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車メモ 500駅!ルート解説

さる7月11日に、以前から予告していた「車メモer専用500駅」アタックを行い、メモリールートを作成しました。

(ルートキーは記事の最後にスクショ掲示しています)

このアタックは、2年間あちこち遠征してきた事で得た経験・知見を総動員し、ルートを事前に組んで机上シミュレーションの上、決行しています。

とは言え、やってみれば休憩5回、寄り道3回、過酷なアタックとなりました。走行距離は1,020kmに達しています。

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まずはルートの解説しつつトラブルの記録、続けて感想と総評、最後に考察したことを書いていこうと思います。

そもそもこれは何?

駅メモには「メモリールート」といって、その日にGPSで取った駅を並べて、名前を付けて永久保存する機能があります。

さらに、自身の作ったメモリールートを他のプレイヤーが完走した人数、および他のプレイヤーの作ったメモリールートを完走した際のルートの駅数、に応じた称号がゲーム内で獲得できます。

で、ここで1つの指標となるのが、完走した際のルートの駅数として設定されている最大数、これが500駅です。あとで書きますが「車で」の500は実乗よりも難易度が高いと考えます。それゆえ今回のアタックに意味と価値が出てきます。

第1区間:東梅田~西明石

[in] 2:13AM ~ [out] 4:01AM
[休憩/寄り道] なし

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スタート地点は梅新交差点。2号線を西進し、野田阪神前交差点を「曲がらずに」43号線へ向かいます。

梅香交差点から43号線に入ったら、とにかく直進、直進、ひたすら直進。神戸駅から28号線に入っても、まだ直進。須磨寺駅を過ぎたところで2号線にぶつかるので、そこで右折します。

須磨~舞子間は、時間帯によって渋滞するのでご注意を。西明石の高架をこえてすぐ、左折し250号線に入ります。

第2区間:西明石~長船

[in] 4:01AM ~ [out] 6:16AM
[休憩/寄り道] 1.姫路PA(おねむ) 2.龍野で乗換え損い(7kmロス)

この区間も概ね直進です。高砂で姫路バイパスに乗ることになります。

この辺で夜明け前の眠気ピークが来たので1回目の休憩。

龍野からですが、2ルートに対応しています。

1)相生で上手いこと2号線から逸れ、峠を越えて赤穂~日生ルート。

2)龍野西IC~備前ICまで。山陽道(E2)ルート。

前者は三石駅が取れず、後者は日生駅が取れませんが、どちらもメモルーからは抜いていますのでご安心ください。赤穂市街は日中は渋滞リスクがあるため、早さをとるなら山陽道をお勧めします。

第3区間:長船~府中

[in] 6:16AM ~ [out] 8:25AM
[休憩/寄り道] 1.岡山駅(アイテム回収) 2.福山SA(おねむ)

長船以西、2号線はバイパス構造となり渋滞リスクはほとんどありません。この区間を最大限に利用して距離を稼ぎます。

バイパスが終わる前、船穂JCTで2号線に見切りをつけ、玉島ICから山陽道(E2)にスイッチ。山陽本線の駅を取りつつ、尾道JCTで尾道道(E54)に乗換え、尾道北ICを降りたところが本ルートの折り返しポイントとなります。

第4区間:府中~津山

[in] 8:25AM ~ [out] 12:00PM
[休憩/寄り道] 1.道の駅 くめなん(おねむ)

486号線を福塩線に沿って東進します。自然み溢れる下川辺から一転、府中からの市街区間は駅間が非常に短くて油断すると取りこぼします。ご注意ください。

井原鉄道の区間も486号線が続きます。この時間帯ともなると車の流れも悪くなってきます。清音・総社らへんは本格的に混んでくるので、無理せず総社ICから岡山道(E73)に飛び込んでしまいましょう…!

岡山ICで降りたら、エッ…?と思われるルートに入ります。53号線を北上し、津山線の駅を取っていきます。

このメモルーは、同じ地点を2度通ることはありません。かといって駅数効率を落としてもいけない。この先の姫新線の駅数は、このエリアにしては恵まれています。やりくりした結論がこうなりました。

最終的に中国道(E2A)に乗りますが、津山市街が渋滞率高いため、不安なら手前の院庄ICから乗っても構いません(院庄はメモルーから外しています)。

第5区間:津山~大垣

[in] 12:00PM ~ [out] 4:16PM
[休憩/寄り道] 1.養老PA(昼食)

全区間が高速道路のスプリントゾーン…!

お願いですから、くれぐれもご安全に願います…!

福崎ICで播但道(E95)に乗り換え、山陽姫路東ICで山陽道(E2)に乗り換え、神戸JCTで中国道(E2A)に乗り換え、吹田JCTで名神(E1)に乗り継ぎ、養老JCTで東海環状(C3)に乗り換え、大垣西ICで降りて21号線に入るまでの行程です。

さらっと書いていますが、乗り換えをミスると面倒くさい事になります。お願いですから、くれぐれもご安全に願います…!(大事なことなので2度)

第6区間:大垣~名城公園

[in] 4:16PM ~ [out] 6:33PM
[休憩/寄り道] 1.Vdrug 味岡店(買出し)

シンプルかつ駅数を稼げるルートを組みました。まずは21号線を東進し、各務ヶ原線を取っていきます。鵜沼で21号線とお別れして右折、犬山橋を渡って愛知県に入りますが、その後もひたすら道なり直進です。

この時点で走行距離は700kmを越えており、この辺からトラブルが増えてきます。まずはこの日に履いていた靴が、靴擦れを起こして痛いのなんのって≧△≦

取り急ぎ絆創膏と、ついでに夕食のカフェオレを買いました。また寄り道としてはノーカンですがこの区間で給油もしています。

城北橋交差点を左折し、大津通に入ったところまでがこの区間となります。

第7区間:名城公園~橿原

[in] 7:05PM ~ [out] 9:31PM
[休憩/寄り道] 1.熱田~六番町(渋滞のためルートから除外)

ええと、まず…第6区間のoutから、30分ほど空いちゃってる件について。

サイドミラーが、、、

剥がれ落ちて、割れました!!!

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(写真は翌日に、反対側のミラーを撮ったものです。)

現場は名古屋市役所の真ん前。パニック不可避。

とりあえず欠片を回収しようと停め場所を探してさまよって、それから小雨のなか現場にたどり着いたものの粉々で…

…………。

……。

orz

左ミラー無しの決死行。車線変更なんて怖くて無理。この状況下で大津通を下りますが、メモルー収録は金山までとさせて頂きました。

アタックは伝馬町まで下って1号線を走行しているのですが、この辺から大雨が酷くなり渋滞がちに。加えて1号線区間の駅数効率がよくない。近く名二環(C2)が全通しても、状況はあまり変わらないため、この辺りはオプション扱いとします。

次に目指すのは名古屋西IC、東名阪道(E23)です。

北勢エリアはかねてよりの下見の結果、一般道のどこを通っても渋滞するシナリオしか見えなかったので東名阪で通過します。

続く名阪国道ではさらなる試練が。

まずは右サイドミラーも剥離。これは落下前に気付いて回収。そして天理名物、Ωカーブにおいては体験史上最強レベルの濃霧。5m先も見えない白の世界。…本当にどうなってんの。

西名阪(E25)入ってすぐ、郡山下ツ道JCTで京奈和道(E24)へ乗り換え。一時的に一般道に切り替わる橿原北ICを、区間の節目としました。

第8区間:橿原~東梅田(?)

[in] 9:31PM ~ [out] 0:02AM
[休憩/寄り道] なし

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この時点で走行距離は900km。雨も止み、試練続きの第7区間と比べて、この区間は平和そのものでした。とにかくもう時間がなく、焦っていた事だけは覚えています…

まずは京奈和道(E24)を南進・西進。和歌山JCTで阪和道(E26)に乗り換え、阪南ICで降ります。程なく26号線に合流するので、そのまま北上します。

阪堺線の駅間が詰まってくる頃には26号線から取れるようになります。阪神高速15号には乗らずに(ここ重要)側道を降りて、あびこ道(r30)にスイッチ。この辺は慣れてないと混乱しそうなので、メモルー収録は堺東のみとしています。

あびこ道も、大阪市内は南海高野線と阪堺線が入り混じる駅間密集地帯。油断するとすぐ取りこぼします。

天王寺を過ぎて、天満橋を越えればゴールはもうすぐ。東天満交差点を左折して1号線に入れば、あとは真っ直ぐですが…

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ええええええええええええええーーーないわーーーーorz

結果の合否、そして感想・総評

1号線の残り区間では、なにわ橋・大江橋が取れますが、これらは京阪線である上、大江橋はタイミングが一瞬。一方Osakaメトロでは南森町~東梅田は隣駅となっているため、酌量ではありますが完走としたいと思います。

実際のチェックイン駅数は517(タイミングが難しい駅を含めればもっと)です。ここからtwitterでアンケートを取って、500駅ちょうどに間引いています。

いま感じていることを言葉にするなら、「ナメてた」、でも「楽しかった」、そして「やりきった」この3つ。

そして総評ですが、そもそもなぜ完走出来たのか?振り返った結果、計画の妥当性(シミュレーションでは16時間←おい)と、致命的な失敗が無かったから。満足です。冒頭に書いたとおりここまでの集大成として、ひとつの節目になれたかと思います。

アピールポイント

車メモ 500駅! のアピールポイントをおさらい。

1)周回コースなので、沿道どこからでもスタート可能(ただし時間帯によって渋滞するエリアあり)

2)周回コースなので、比較的コンパクトにまとまっている(さすがに首都圏や関西圏の実乗500駅には負ける)

3)実乗せず500駅ルートの称号獲得が可能(高速道の通行料は必要)

4)ルート設定が概ねシンプル。そうでない地点はメモルーから除外することで冗長性(自由度、失敗防止)をもたせている。

イベントのために新幹線や新快速の往復をしたくない方への、ガイドモジュールとしても使えるかと思います。ちなみに本記事を書いている11月現在で、達成者は出て「おります」。心から感謝です。

車メモのメリット・デメリット

車メモは「ルートの自由度が高い」、「取りこぼした場合に引き返しが効く」、「ダイヤを気にせずプランを組める」など、メリットづくしのように見えますが、手放しでそうとも言い切れません。

安全面のリスクは言うに及ばずですが、1日当たりの駅数についても極端に多くは期待できません。経験値として一般道オンリーなら200~250駅、高速道路の多用でも350~450駅、といったあたりがせいぜいかと。

鉄道と高速道路はそもそも通っている場所が違うから?ルートによってはそれもあり得ますが、駅数の多いエリアを走ったとしても、平均速度において新幹線や特急には劣ります。考えてみれば単純な話でした。

私事ですが、滋賀県区間の後半でオンゲキイベントは終了しています。ラスト2時間はアイテム焚いても2,000位台から全然上がれませんでした…。この事からも、車メモは数は取れないことを承知しなければなりません。

新幹線の実乗を含むメモリールートであれば、それこそ1,000駅超えの物もありますが、車のみで1,000駅メモルーはおそらく不可能でしょう。

免責表記

十分に運転に慣れた方で、かつ自己責任を取れる方のみチャレンジください。称号が欲しいだけであれば、複数日に分ける・または他の方のメモルーを選ぶ勇気も必要です。

車メモ自体は、推奨される行為ではありません。最低限の安全対策は必須です。本記事に掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。

さいごに

繰り返しになりますが、2年間の各遠征による経験(限界遠征への慣れ)・知見(道路状況の把握)の集大成たるこのアタック。満点とは言えずともやりきった事を誇りに思います。

そして、乗り鉄ではない本気のドライブ好き(実乗前提の500駅ルートがきつい、イベントでの往復芸が無理)にも役立てて欲しい、という思いでの企画でもあります。

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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