missy (みっしー)

ワーママ。 読書と英語が心のオヤツの人。洋書と和書両方好きで読んでいます。 本にまつわ…

missy (みっしー)

ワーママ。 読書と英語が心のオヤツの人。洋書と和書両方好きで読んでいます。 本にまつわる日記や感想などをつらつらと書きます。 https://linktr.ee/studywizme

最近の記事

リアリティに涙する The measure /Nikki Erlick 感想

<あらすじ> ある日、世界中の22歳以上の人に箱が一つずつ届く。中にはひとすじの紐が入っており、調査の結果その紐は受け取り手の寿命を表していることが分かった。期せずして突然、自らの寿命を知ることになった人々。ある者は宗教にすがり、ある者は希望を失いテロを企み…そして期せずして、アメリカでは大統領選のキャンペーンが始まり、社会は「長寿を約束された人」と「短命を運命づけられた人」を分断し、予期せぬ方向に進んでいく。 Your fate arrives in a box on y

    • No Fixed Address / Susin Nielsen 感想

      年末にYellowface読了後、何か軽めのものが読みたいと思い、積読山の中から手に取った『No Fixed Address』を読み始めました。10歳以上向けの子供向けの本なのでとても読みやすい一方、内容はInvisible Homeless 、つまり見えづらい貧困を描いた作品で、決してライトな子供向け作品ではなくしっかりと読ませるタイプの一冊でした。 <あらすじ> フェリックス(12歳)は、シングルマザーの母親のアストリッドと二人暮らし。アストリッドは愛情深いが頼りなく、

      • 今年読んだ本 マイベスト

        2023年もいよいよ終わり。おかげさまで、私の趣味全開のこちらのnote、この年末に読者様が100名を数え、とても嬉しく思います。(読者数やフォロワー数に触れると減るというジンクスを聞いてびくびくしていますが、どうしても感謝の言葉を伝えたく、触れてみました) さて、2023年は洋書の読書に力を入れたいと思ってスタートしました。年間15冊の洋書を読みたいと思っていましたが、最終的に9冊となりました。数としては達成できませんでしたが、昨年の5冊から比較するとほぼ倍になりました。

        • 洋書レビュー Yellowface / Rebecca F. Kuang

          Goodreadsを始め各賞を総なめにしているYellowface、このインパクトのあるカバーを目にしたことのある方も多いんじゃないかと思います。 一度見たら忘れられないカバー。机の上に置いていると必然と目が合うので、カバーをかけて読みました(笑) <あらすじ> イェール大学の同級生のJuneとAthenaは、同じ文芸雑誌でデビューした作家だが、ベストセラー作家のAthenaに対してJuneは鳴かず飛ばず。Athenaと比較しみじめに感じるJuneだが、なんとなく誘われれ

        リアリティに涙する The measure /Nikki Erlick 感想

          洋書レビュー The Help/Kathryn Stockett

          仲良しで読書家の英語の先生に勧められて読み始めたThe Helpを読み終わりました。史実に基づいたフィクション(Hystrical Fiction)と言われる分類の本で、アメリカで黒人差別が公然と行われていた時代の、黒人家政婦と白人女性の友情を描いた本です。 読んでよかった、とても面白くグイグイ読まされました。字が小さい上に400ページを超えるボリュームなのに、続きが気になってどんどん読むことができました。黒人独特の英語(文法が崩れている感じ)が最初読みにくいと思うかもしれ

          洋書レビュー The Help/Kathryn Stockett

          等身大で生きる ピンヒールははかない/佐久間 裕美子

          私は十代いやそれ以前から、マイペースやユニーク、ちょっと変わっていると言われる人生でした。十代、二十代は「普通」になるために人と比較したり、合わそうとしてきました。三十代になったところで、今度は出産を機に「あるべき親像」との比較が私を悩ませてきました。 ところが、40になるかならないかの年齢になって、常に”普通であること”を考え続けることが面倒くさくなりました。 そもそも普通って何よ? これまで「普通」を目指して色々考えたり悩んだりしてきたけれども、結局未だによく分から

          等身大で生きる ピンヒールははかない/佐久間 裕美子

          息を飲む、大人の純愛/二人の嘘

          ずっと読書を趣味にしていると、物語の多少の起伏ではあまり心が動かなくなってしまったり、結末を予想できてしまったりしますが、久々に自分の読むスピードがもどかしくなるくらい、息を飲む物語に出会いました。 一時期話題になった一冊なので、読んだ人も多いかもしれません。一雫ライオンさんの「二人の嘘」。エリート裁判官の女性と、彼女が過去に扱った事件の加害者とのお話。この設定でどうやって純愛するの?と思いながら読み始めたのですが、2人の社会的距離をグイグイ引き寄せていく著者の腕に驚愕、物

          息を飲む、大人の純愛/二人の嘘

          洋書の聖地へふたたび

          運動会の振り替え休日を利用して、子供たちと1泊2日で東京旅行に行ってきました。今回のメインは劇団四季の観劇とチームラボプラネッツだったのですが、洋書書店にどうしても行きたいと予定を押し込んで行ってきました。 前回の旅行ではBooks Kinokuniya Tokyoしか行くことができなかったのですが、今回は丸の内にある丸善にも行くことができました。 ちなみに前回の訪問記録はこちらから↓↓↓ 東京駅すぐの丸善。そびえたってる…! 丸善丸の内本店は、Books Kinok

          洋書の聖地へふたたび

          特装版「汝、星のごとく」とスピンオフ新刊

          今から少し前、noteの中でも触れましたが、凪良 ゆうさんの「汝、星のごとく」の特装版が紀伊國屋書店限定で発売されました。既にハードカバー版を持っていましたし、改めて買うべきがどうか悩んだのですが、カバーの美しさと特典に惹かれて連れ帰ってしまいました…! オリジナルのカバー、帯、栞、名刺、一筆箋が付属。紀伊國屋さんの熱が伝わってきます。なんだかもったいなくてまだシュリンク開けられていません(笑) この11月8日には、「汝、星のごとく」の登場人物のスピンオフ作品である「星を

          特装版「汝、星のごとく」とスピンオフ新刊

          大人も考えさせられるYA小説 The Benefits of Being an Octopus

          大人向けの洋書をガッと読んだ後は、少し軽めのYA小説を読もうと思って積読していた一冊を読みました。表紙の蛸のイラストがユニークなこちら、大人が読んでもハラハラしましたし、銃社会や貧困について考えさせられる1冊でした。英語自体は分かりやすいので、洋書を読みなれていない方にもおススメです。 <あらすじ> 中学1年生のゾーイの毎日は慌ただしい。働く母に代って毎日3人の妹弟の世話をするため、宿題も課外学習もする時間がない。日々のこともままならないほど貧しい彼女は、学校ではできるだけ

          大人も考えさせられるYA小説 The Benefits of Being an Octopus

          立ち読みで惚れ、連れ帰った一冊 両手にトカレフ/ブレイディみかこ

          土日、散歩がてらBOOK OFF に行って出会った一冊。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が話題になったブレイディみかこさんによる小説ということで、ちょっと気になって数ページ読み始めたら、止まらなくなって結局買ってしまいました。 ブレイディみかこさんといえばノンフィクション。『ぼくはイエロー~』も発売されてしばらくして読みました。母親目線のエッセイで、イギリスの子供たちのおかれている状況や親子関係など、新しい世界を覗き見する感覚で読んだのですが、個人的にはそこま

          立ち読みで惚れ、連れ帰った一冊 両手にトカレフ/ブレイディみかこ

          友情に打ち震えるSF/Project Hail Mary

          SFを英語で読むのって難しそうと思いつつも、とても面白いという評判を聞いてProject Hail Maryを読み始めたのが前月。475ページの大作を隙間時間にちまちま読み始め、40日ほどで読了しました。SFしかも、宇宙が舞台ということで、様々な科学・物理用語で躓くかと思いきや、想定外に読みやすい!もちろん科学用語・物理知識は出てくるんですが、著者がかみ砕いて説明してくれるので、私のような完全文系の人間でもするっと世界観に入っていけます。この辺り著者の腕を感じます。 いつも

          友情に打ち震えるSF/Project Hail Mary

          和書も洋書も読書管理できちゃうアプリ発見!

          みなさん、読書記録ってつけていますか? 私は毎年、何冊くらい本を読みたいという目標を作っており、主にアプリで読書記録をつけています。 和書はブクログ 洋書はGoodreads この2つのアプリを使って、和書と洋書を別々にカウントしています。 洋書も和書も1つのアプリで管理したいなと思いつつも、ブクログには洋書が対応しておらず、Goodreadsは一部の和書しか対応していないため、和書用と洋書用としてこの2つを使うことで補ってきました。 そんな時、読書好きのオンライ

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          ワーママはる(尾石晴)さんの新刊予約とイベント申し込みをしてみた

          数年前、私の中でブームが去ってからは、自己啓発本を手に取る機会がだいぶ減ったのですが、それでもチェックする著者さんがいます。ワーママはること尾石晴さんがその一人です。 尾石晴さんは、Voicyという音声プラットフォームで人気を誇る、元外資系会社員の方なのですが、自分と年齢が近いこと、私と同じ会社員(晴さんはもう会社員は一旦卒業されていますが)ということで、書籍の内容に共感できることも多く、なんだかんだ一通り書籍は手に取らせていただいています。 今回は新刊「自分らしく生きて

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          たとえ世界が共感してくれなくても。『流浪の月』/凪良ゆう

          『汝、星のごとく』がとても印象に残ったので、同じ凪良ゆうさんが書かれてベストセラーとなっている『流浪の月』を手に取りました。 親に見捨てられた少女、彼女に居場所をくれた青年。温かで不思議な関係は事件により突然終わりを迎える。そして時を経て出会った二人の、恋でもなく愛でもない関係を、常識や世間は容赦なく責め立てる。世界中が共感してくれなくても、それでもそばにいたいという気持ちを、精緻な描写で描いた作品でした。 多分この文章だけでは、なんのお話かさっぱりだと思うのですが、詳し

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          最高にハートウォーミングなサスペンス/Vera Wong's Unsolicited Advice for Murderers

          この春、東京旅行をしたときに洋書の聖地「BOOKS KINOKUNIYA TOKYO」で買って積んでた1冊、Vera Wong's Unsolicited Advice for Murderers、★5つの面白さでした。 <あらすじ> Veraは、Tea Houseを切り盛りする初老の女主人。とはいっても、すっかり閑古鳥の鳴いているTea house、来るか来ないか分からないたった一人の客のために、毎日店を開けています。一人息子のTillyは、口うるさいVeraには寄り付か

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