オフ会 Episode1平成たろうさん
10月某日
私は2つの目的を果たすために福井に降り立った。
1つ目は仕事。出張である。
そして、2つ目は人生初のオフ会である。
私はこの日色々な初体験をする事になる。
福井は以前住んでいたこともあり、見慣れた懐かしい景色が広がる。
出張先に行くといつも少しワクワクする。
しかし今回のワクワクは、オフ会があるので今までの出張の中でも、一際ワクワクしていた。
いや、ワクワクを通り越してバクバクだ。
バクバクしていた。
その日は仕事をこなし、出張先の役目を終える。
そして、待ち合わせの駅前。
目標の時間よりもだいぶ早い時間に到着した。
約束の時間からは、スペースで出会うまでを実況中継する。
出会うまでの15分くらい前から繋ぎ始めるが、いい表せない色んな感情が溢れてくる。
どんな人なんだろう。
どんな感じなんだろう。
どういう風になるんだろう。
どうしよう。
人気者の平成たろうさん。
いつも奥様のユミさんとの掛け合いのブログから、楽しませてもらっているのは私だけではないはず。
そう考えながら、スペースではどう伝わっているのか覚えてないくらい気が動転している。
待ち合わせ場所にいた女子高生達は"怪しい"と言わんばかりにこちらを見て後退りしているのに気付き少し冷静さを取り戻す。
そんな時…
"駅着きましたよー"
えっ、うそ!えっ、まじ?えっ、どうしよう。
ちょっとその場から離れてみた。
遠目から見てみたい。
身長の事もあり、普段は待ち合わせる時に見つけるよりも見つけられる方が多い。
でも今回は見つけたい。これも初めての感情だ。
携帯を持って話している人を見つけた。
見つけた、間違いなくたろうさんである。
"たろうさん!"
気付いたら声をかけていた。
スペースの事を考えながらも、目の前のたろうさんと話ながら目の前のたろうさんはアイコンの顔ではないが、声は聞き覚えがある。
なんだこの初めての感覚は??
初めてSNSを通じて会ったという事もだろうが、完全に脳内バグが起こっている。
たろうさんは、目が大きく、眼力の強い山田孝之のようだった。
"えっ、男前"
駅から離れて、福井の人は馴染みの秋吉に行く事にした。
スペースを繋ぎながら、店に入って、たろうさんとの会話はもう脳内バグをずっと起こらせていて会話を記憶するのは難しい。
そこでスペースを切る事にした。
そこからは、たろうさんと仕事の話をしたり、ブログの話をしたり、Twitterの話をしたりして楽しんだ。
時間は私の新幹線の最終時間もあって、1時間弱の時間しか一緒にいる事はできなかった。
それでもすごい楽しい時間で、終始興奮していたのを覚えている。
でも落ち着いた感じで私の話を聞いてくれていたたろうさん、落ち着きのない私だったからバランスを取ってくれて私が楽しませてもらえたのだろう。
人の事を考えているたろうさんに改めて感謝したい。
そうしてドキドキのオフ会第一弾が終わった。
初体験尽くめのオフ会とやらはどうやら後を引くらしい。
余韻に浸り1日〜3日くらいは、終始オフ会の事ばかり考えていれる。
男2人だったから、こんな感じだったのかそれすらもわからないが、Twitterではいろんな人との繋がりがあってこそならいろんな人に会ってみたい。
そんな欲求が心の奥で成長しているのを感じた。
そしてその欲求を満たす日はすぐにやってくる事になる。
12月、私はサラリー万次郎さん、ポンさんとオフ会をする事になる。
それはまた次のnoteで。
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