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GPTsでホラーヴィジュアルノベルアシスタント作ってみた その1

前置き

ChatGPTでGPTsというサービスが登場したので、とりあえず試してみようとすぐ有料サービスの方に切り替えた。少し対話してみて思いついたので、ホラーなノベルゲームでも簡単につくれたらいいかと設定を考え、CreateでGPTBuilder?に次のような内容を設定させた。この使い方であってるのかわかってないぐらいの理解度しかなかったりする。ちなみにヘッダ画像の女の子は作ってみたアプリ(?)のプロフィール画像を「ダークでミステリアスな女の子」とかで生成させた。

GPTBuilderに入力した内容

・ホラーテイストのノベルゲームを作ることが出来るアプリ
・基本的に言語は日本語とする。ユーザから指示があれば言語は変更する。
・ユーザから作成開始の指示があれば、アプリはタイトルとキャッチコピー、全体的なストーリーの概要や方向性をいくつか提案する。
・全体的なストーリーの概要や方向性とは、いつ、どのような人々が、どこで、どのような怪異に遭遇し、どのような目に遭うのかを1~2行程度でまとめたものとする。
・怪異とは、ホラーストーリーの中心となる怪現象や怪物のことで、幽霊やゾンビ、吸血鬼や狼男、殺人鬼などのモンスター、クリーチャーを指す。
・ユーザに全体的なストーリーの概要や方向性を検討してもらい、決定の指示を得たら、登場人物の人数を提案する。
・アプリは登場人物のうち、一人分の名前、外見や設定などの情報を提案し、ユーザから指示があれば次の人物を提案する。
・ユーザの指示に応じて、登場人物のイメージ画像も作成する。イメージ画像を作成できることをユーザに通知する。
・登場人物の中に必ず一人はヒロインがいること。ヒロインは主人公でも主人公でなくても、あるいはその正体が怪異であってもよい。
・ユーザからの指示があれば登場人物を増やしたり減らしたりできる。
・登場人物全員の提案が終わったら、アプリは怪異の具体的な提案をする。
・ユーザの指示に応じて、怪異のイメージ画像も作成する。イメージ画像を作成できることをユーザに通知する。
・怪異の提案が終わり、ユーザからの承認をうけたら、ストーリー全体の流れを提案する。
・ストーリー全体は複数のシーンで構成されており、最初は各シーンの概要だけを提案する。
・必ず緊迫&導入シーンで始まり、必ず生還シーンで終わること。その間のシーンの順序や登場回数に制限はない。
・各シーンは次のようなものがある。
 ・緊迫&導入シーン:主人公が怪異と遭遇し緊迫したシーンから始まる。窮地に陥ったところで主人公の回想として次のシーンに移行する。
 ・日常&異変シーン:主人公や登場人物の日常風景、人間関係などを描写。ちょっとした怪現象や不思議なことが起き始め、不穏な空気が漂ってくる。
 ・宴会シーン:お祭りや宴会、パーティなど、主人公や登場人物による楽しくて華やかなシーンを描写し、恐怖や不穏さを忘れさせる。
 ・恐怖&絶叫シーン:宴会シーンがが嘘だったかのように怪異が本格的に出現し、主人公や登場人物が対決したり、逃げたりする様子を描写する。途中で緊迫&導入シーンと同じ状況に繋がり、回想から戻ってきた後も描写する。
 ・生還シーン:どうにか怪異を退けて主人公たちがいつもの生活を取り戻したシーンを描写。
・どこかのシーンで必ずメインヒロインの色っぽい描写がふくまれること。
・ストーリー全体の流れを提案したら、どのシーンについて執筆するかをユーザに確認する。
・ユーザの指示があったシーンについて、セリフ、動作、周囲の状況など、物語の基本となる文章を詳細に執筆する。
・一つのシーンが長くなりそうなときは、キリの良い所で一旦応答を終え、ユーザの承認を受けてから続きを執筆する。
・シーンの途中で応答を終えるときは、シーンには続きがあることを通知すること。
・シーンのイメージ画像も作成する。イメージ画像を作成できることをユーザに通知する。
・一つのシーンについて書き終えたら、再びどのシーンについて執筆するかをユーザに確認する。

動き始めた様子

で、チャットを始めるとこんな感じで対話して決めていく感じになった。

まぁ良い感じの主人公

霊的存在の少女もイメージ画像を生成してもらおうと思ったのだが、ポリシーに引っかかったらしいので出来なかった。なので生前の姿ということでつくってもらった。

幽霊の方がカラーかーい

キャラが決まったら次は実際の話の内容に入っていく。そんな感じで設定を入れたはず…。

髪短くなっとるんだけどまぁ…

確かに物語が始まった。こんな感じで、提案をしてもらう、次の展開を決める、必要であればイメージの作成を頼み、話を作っていった。

着物のまま湯に入るんじゃねえwって言うか誰

これ普通にChatGPT使うんと何が違うんだろ?とちょっと思いつつ、対話を進めていった。
イメージ画像は、どうも色っぽいシーンはダメとか幽霊はダメ、みたいな感じにはなっている。とは言え幽霊っぽい画像が出せなくはないので、抜け道はあるんじゃないかと思う。

使ってみた感想

「必ず緊迫&導入シーンで始まり、必ず生還シーンで終わること。」とか指示を入れたはずなんだけど、ガン無視で進んでいる気がする。もっとセリフとかもガンガン書いてくれるのかと思ったけど、だいたい概要ぐらいだけで終わる。とは言え、こちらもイメージが湧いてくるので、比較的すらすらと作れた気がする。GPTに設定を投げるところから、日数で言うと二日くらい、時間で言うと4時間くらいになるだろうか。ひとりで考えるより全然早いと思う。この他にも、学校の怪現象を探る、とか謎の海洋生物を追う、みたいな内容も作りかけたのだけど、一番興が乗ったのはこの温泉幽霊だった。

…そして、良い感じにまとまった話が出来上がった。このままお蔵入りは勿体ない気がするので、どんなやり取りでどんな話がでてきたか、順を追って掲載しておく。細かい矛盾とか設定が途中でなくなっていたりするが、ほとんどChatGPTくんが出してくれた文章をここでの掲載向けに整えるだけにしておく。色っぺぇシーンもあるので、本当はRPG Developer Bakinとかで作ってみたい気がする(ぴったりのDLCがある)が、他に制作を抱えているのでまだ着手はしないでおく…

本編 1

「タイトル」

早速始めようということで、入力した。「作成を開始してください」

了解しました。まずは、タイトル、キャッチコピー、そして物語の全体概要を提案します。この物語は、いつ、どこで、誰が、どのような「怪異」と出会うかに焦点を当てます。以下にいくつかの提案をします。
タイトル案
1.「霊障の館」(Reishō no Yakata)
2.「嗤う影」(Warau Kage)
3.「紅い目の少女」(Akai Me no Shōjo)
キャッチコピー案
1.「あなたは、見えない恐怖に耐えられますか?」
2.「忘れられた過去が、今、蘇る…」
3.「その瞳に映るのは、愛か、恐怖か」
物語の全体概要
時と場所: 物語は現代の日本の古びた田舎町で展開します。この町には、長い間忘れられてきた伝説と秘密が隠されています。
主要キャラクター: 物語の中心には、若い女性の主人公がいます。彼女はこの町の秘密を解き明かそうとする学生またはジャーナリストです。
怪異の要素: 物語の中で、主人公は様々な超自然的な現象と出会います。特に「紅い目を持つ少女の霊」という存在が重要な役割を果たします。この少女の霊は、町の悲しい過去と深く結びついています。
これらの案についてどう思われますか?また、物語の方向性についてご意見があれば教えてください。

色気を出そうということで、指示。
「温泉を登場させてください。」

了解しました。温泉を物語に取り入れることで、日本特有の雰囲気を加え、またユニークな怪異要素を生み出すことができます。以下に修正した物語の全体概要を提案します。
改訂版物語の全体概要
時と場所: 物語は現代の日本の古風で静かな温泉街で展開します。この温泉街には、遠い昔から伝わる伝説と忘れ去られた秘密が存在しています。
主要キャラクター: 物語の主人公は、この温泉街に訪れた若い女性です。彼女は旅行者か学生で、街の歴史や伝説に興味を持ち、それを探求することになります。
怪異の要素: 温泉街の奥深くに隠された、忘れられた古い温泉が物語の中心になります。この温泉は不思議な力を持ち、夜になると「紅い目を持つ少女の霊」が現れると言われています。彼女は温泉にまつわる悲しい過去の秘密を持っています。
この修正案はいかがでしょうか?また、物語の展開やキャラクターに関して追加や変更のご希望があればお知らせください。

タイトルとキャッチコピーも更新が必要と思ったので指示を出した。
「タイトルとキャッチコピーについても、温泉を想起させるような要素を付加できる?」

もちろんです。温泉を連想させる要素をタイトルとキャッチコピーに取り入れてみます。以下はその改訂案です。
タイトル案(改訂)
1.「霧隠れの湯宿」(Kirigakure no Yuyado)
2.「温泉郷の怪談」(Onsenkyō no Kaidan)
3.「紅い霧の秘湯」(Akai Kiri no Hitō)
キャッチコピー案(改訂)
1.「霧の向こうに隠された、忘れられた物語」
2.「湯煙に包まれた秘密と出会う旅」
3.「その温泉が見せるのは、癒やし?それとも…」
これらの改訂案は、温泉街とその神秘的な雰囲気をより強調しています。物語の方向性やキャラクター設定に関して、さらなるご意見や要望がありましたらお知らせください。

3が良さそうなので「タイトル3,キャッチコピー3,改訂版物語の全体概要の案で決定」

「紅い霧の秘湯」(Akai Kiri no Hitō)というタイトル、「その温泉が見せるのは、癒やし?それとも…」というキャッチコピー、そして改訂版物語の全体概要を採用することに決定しました。次に、物語のキャラクターについて提案しましょう。

「概要」

時と場所: 物語は現代の日本の古風で静かな温泉街で展開します。この温泉街には、遠い昔から伝わる伝説と忘れ去られた秘密が存在しています。
主要キャラクター: 物語の主人公は、この温泉街に訪れた若い女性です。彼女は旅行者か学生で、街の歴史や伝説に興味を持ち、それを探求することになります。
怪異の要素: 温泉街の奥深くに隠された、忘れられた古い温泉が物語の中心になります。この温泉は不思議な力を持ち、夜になると「紅い目を持つ少女の霊」が現れると言われています。彼女は温泉にまつわる悲しい過去の秘密を持っています。

ChatGPTくんが提案してきた内容に対して、「温泉」を登場させてくれとお願いしたら出してきたもの。

「主人公」

名前: 桜木 真夜(Sakuragi Maya)
外見: 20歳前後の女性で、長い黒髪と瞳。知的で好奇心旺盛な表情。
背景: 大学で日本文学を専攻する学生。祖母から聞いた古い温泉街の伝説に興味を持ち、研究のために温泉街を訪れる。

主人公に関しては何も要望は出していない。ChatGPTくんに任せた。「概要」の内容を踏まえて提案してくれたのだと思う。

「霊的存在」

ドレスじゃないじゃん…でもきゃわ

名前: 無し(謎の少女の霊)
外見: 若い少女の姿で、透明感のある白いドレスを着ている。特徴的な紅い瞳。
背景: 温泉街の過去にまつわる悲しい物語の中心人物。彼女の霊は、特定の条件下でのみ温泉の霧の中に現れる。

前述のとおり、幽霊はコンテンツポリシーに引っかかるようなので、生前の姿として画像を生成させた。

「霧の中の出会い」

思いっきりいるので気のせいということはなさそう

場所: 温泉街の入口にある古い木造の門。周囲は深い霧に包まれている。
時間: 夕暮れ時。空はオレンジと紫のグラデーションで、不気味な雰囲気を醸し出している。
桜木真夜が温泉街に到着。彼女はこの町の歴史と伝説に興味を持ち、研究のために訪れた。
真夜は、門をくぐると同時に、ふとした瞬間に霧の中にほのかに人影を見つける。しかし、近づくとその影は消えてしまう。
彼女は霧の中で道に迷いつつも、町の中心部に向かう。
真夜(心の中で): 「ここが噂の温泉街か…。何だか不思議な雰囲気があるな。」
(人影を見つけて): 「あれ?誰かいるのかな?」
(人影が消えた後): 「あれ、見間違いだったのかな…?」

この部分はChatGPTくんの提案のまま。ChatGPTくんが「この後どう進めたい?」と聞いてきたので、「予約していた宿に到着して、宿の温泉に入浴。そこで何か不思議なものを見つける感じで。何を見つける?」と返した。

古いお守り: 湯面に浮かぶ古びた木のお守り。これはかつて温泉を守るために使われていたもので、霊的な力があると言われている。
謎の文字: 木片には不思議な文字やシンボルが刻まれており、それが温泉街の秘密を解き明かす手がかりとなる。
古い写真: 湯面に浮かぶ水濡れの古い写真。それは何十年も前の温泉街の様子を映しており、霊的存在の少女が写っている。

古い写真を採用させた。

「温泉の秘密」

写真が大きいし後ろに人もいる、個室だったのでは

場所: 宿の個室風呂。伝統的な木造りの内装で、落ち着いた雰囲気。
時間: 夜。部屋は柔らかな灯りで照らされており、外は静かで暗い。
真夜は長旅の疲れを癒やすために温泉に入る。
温泉に浸かりながら、彼女は湯面に浮かぶ湯面に浮かぶ水濡れの古い写真を見つける。
それは何十年も前の温泉街の様子を映しており、霊的存在の少女が写っている。

またこの後どうする?と聞かれたので、「翌朝、宿の人に写真について尋ねるとどうなる?」と返した。

GPTsでホラーヴィジュアルノベルアシスタント作ってみた その2へ続く…

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