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Dead Cellsを楽しむための各種設定(2022年ver2.9適用)

アシストモードの追加

非常に面白いインディーゲーム。2018年のGOTYアクション部門を受賞。しかしローグライクでやるには難しすぎる。多くのプレイヤーが途中で投げてしまっていることにどうやら開発も気がついたらしく、アシストモードが2022年6月にアップデートで追加された。

これにより任意の場所でセーブロードができるようになった。加えてセーブポイントからのコンティニューができるようになった。

以前の仕様では、死んだら40分かけて最初からやり直し。これはこれで面白いのだが、難易度が上がると心が折れる。ダークソウルシリーズ並みの死にゲーを一発勝負で走り切らなければならない。失敗が続くと精神力と可処分時間が枯渇してしまうのだ。

理不尽な難易度は実績の取得にも関わる。「○○をノーダメージでクリア」「○○をノーダメージで撃破」など。ローグライクで達成するのは不可能ではないが途轍もない時間と情熱を費やすこととなる。

海外プレイヤーがYouTubeで最高難易度をローグライクで一発クリアしている動画はあるが、実際のところ一般のプレイヤーがそれを再現するのは現実的ではない。世の中にはとんでもなくゲームが上手いやつがいるのだ。世界は広い。

アシストモードさえあればそこまで理不尽ではなくなる。ゲームの隅々まで遊べるようになった。アプデ前から遊んでいたハードコアゲーマーの知人曰く「神アプデ」筆者もそう思う。

とは言え初見のノーマル難易度(BC0)はバニラでやることを強くおすすめする。PS4のトロフィー取得状況から推察するに、およそ4人に1人はクリアできている。
ひょっとしたら貴方はゲームが上手く、ハード(BC1)がクリアできるひと握りの7.3%に入っているかもしれない。是非挑戦してほしい。
プレイするのが苦痛に感じる難易度になるまでアシストモードはオフにしておこう。

おすすめの設定

ここからは具体的な設定項目について述べる。
ポーズ画面からアシストモードを開く。「マップ開示」の項目にチェック。
現在のマップの構造が踏破しなくても明らかになる。ステージ開始時点からどこにスクロールがあって、どこにショップがあって、という情報が開始時点から把握できるのだ。

もちろん次に何が起こるかわからない、というワクワク感を楽しみ続けたいというプレイヤーは外しておこう。筆者の場合は事故死のストレスと、リスクを冒して潜ったはいいが何も得られない、というストレスがワクワク感を上回ってしまったので常時チェック。

次に一番下の項目「残機モード」を「無限」に設定。ボスを何回も何回もやり直すこともできるし、苦手な敵への対処、突然始まるマリオメーカー、呪いの宝箱を取得したあとのパターンなどをじっくりと研究できるようになる。

並びは前後するが「各種ダメージ量、敵のHP」の項目。これはあまりいじらないほうがゲームを楽しめると思う。あまりに強力で、ゲームの設計を丸ごと壊してしまうからだ。
例外としてBC4、BC5に到達した直後には少し下げるといい。この辺りの難易度はわからん殺しすぎてプレイヤーに学習するだけの余裕がない。

続いてアシストモードではないポーズ画面の設定からアクセシビリティへ。
「秘密のエリアの視認性」にチェック。入れておかないと相当に見づらい。
もうひとつ「隠し要素のアウトライン」にチェック。色相をちょうど真ん中に。彩度と明度を一番右側に。
これはモニターの設定にもよるところではあるけれど、普通にプレイしていたら偶然以外に気がつくことはなかった。特にスクロールのもらえるチャレンジリフトはこの項目を設定しなければ今でも見つけられていないと思う。

ゲーム好きが作ったゲーム

少し煩雑だが設定をいじるととんでもなく良質な2Dアクションゲームになる。一度プレイしたけどアプデ以前に投げてしまった人にはもう一度遊び直して欲しいし、初見の人にもおすすめできるゲームになった。

さらにこのゲームには、インディーメーカーならではの様々なゲームへのオマージュが散りばめられている。武器、マップのオブジェクト、スキンなど日本人なら誰でも知っているような小ネタが満載なのに、残念ながら日本であまり流行っていないように感じる。

steam、PS4、switch、スマホでも遊べるという間口の広さなので、機会があれば是非プレイしてみて欲しい。

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