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おもうことはどんなこと。

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お茶の愛し方

彼女の朝は一杯の緑茶から始まる。 緑の針に温いお湯をそっと、いれる。 青青とした香り。 彼女は思う。 コーヒー党はたくさんいるし、コーヒーのカフェもたくさんある。 でも、緑茶党ってあまり聞いたことない。緑茶のカフェも、街中ではあまりないわ。 そういう彼女はコーヒーの香りも好きなのだけど。 けれど、緑茶の香りほど彼女を幸せにはしてくれない。 しかし彼女は緑茶を淹れるのに、 少し不便を感じていた。 急須というものは、洗うときにお茶っ葉が引っ付いて、何とも難儀なのであ

    • 隔絶された世界

      高いビルから空を見た。 今日は雲が早く流れている。 その風に乗って、鳥が飛んでいった。 その真下にはビル。 違和感を感じる。 空や雲や鳥とビルの間には、目に見えない何かがあるような。 何だか隔絶されてるみたい。 楽園の中に隔絶された人間世界。 あるいは、楽園に生まれ落ちた宇宙人。 自分たちの世界を探して、長い間放浪している。 私たちは隔絶された世界を作り出した、 放浪者。

      • 物語を書いても 綴る言葉の端々は出てくるのに どうにもうまくつなげなれない。 散文詩とゆうより散々詩になってしまう。

        • 機能しないものに惹かれる。 完全に機能しないんじゃなく、 不完全に機能しているもの。 でも、機能している、という言葉にするとやっぱり違う。 機能しないもの。 機能しないものがこの世には溢れている。 それが一瞬、光が射すようにカチッとはまる瞬間。 まるで奇跡。

        お茶の愛し方

        • 隔絶された世界

        • 物語を書いても 綴る言葉の端々は出てくるのに どうにもうまくつなげなれない。 散文詩とゆうより散々詩になってしまう。

        • 機能しないものに惹かれる。 完全に機能しないんじゃなく、 不完全に機能しているもの。 でも、機能している、という言葉にするとやっぱり違う。 機能しないもの。 機能しないものがこの世には溢れている。 それが一瞬、光が射すようにカチッとはまる瞬間。 まるで奇跡。

        マガジン

        • おもうこと
          13本

        記事

          ”Mommy”

          グザヴィエ・ドラン監督の”Mommy”を鑑賞。 開放的な画に閉塞感の予感をにじませる。 希望のために愛を手放したわけではない。 すべての青年がそうではないとは思う。 でも、母親を守りたい、その強い想いはもしかしたら 初恋に似ることもあるのかもしれない。 愛は簡単なはずのに、もどかしくて、複雑で、残酷で、 なのにやっぱり希望なのだと思う。

          女を取り戻す

          (※女性のアンダーウェアの話ですので、抵抗のある方は素通りしてくださいませ。) 女だと意識するとき。 それはたとえば、赤い口紅を差したとき。 あるいは、新しいヒールの靴を履いたとき。 もしくは、恋をしたとき。 それは、ひとそれぞれである。 でもふとした瞬間、「あ、女。」と思う。 性別が女かどうか、ではなく。 それと同時に、私は「女」を忘れるときも多々ある。 しなびた花を通り越して、オヤジになる瞬間。 オヤジ行動というものは結構、普遍的だとおもう。 それで

          女を取り戻す

          そこはかとない。 精神力とか生命力とか、 枯渇しそうになる感じ。 なってしまえば這い上がるか、 そのまま倒れるかしかないけれど、 そうなるまでの そこはかとない不安。

          そこはかとない。 精神力とか生命力とか、 枯渇しそうになる感じ。 なってしまえば這い上がるか、 そのまま倒れるかしかないけれど、 そうなるまでの そこはかとない不安。

          「好き」を盾にとって

          昔むかしの話、 その当時付き合っていた彼とこんな口論をしたのを覚えています。 「好きなら俺のこと信じてよ。」 若かりし頃のわたしは「信じてよ」と言われて、 困惑したのを覚えています。 困惑しながら、 「好きだから信じたいけど、信じられなくなる行動をしないでよ。」 「好きなら●●できるでしょ?」「好きなら●●してよ」「好きなら…」 「好き」という気持ちを盾にされると、実に困惑します。 そもそも、信頼とは獲得するものだとおもうのです。 ひとつひとつの積み重ね、

          「好き」を盾にとって

          明智ミラクル

          明智小五郎の「美女シリーズ」。 ファミリー劇場で楽しく観させて頂いております。 このシリーズを通して楽しめるのが、今ではちょっと考えられないミラクルです。 天知茂さん演じる明智小五郎の奇跡的な生還はもう普通です。 明智探偵の関係者そっくりさんに化けるマジック! どうやって、どこで、マスク作ってるんですか! 背丈だって骨格だって一瞬にして変わる! そっくりさんの衣装を一瞬で華麗に剥ぎとるとか!後ろホック?(たまに微妙に失敗する。) とか。そんな疑問はどうでもいい

          明智ミラクル

          買い物連鎖

          先日、食事をとるときにも使えそうなサイドテーブルを買いました。 そこには1冊、2冊くらい置けるマガジンラックが付いております。 ただのちょっとしたマガジンラック…。 マガジンラックならマガジン置きたいね。 雑誌、最近買ってないけど、ほんとは欲しかったのよね。 でも置くとこないし、捨てるときちょっとかさばるから、 買わなかったのよね。 なんて、今月厳選の1冊を買いました。 もちろん置くためだけではないので、中もちゃんと読みこんで…。 Gジャン…かわいいね。Gジ

          文鳥10年超え

          10年以上、文鳥と暮らしています。 そして毎日、文鳥の匂いを嗅ぎます。 くんくん♪なんてかわいいもんじゃなく、本気嗅ぎです。 文ちゃんが、これが愛情表現なのかにゃ?と戸惑い、 わたしの鼻にくちばしを突っ込んでくるほどです。 「それってイヤだってことなんじゃないの~?」 と思うでしょ? わたしも最初はそう思いました。 しかし、どうも興味津津なのです。 当然息を吸うので、くちばしがちょっと吸われますね。 それがなんとも心ひかれるらしいのです。 そうして毎日、

          文鳥10年超え

          優越感

          「え?結婚してないの?そっかー。結婚なんて大変よー。独身が羨ましいよー。」 といいつつ、裏腹にほくそ笑む、結婚できた女の優越感。 女が女を蔑視する。

          妙な年齢とリミットと

          女性の友人とこんな話になった。 「女のリミットって男よりかなり早いと思う」 同感した。 そりゃ、昔に比べて格段に女性が社会に進出している。 色んな選択肢がある、ように見える。 結婚する選択、結婚しない選択、子供を持つ選択、子供を持たない選択、仕事を生きがいにする選択、全てを選ぶ選択…。 だが、実際は選択肢というには、かなりリスキーだったりする。 例えばリミットみっとで言うと、いかんせんどうしようもないものもある。 子供を産むとか、ね。 もちろん体が許す限り子

          妙な年齢とリミットと

          冬に春めく。

          冬に春めく。

          忘れることとやり直すこと

          辛いのは、 忘れることではなく、 やり直すことを覚えることだ という言葉を聞いたことがある。 しかし私自身としては、 やり直すことを覚えられて、 良かったとおもう。 人生を生きる術をひとつ覚えたんだから。 だけど、その言葉の本当の意味は、 生きる術がどうの、ということではないのはわかっている。 人生を歩むのは簡単じゃない。 だから、失敗なんかから少しずつ学んでいく。 最悪の中からの最善の方法。 出来る限り、傷つかない方法。 それが忘れることであったり、 やり直す

          忘れることとやり直すこと

          苦い血

          苦いところは誰にでもある。 人生の苦手分野もいろいろある。 自分でいえば、苦手分野は「血縁」。 家庭内ストックホルム症候群に近い状態だった、 ということに気づいたのは、 一人暮らしを始めてからだ。 今なら簡単に思える「一人暮らし」。 ”なんでもっと早くにしなかったんだろう??” 正直な自分の自分への感想だ。 それは人生を送ることはくたびれるけど、 それほど重荷じゃない、ということに 気づいたからだ。 それまで、自分が枯渇していたことに 気づい