![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35153658/rectangle_large_type_2_be73cac99258b155524d0a807521a2bb.png?width=1200)
セントライト記念回顧
4コーナーまわって勝利を確信しました。
しかし、その時、わたしに後悔が襲います。
なぜ、単勝勝負にしなかったのか…と。
はい、というわけで、
頭は的中しながらも、3着が抜けました。
いわゆるハズレです…はい。
……って、
そ、そんな馬券事情はどうでもいいんです!
レースをお伝えしますね!
1馬身半差が追いつかない。上がり馬が名実ともに有力馬へ
セントライト記念というのは菊花賞へのトライアルではありますが、特殊な舞台です。
それは前回にも書きましたが、やはり今週も時計のかかる馬場となって、タフな競馬が予想されます。
人気はサトノフラッグ、ガロアクリーク、フィリオアレグロ、そしてバビットと4頭でオッズが割れていました。そこからやや差があり、ヴァルコスまで含めると10倍以下は5頭。
春のライバルたちは実力伯仲、上がり馬のバビットがどこまでやるか……。
そんな評価だったのではないでしょうか。
このレースに集うのが12頭というのは、頭数が多くはなく寂しい方に入りますが、メンバーは割と濃い目です。
いざレース前となっても枠入りまでは順調。
二桁馬体重増減も9番人気ラインハイト+10キロ、12番人気サペラヴィ+18キロと紫苑ステークスと違い、人気薄の2頭のみです。
スタートは全馬一斉にゲートを出ます。
1周目のスタンド前の直線にマイネルソラスがややダッシュに欠けるように見えましたが、後ろから行く作戦かもしれません。
やや横並びの隊列を引っ張っていくのは、押されてバビットが悠然と先頭に立ちます。
1コーナーへ向けて縦長の隊列へ。先頭はバビット、リードは1馬身半程度。2番手はココロノトウダイ、3番手にガロアクリークとサペラヴィが横並び。間に割って入りたそうなのが、リスペクト。1馬身半切れて、ラインハイト。さらに1馬身差でサトノフラッグ。そこから2馬身差でヴァルコスとダノンファスト。ここから一気に5馬身以上離れてマイネルソラス、フィリオアレグロ、ピースディオンと固まっています。ここまでが全馬12頭。人気の一角フィリオアレグロは最後方です。
先頭のバビットが最初の1000メートルを通過し、タイムは62秒台。
いかに時計のかかる馬場とはいえ、スローな流れです。しかし、隊列は縦長。後半の展開が難しくなってきます。工夫しないと後方の馬は届きません。
先頭のバビットは常に1馬身程度のリードを保ち、淡々とペースをつくっていきます。
3コーナー辺りから、隊列に動きが出てきました。バビットについていったココロノトウダイ、リスペクトあたりの手ごたえが怪しくなります。
しかし、バビットはまだ手ごたえ十分。
4コーナー。
後ろから迫ってくるのは、内にガロアクリーク、外からサトノフラッグ。この二頭の伸び脚がよく、先頭のバビットをつかまえにいきます。
それでもバビットは直線に入って1馬身のリードを保って、あっという間に残り200mを切ります。バビット、サトノフラッグ、ガロアクリークよりも後ろはラインハイトが一頭いて、はるか後ろから凄い脚で追い込んでくるのはヴァルコスです。しかし、これは届きません。
先頭の3頭の争いとなりました。
逃げるバビット。
サトノフラッグとガロアクリークが併せ馬になって必死に追いかけます。
サトノフラッグが半馬身ガロアクリークより前に出ますが、バビットへの1馬身半が埋まりません。
バビットは1馬身半リードのまま、ゴール。
2着にサトノフラッグ、3着ガロアクリーク。
ラインハイトが4着で最後追い込んできたヴァルコスが5着。
勝ったのはバビット。最後まで1馬身半をまもりきりました。これで4連勝。すべて逃げ切りです。ラジオNIKKEI賞からは重賞連勝となります。菊花賞に向けて名実ともに新たな有力馬として名乗りでることになりました。
サトノフラッグやガロアクリークは実力を出すことは出来ましたが春とは違うとは言い切れず、惜しい競馬となりました。ここから菊花賞に向けてどのようにアジャストしていくのでしょうか。
セントライト記念は名馬の名を冠するレースでありながら、特殊なコース形態から一癖ある馬が活躍します。菊花賞のトライアルとして、数々の名馬を生み出してきましたが、今回の勝者バビットはどのような運命を辿るのでしょうか。
この夏から成長著しい、いわゆる上がり馬としてバビットは菊花賞で逃げを披露して台風の目となり、二冠馬コントレイルを翻弄するのでしょうか。
今から菊花賞が楽しみです。
予想の結果
◎バビット……1着!!
やりました!
予 想 は 的 中 です!
あとはお察しください……。
さて、気を取り直して来週はオールカマーと神戸新聞杯です。
いよいよ無敗の二冠馬コントレイルの登場です。お楽しみに!
それではまたお会いしましょう〜。
サポートしていただくと、もれなく競馬の軍資金になります!