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線状降水帯はなぜ起きる…予想が外れる理由とは? ー2 北陸豪雪のわけ
昨年1月10日には北陸や上越に豪雪災害が起きた。この1月10日の雲画像を見てみよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1669037013971-phurcz62Dc.png?width=800)
山陰の北海上で西から東に流れる線状降水帯らしいものが見える。新潟県についても雲が流れ込んでいる。拡大してみると下の雲画像のようである。
![](https://assets.st-note.com/img/1669037197594-KAnBS6D4YU.png?width=800)
この画像を見る限り、少なくとも能登半島に流れ込んでいる線状の雲は山陰沖の近海で発生している状況が分かる。
ではこの日近くの10日平均海水温(深さ100m)を見ると
![](https://assets.st-note.com/img/1669037520930-rkDeFTyCmV.png?width=800)
山陰沖の近海での海水温度は深さ100mで15度程度である。従ってこの海水の上空にマイナス25程度の気流が流れると、上昇気流によって積乱雲が発生して西から東に流れる気流によって東方向に線状に流れ込むことになる。
次稿では、上空の気象情報も併せて検証する!
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