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聖なる週/Semana Santa

イースターは、キリストが死後に蘇り私たちの前に姿を現した「復活祭」。
復活までの1週間を、セマナサンタ(聖週間)と呼び、キリスト教で最も重要な期間の一つであり、スペインに行くまで多くを知りませんでした。
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アメリカに住んでいて、Happy Easter!などとカジュアルに言い交し、お店ではイースター向けのお菓子やグッズなどが販売されているけれど、よくよく考えてみたら、どうやってキリストが死に至り蘇ったのか、クリスチャンではない人にはなじみがあるとは言い難い。

スペインでセマナ・サンタに思いがけず遭遇し、その厳かさと盛大さに圧倒された経験から、旅先ではしたためることができなかったので、1年後の今記してみようと思います。

コルドバ・メスキータ脇にて。「procesión(プロセシオン)」と呼ばれる“聖行列”です。 伝統衣装を見にまとった人々が、キリスト像やマリア像を山車に乗せて街中を行進します。とても厳か。
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キリストの復活までの1週間、セマナサンタ(聖週間)は、キリスト教で最も重要な期間の一つであり、イエス・キリストの最後の日々の受難と復活を追体験します。以下はその週の主な出来事です:


枝の主日(パームサンデー): 聖週間の始まりで、イエスがエルサレムに入城したことを記念します。信者は棕櫚(シュロ)の枝を振りイエスを歓迎します。
聖月曜日: イエスがエルサレムの神殿を浄化した日。商人たちを神殿から追い出し、神の家を祈りの場所として取り戻しました。
聖火曜日: イエスがエルサレムで最後の教えを説いた日。
聖水曜日: ユダがイエスを裏切るために高僧たちと取引をした日。(後の裏切りへと繋がる出来事です。)
聖木曜日(ホーリーサーズデー): 最後の晩餐が行われイエスが弟子たちの足を洗い、自らの裏切りと受難を予告した日。この夜、イエスはゲッセマネの園で祈りその後逮捕された。
聖金曜日(グッドフライデー): イエスが十字架につけられて死んだ日でキリスト教徒にとって最も悲しみ深い日。※アメリカではグッドフライデーが国民の祝日ではないものの、各地で休日となることが多い。
聖土曜日(ホーリーサタデー): イエスの体が墓に納められ、弟子たちは悲しみと共に待ちわびた日。
復活祭(イースターサンデー): イエス・キリストの復活を祝う日。この日は新しい命と希望の象徴であり、キリスト教徒にとって最も喜ばしい祝日とされています。

イースター(復活祭)は、毎年決まった日にあるわけではありません。春分の直後の満月の次の日曜日に祝われます。この日付は毎年変動し、3月22日から4月25日の間で変わります。具体的な日付は西暦年によって異なり、グレゴリオ暦を使用して計算されます。たとえば、2023年には4月9日でした。今年2024年は、春分が3月20日でその直後の満月は3月25日、そしてその後の日曜日が3月31日です。

スペインではアンダルシア地方のセマナ・サンタが特に盛大で有名なのですが、私たちのグラナダでの最終日がまさにセマナ・サンタの初日の日曜日(パームサンデイ)でした。私たちがグラナダの町を歩いていたら、やたらと小枝を渡してくる人に遭遇したのはこれでした。

期せずしてそれぞれの街でのセマナ・サンタを体験する機会に恵まれました。(日曜日はグラナダで、火曜日・水曜日はコルドバで、そして木曜日・金曜日・土曜日はセビージャ)

(つづく)


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