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明智ミラクル

明智小五郎の「美女シリーズ」。

ファミリー劇場で楽しく観させて頂いております。

このシリーズを通して楽しめるのが、今ではちょっと考えられないミラクルです。

天知茂さん演じる明智小五郎の奇跡的な生還はもう普通です。

明智探偵の関係者そっくりさんに化けるマジック!

どうやって、どこで、マスク作ってるんですか!

背丈だって骨格だって一瞬にして変わる!

そっくりさんの衣装を一瞬で華麗に剥ぎとるとか!後ろホック?(たまに微妙に失敗する。)

とか。そんな疑問はどうでもいいんです。

それもすべて明智ミラクル、明智マジックなのです。

それとは反対に、マスクを剥がしてから、残ったマスクのかけらを地味に指でちびちび取っていたり、はたまたそれで取れそうもないくらい残っちゃったら、ハンケチで拭いたりしちゃうところなんぞ、萌えです。

(その昔小さかった頃から、天知茂の明智小五郎が好きでした。)

メイクさんちょっと糊つよかったかな?

メイクさんが糊でつけていたのかどうかさえ不明ですが。


ありえないよね~~話で一番記憶に焼き付いているのは、

叶和貴子さんが出演していらっしゃった、「天国と地獄の美女」。

ここからは血やグロい系が苦手な方はお控えください。


この物語はまず、明智小五郎氏の新年のごあいさつから始まります。

「あけましておめでとうございます。明智小五郎です。

今夜は私の手掛けた事件の中でも一番スケールの大きい、そして一番恐ろしい物語をお送りしましょう。

パノラマ島、この幻の島を巡ってすさまじい事件が次から次へと起こります。

不気味なカラス、えぐりとられる目の玉、浴室の殺人、地獄谷、そして天国の園に奏でられる愛の調べ……息もつかせぬ面白さです。

正月の夜をごゆっくりとお楽しみください。」

だいたいの見どころを最初に言っちゃってます。

あらすじは省略しますが、正月放送とあって、最初から飛ばしていきます。

パノラマ島(=理想郷)なる幻の島には裸の女性たちがたくさん出てきます。

泳いだり、踊ったり。酔いそうな勢いです。女体酔いです。

この理想郷はだいたいのところ、男性視点だね。


昔のドラマを思い出します。よくきわどいシーンあったよね。

大人のドラマだからね。

火曜サスペンス劇場思い出すね。

岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」良かったよね。


それはいいとして、わたくしが非常に印象に残ったシーン。

叶和貴子さんがめでたく(?)パノラマ島の女王になったその時、彼女が殺人の犯人であると、警察が捕まえにくる…

女王は言います。「女王にふさわしい死に方をしますわ。」と。気高く。

女王がとった行動は、打ち上げ花火の筒に入り…

ばーーーーんと。

飛んだのです。

空高く。


そしてなぜか、女王自身が打ち上げ花火になるという…

あの、「綺麗だね~~♪」と呑気に空を見上げなぞしたら、

血しぶきがね。肉片とかね。

降ってきます。

想像するだけでも恐ろしいです。

あの場にいたのが自分ではなく、明智小五郎氏や浪越警部、小林少年、文代さんで良かった。(いるわけはないのですが。)


そんなありえねー設定がたくさん出てくるのですが、そこに郷愁を感じたりします。

VIVA明智小五郎 LOVE天知茂です。


ちなみに近藤正臣さん演じる「探偵・神津恭介の殺人推理」も好きです。









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