ムーチー(鬼餅)の由来
旧暦12月8日(1月20日)の昨日
沖縄は「ムーチー日」でした♪︎
「ムーチー」は沖縄の菓子の一種で
スーパーや給食に出てきたり、各家庭でムーチー作りをしたりします♪︎
「ムーチー」は餅を意味していて
漢字で書くと
“鬼餅”
カーサ(月桃の葉)で巻き、蒸して作ることから
「カーサムーチー」とも呼ばれます。
もち粉をこねて、白糖や黒糖、紅芋などで味付けをして
月桃の葉で巻き、蒸して作るのが一般的です♪︎
ムーチーを食べる旧暦の12月8日(新暦の1月下旬から2月上旬)は沖縄では最も寒い時期であり、この時期を沖縄方言で「ムーチービーサ(鬼餅寒)」と呼んでいます。
でも昨日は暖かく感じました( ˙-˙)♡
( ゚∀゚)・∵ブハッ!!
しかし、なぜ“鬼”の漢字が使われているのか?
本土の方は不思議ですよね?
沖縄では昔からの言い伝えがあるのです。
「鬼ムーチー」の由来
最初に言っておかなければならないことがあります…
「ムーチー」の言い伝えが2つ存在します。
それはなぜか?
実は、この民話が子どもたちには言いづらい内容だからなのです(笑)
ー子供向け民話ー
沖縄本島の南部のある村の男があるときから鬼となって、山から降りてきては人間を食べたりするようになった。
その噂を耳にした妹が、兄のところへ様子を見に行きました。
妹が目にしたのは、山の上にある洞窟の中で、兄が人間を食べている姿でした。
妹はこのままではいけないと、兄に鉄入った餅を食べさせ、弱っているところを崖から蹴り落とし退治しました。
ざっくばらんですがこんな感じのストーリーです♪︎
さてさて、問題の本来の「ムーチーの由来」はどんな感じでしょうか。
ー兄が鬼になり退治しようとするところからー
妹は、兄を崖の上へ餅を食べようと誘い出しました。
妹が美味しそうに餅を食べていましたが、兄は口に入れた餅(鉄入り餅)を食べきれなくて困っていました。
でも、妹が美味しそうに食べているのも見て兄は妹の口の頑丈さに驚いていた時でした!
膝を立てて座っていた妹のホーミー(女性の陰部)を見てしまいました。
兄は「お前の下の血を吐いている口はなんだ!?」と尋ねると、妹は「上の口は餅を食べる口で、下の口は鬼を食べる口です!」と着物をまくりあげて見えるようにして兄に迫った。
それに驚いた兄は足を踏み外し崖下に転落してしまい死んでしまいましたとさ。
これが本来のムーチーのお話とされています。
なかなか子どもたちの読み聞かせにはリスキーかな♡笑
うちなーではこの「鬼退治」の話から、餅を作って食べると無病息災であるとされ、ムーチーが“鬼餅”と言われる理由です。
今ではいろんな味があるムーチー♡
黒糖・紅芋・かぼちゃ・チョコ・その他…
サンニンの葉(月桃の葉)の独特な匂いは好みがはっきり分かれると思いますが、そろそろ正月(旧暦のお正月1月1日)がやってくるな〜と季節を感じる日でもあるのです♪︎
女性のことを知らぬまま鬼になった兄と、妹の大胆さが物語るお話でしたね(笑)
ちなみに♡
私は「お芋入りの紅いもムーチー」を作りました♡♡