見出し画像

2022冬/北海道後日談〜半月板と古傷

知床の見晴台ですっ転んで2週間。左膝がまだ痛い。
それもピンポイントで刺すような痛みが時々やってくる。
とりあえず、どう動くと痛いか様々な動きで試してみた。
上下、前後。これは大丈夫だ。左右、斜めに動くと痛みを感じる。

これは…やっちゃってる?

私は急いで整形外科に駆け込んだ。
2週間たっても痛いのだから、放置しておいたら古傷になるかもしれない。
シニアたちに混じって病院で待つこと2時間(長い!)先生の問診とレントゲンの結果、おそらく半月板の裂傷だろうという診断に落ち着いた。

この時の私は半月板のことをあまり理解しておらず、『板』とつくことから
固い板状の軟骨と骨の中間みたいなものだろうと思っていた。
医師曰く、半月板とは
というものということで結局、血液が通ってないので一度損傷したものは再生されない。とのこと。
そんな!じゃあ私はこの刺すようなピンポイントの痛みが一生続くのか!?
と思ったら、

先生「痛みはだんだん慣れて感じなくなるよ。でも裂傷してることには変わりないから。ていうか半月板は20代過ぎると固くなって、日常の仕草で突然裂けることがあるよww
かくいう僕も、患者さんに気をつけてね!って言ってたけど1mくらいの段差から飛び降りたら見事に割っちゃってねwwwwだから50代くらいになるとどっか痛いのが当たり前だから、あんまりに気にしなくていいよwww」

と割と身もふたもないことを言われてしまった…

つまるところ、いよいよ日常生活の何気ない動作に気を配らなければならなくなってしまった…
そして古傷を抱える人生のスタートとなったわけです。

そんなこともあってか、最近テレビCMでいとうあさこ氏がイメージキャラクターをやっている伊藤ハムが流れると居ても立ってもいられなくなる。
なぜならいとうあさこ氏が「フレッシュ!フレッシュ!フレ〜ッシュ〜♪」のリズムに乗せて華麗に膝を曲げ連続ジャンプしているのだ!
それを見るたびに「あさこ!あさこ!半月板!」
とあさこの半月板が心配でならない(いとうあさこ大好きです)

身体的には20歳のピークをとうに迎えたのであとは死ぬまでゆっくりと衰えていく身体と向かい合わなければならない。
とりあえず、半月板はこれ以上裂傷したくない。

みすあき
旅行エッセイスト/手芸家/話し描いてる人(漫画家)
手芸と漫画がメイン活動の元気な独身。自称永遠の36歳。
旅行が好きでnoteでは今までの旅行の記録をまとめている
医療機関診断済みアスペルガー症候群(ASD)
うつ病経験済み現在寛解。※肩書きは全部自称、誰からも呼ばれていない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?