己の色気を見よ、とルブタンに突きつけられた
だってモデルだからさ
「履きたい靴!どこのですか〜??」と教室であきやさんが朗らかに聞いてくださったとき。
ルブタン!だってモデルだから!
と言いました。安直か。
てか
はい??
ルブタン??
つまり
ハイヒール??
あんたヒール靴など5年ぐらい履いてないのでは。
よう言うたな。
恐ろしいですねあの教室は。
恐ろしいですね教祖(あきやさん)は。
※ほめてます
※なんか楽しく出てくるんですよ願望が
※大丈夫怖くないです
ちなみにこれまでに試着したことのあるハイブランドのお靴はチャーチのレースアップ、同じくチャーチのサイドゴアのショートブーツ、GUCCIのホースビットローファー、マルジェラのタビローファー。
手持ちはタビバレエとサンダースのミリタリーサンダル。
全部フラットやないかい。
生活に即してる〜☺️
これには理由がありまして、わたし、小さい頃の怪我の影響で足に変形があるのです。足の甲一面にでっかい傷あともある。傷あととは30年のおつきあいだから、これが見えることはもう一切気にしていないけど、変形については靴選びに於いてなかなか難しいところがある。特にパンプスは甲のカットが変形の場所に当たって痛い。左右の足で単純にサイズ見たら1センチぐらい違うし。
つまり、パンプスを、ヒールを諦めていたのかもしれない。
もしかして。
あら。
そんじゃすっきり諦めに行こう
あきやさんのお話で、ルブタン履きたいのにあんな高いの履けないって諦めて、街でルブタン履いてる人を見たらうっかり憎んでしまっていた人が一回ルブタンを試着に行ったらその後履いてる人を見ても「わかる!素敵よね!いいよね!」って気持ちに変わったっていうエピソードがありました。
もしかして、わたしもパンプス全般にそんな気持ち抱いているのかも??
結局履かないかもだけどさ、なんせわたしモデルだしさ、一回履いといたらよくない??
無理だーハハッて成仏させちゃえばよくない??
よし、ルブタン、行こう。
梅田は疲れるから心斎橋で。(日和った)
ルブタンは品・色気・エレガンス
ルブタンにて、まずはショートブーツを。トゲトゲついたやつ!
お目当てはヒールが高くソールもごついやつだったのだけど、昨年のモデルなので全国探してももうちっちゃいサイズしか残ってないと。残念…
もうひとつトゲトゲついたきれいめショートブーツを履かせてもらいました。
うん。うつくし。足元だけ美しい。
ちょっときれいめすぎるな、普段の服装からすると。
そしてパンプスを。
てか、ルブタンのヒールね、細すぎ😇
履く前にディスプレイされてるのを見て、アッこれ歩く生活してる人の靴じゃない😇ってなった。
普通に考えてさ…ここに全体重かかるの無理では?
ということで、優しい店員さんに、実はヒールは普段履きませんがチャレンジで。と伝え、一番履きやすいとオススメの7センチヒールを出していただきました。
これがね、履けたんですよしかも割と普通に。
まぁね、歩けば擦れて痛くなるかもだしそもそも歩く生活で履く靴じゃないんだけどさ。
無理無理無理無理!!ってならなかった。
ちなみにサイズは36ハーフ。
びっくりした。
なんだろう、あんなツヤっとしてるのに意外と馴染みが早いのかな。プチプラのエナメルと違ってちゃんと革だから??
そしてたいそうなエレガンス。品。色気。
ウワー、そうだ、ヒールを履くってこういうことだった!って思い出した。
優しい店員さんに全部で3種類の黒パンプスを試させてもらって、驚きで脳内混乱しつつお礼と共に退店。
マノロは天界の堅実さと履きやすさ
ハイ次!
マノロとルブタンはお隣さん。突撃しました。
こちらも7センチだったかな。黒いレザーの定番、バックル付きを試着。
うん、履き心地いい!!こちらも、痛くない、履けるぅ😭
履きやすさでいくと、この日履いた3ブランドの中では一番かも。サイズはやはり36ハーフ。マノロはルブタンのヒールの細さを思えば全然、現実的笑
でも、よく言えば堅実、悪く言えばコンサバに感じた。なんだろうな、きれいめすぎる??お仕事靴みがある??あ、魔界に憧れる天界民としては天界100%だからか??(個人の感想です)
なんせフィットしなかった。これは一緒にいた夫も同意見。うーん、マノロはいまノットフォーミー。或いはバックルのないプレーンなパンプスだとまた違うのかも。また履いてみてもいいな。
ジミーチュウは華やかなのにデイリー
ジミーチュウとマノロはお隣さん。できた配置よ…
ジミーチュウ、実は新宿伊勢丹で2足試着していた。黒のフラットと8.5センチヒールのミュール。ミュールはトープ色がとても素敵だった。ミュールはパンプスより履くのがラク、というのは伊勢丹のお姉さんが教えてくれた(パンプスと履き比べさせてもらった)。ここでは定番の黒ミュール、キラキラストラップ付きの6センチと10センチ(!!)を。
10センチ履いたらね、夫がおぉ!とテンション上がってましたね。キュッと足首が立つので、ストラップのキラキラが見えるのもいい、と。
確かに…なのだけど、10センチは怖いって!!絶対捻挫する。あとキラキラはあまり見えなくていいかな。服とあんま合わない気がするから。
そのあと6センチ履いた時のわたしの感想
「あ、6センチってフラットっすね」
…🤔??
まじで、6センチ余裕。地面しっかり踏みしめてる。フラットのポインテッドがいいなーと思ってたのだけど、履けるなら5-6センチある方がいいのかも。尤も、ジミーチュウのミュールに限った話かもだけど。
あとミュールはスリッパ的に履ける。サッ!て。これ、履く頻度が増えるいい要素。
ジミーチュウのミュールはホントに痛くなく履ける。逆にパンプスはジミーチュウちょっとかかとが痛かった。パンプス型ならルブタンかマノロの方が履き心地大丈夫そう。
あとはキラキラがな…どうだろな…パーティ行かなあかんねんとかないからな…
今回の結果:和解、そして色気がほしい
わたし的三大巨頭に突撃したら、パンプスが履けそうということが判明。よって、憎しみなし、嫉妬もなし。わたしはヒールのパンプスが履ける。わたしたちきっと仲良くなれるわ!
そして見てしまったよね、パンプスを履いた自分の色気。
わたしの中での色気は「生き物として美しい」。
なんだろうなぁ、シャンと背筋が伸びた立ち姿とか、足の甲の骨が浮き出る感じとか、うわ…美しい…!!ってなった。
もちろんパンプス自身も大変美しい。あの曲線美よ。官能的。だけど履いたらわたしが美しくなる。なんと…!!
これにはたいへんに唸った。
そーか欲しいもの色気、パンプスで叶うのか。
ただなぁー、ライフスタイルには沿わない!
もし、もし、ルブタン買ったとして、電車通勤で履くのは無理じゃろ。足首が終わる。どなたかを全体重で攻撃する。あと会社で紛失(消失)しそう。怖。
では休日履き??徒歩と電車の民が、履くか??
そもそも歩く靴じゃないでしょ??
歩けるパンプス見つけに行くか…??でも今日履いた靴たちの美しさったらないよね…
てことで、素敵だったなぁ、履けたなぁ、とパンプスたちと和解してお近づきになったいい経験でした。これぞ社会見学。あとやっぱね、色気ね。色気欲しいとはっきりした。
ところでこれ、下書きに入れて書いて…をしてたのですけどすごいタイミングでぽたまるさんも書かれていた〜!!
嬉しくなったので勝手にリンク貼ります!
セクシーは自己愛、素敵な解釈だなぁ愛しいなあと思いました。