高校野球の思い出

中学、高校と6年間野球をやりました。公立高校で強くはなかったですが、精一杯練習しました。高校3年の時、甲子園予選の前にあるNHK杯という県大会がありました。運よく、勝ち進んで、ベスト4までいきました。それで、みんな調子に乗っていたのかもしれません。甲子園予選の組み合わせを見て、3回戦までは楽勝で、そこで強豪校とあたって、僕らの夏も終わるんだろうなと、漠然と思っていました。あまり知られていない高校との1回戦。投手戦になって、8回まで0対0。9回表の相手の攻撃は、ツーアウト2,3塁。次のバッターは、サードゴロだったのですが、一瞬ランナーの足が速く、セーフ。1点とられました。その後も、ぼてぼての内野ゴロで、もう1点で、2対0。9回裏の最後の攻撃では、点をとれなくて、あっけなく敗退しました。何か呆然として、くやしさもなく、涙もでませんでした。でも、補欠で試合に出られなかったチームメートが、泣きじゃくっていたのをよく覚えています。今年も、後輩たちが、甲子園予選に臨みます。どうか僕らのように、慢心せず、悔いの残らない試合をやってほしいと願うばかりです。

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