妙な年齢とリミットと

女性の友人とこんな話になった。

「女のリミットって男よりかなり早いと思う」

同感した。

そりゃ、昔に比べて格段に女性が社会に進出している。

色んな選択肢がある、ように見える。

結婚する選択、結婚しない選択、子供を持つ選択、子供を持たない選択、仕事を生きがいにする選択、全てを選ぶ選択…。

だが、実際は選択肢というには、かなりリスキーだったりする。

例えばリミットみっとで言うと、いかんせんどうしようもないものもある。

子供を産むとか、ね。

もちろん体が許す限り子供は産めるかもしれない。
でも当然リスクも伴う。

リスクといえば、
その友人と話していたとき、こんな話題が出た。

よく行くカフェの店長さん(男性)は、彼女がいる。彼女は結婚を望んでいるらしい。
だが、彼は経済的にも精神的にも、なんだか踏み切れないとな。

あるある話だが、

その彼に、「そういえば、私結婚したんですよ〜。でも、子供を作るかどうかってとこは、考えちゃうんですよね〜。」
と言ったところ、

「いや〜、子供は産んだほうがいいんじゃないかなぁ〜。」

と返ってきたそう。

彼女と結婚するのに躊躇してるいい年の男が、子供は産んだほうがいいと、そこは主張するんだ!

と思った、と。

その彼が彼女と結婚するのに躊躇するところはちょっと置いておいて。
彼女はカチンときたのは、子供を産むということがどれだけ女性にとって、喜びとともに犠牲もはらうことなのか、わかっていないというところだった。

男も子供産む立場になってみたら、葛藤がわかるよ、と。

世の中には育児も仕事と同じくらい、がんばってくれる男性もいる。
実際、同僚にもいるので実感している。

話は逸れたが、結婚についても男性に比べれば妙齢の女性はなかなか難しい。
もちろん、30より20。
女性蔑視的なことばで言えば、20代のほうが売れやすい。

そして、30代というのは、なんというか、難しいのだ。
結婚に夢を抱く年齢も過ぎちゃって、でもこのまま年を取っていったら一人かー。
だけど、誰でもいいってわけでもない。自分を曲げられるかなぁ?
そもそも相手ありきのことだし…。
でも、老後一人でどうすんのよ?

なんてね。

だけど、そもそも、結婚するのが女性の幸せ、と女性自身が思うことも、ちょっと昔気質なのよね。

とかね。

そういう意味でも妙齢なのだ。

そして、大抵の締めくくりとして、結婚している友人も、そうでない友人も、老後はさ、助け合って生きていこう、と落ち着く。

保険にならないが、慰めにはなるのだ。

そこはかとない不安に。

この話に終わりはないし、オチもない。

ちょっとした妙齢の話。

※主に自分の話であって、女性全般をさしているわけではありません。



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