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2023春分図より。終わりの時、始まりの時。土星魚座から新月、冥王星イングレスへ。

そろそろ2023年春分の日がやってきますね。
気候は三寒四温。春らしい毎日です。
季節の変化の時は、体調を崩しやすくなりますので、お気をつけてくださいね。

さて2023年春分図ホロスコープです。

2023.3.21

すでに多くの占星術の先生方が書かれてますが、今回のホロスコープは、
「牡羊座」色の強い配置となっておりますね。

12星座の始まりが牡羊座。
と、いうことは、「何かの始まり」を予感させてくれます

①2020年末 グレートコンジャンクションによる風の時代へ

この3月は星の動きが目まぐるしく、7日には2年半ぶりに土星が水瓶座から魚座に移動しました。
2020年年末、木星と土星が水瓶座に入り、グレートコンジャンクション、「風の時代」の幕開けだと、占星術界は元より、様々な分野で騒がれたりもしました。

そしてその通り、「新型コロナウイルス」covit-19の出現にて、世界は一変致しました。
日本では、横浜港に入港した「ダイヤモンドプリンセス号」の件より、パンデミックは拡がり、街からトイレットペーパーが消え、マスクが消えました。
公務の多忙によるものなのか否か、ご持病の悪化により、戦後最長を記録した安倍政権が終焉を迎え、政治の世界も混沌としておりましたし、
当たり前のように開いていた飲食店は営業を辞め、様々な場面でパーテーションが登場し、
マスク生活にリモートワーク、声は出せない、握手も駄目。

当たり前の生活が一変致しました。
そんな中でも人々は工夫を重ね、終いには昔々流行った、疫病封じの妖怪(アマビエ)まで登場することとなりました。

目に見えないもの、
例えばインターネットと妖怪をいう、奇怪かつアンバラアンスな組み合わせが、一斉を風靡した時代。

今現在、マスクは自由にしても良い、と言われながらも、まだまだのマスク生活。
「国がやめろと言ってくれたらいいのに」との言葉に、
そんなことすら思考出来なくなるほどの、同調圧力の凄まじさも感じました。


風の時代は「自らが考え、感じ、自由であることを望むこと。」

しかしちっとも自由にならず、寧ろ不自由な3年。
土星水瓶座期が表すものとは、その前にありました「山羊座」的な権威や枠組みを壊す時だったように思います。

国が変化しても、そこに住む人々の意識が変化しなかったら本当の変化の時代はやって来ません。
否応なしに変化せざるを得ない生活の中で、人々は表面張力のような鬱屈とした社会が窮屈となり、そこから本当の
「新しい時代への変化とマインドの変化」が、登場するように思えてなりません。

3/7に、土台の破壊と形成を促す土星が、魚座に入りました。
また、グレートコンジャンクションの際、共に水瓶座入りした木星は今、牡羊座にあります。

ここにも、物事の終わりと始まりが垣間見えます。

星座の始まりの牡羊座の木星と、終わりの魚座。

時代はいよいよ、新しい時代へ移り変わろうとしているように思えます。

②土星魚座時代から、新しい時代への移行完了へ

そして3/21。春分を迎え、翌日、すぐに新月を迎えます。

新月図

春分図における星の配置は、自分自身を表す第一ハウスに星が集中しておりました。
ただ、太陽は、12ハウスに留まっておりました。

アセンダントは牡羊座で、その上には木星まで並んでおります。
言わずもがな牡羊座色の強い配置ではありますが、太陽と並んでます金星と海王星はコンジャンクションしながら、行動の星、火星をスクエアの配置は、
新たな時代へのステップに、若干の躊躇いを感じます。

時代の変化への、最後の抗いのように見えて仕方ありません。
新しいものへの抵抗は、常に存在意しますし、この2年半の水瓶座土星期の最後の一押しにも見えてきます。

拡大発展の星、木星と並び、魂の傷を示すキロンも、アセンダント上にあります。

固めようとする土星と、大変革の星 天王星に挟まれたキロンは、まるで清水の舞台の上に立っているようなイメージ。
恒温動物の人間は、基本変化への恐怖がありますし、変化を平らかにしようとする本能があるように思います。そのせめぎ合いの最終段階が、そこまで来ている。
そのような星の配置です。

そして、3/24、15年ぶりの冥王星、水瓶座入りを迎えます。

社会構造としての変革から、根底からの変革が来年に向け、「これでもか」と水瓶座と山羊座を行ったり来たり致します。

新月図は、その冥王星がアセンダント近く山羊座29度の場所にて、IC近くの金星、天王星と、MC近くのドラゴンテイルとTスクエアを形成しております。

過去からの経験値と、安定美と変革とのせめぎ合いのように見えます。

月と太陽は2ハウス。
新しい価値観が生まれてくる芽吹きの足音が聞こえてきます。

冥王星の話はまた後日、記していこうと思います。

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