花台の住民の通勤路線として建設され、多くの住民がピーチライナーで高蔵寺駅まで出て、JR中央線で大曽根、金山、名古屋へ通勤・通学して行った。

…という夢を今でも見る住民は多いかもしれない。現実がこうであったなら、ピーチライナーは現在も活躍していた可能性が高い気がする。実際のピーチライナーは、高蔵寺ではなく名鉄小牧線の小牧駅までつながっていた。「小牧線かよ〜!平安通駅で乗り換え必須で、栄や名駅は更に乗り換えが要るから不便じゃーん」と思った読者の方、実際の不便さは更に上をいく。2003年まで、名鉄小牧線は上飯田駅までしか繋がっておらず、平安通駅まで歩く乗客が多く存在していた。

この悲壮感。



MEGAドン・キホーテで買い物をした後、買い物袋を片手に持ちながら、旧桃花台センター駅を眺め、「そりゃ無くなるだろ…」と思いにふける筆者であった。

同じ感情を持ってみたい人はぜひ行ってみてほしい。中央自動車から眺めるだけでは勿体無い。

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