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検討会御礼と広尾追加募集馬考察(その3)

今日(12月22日)は札幌で「広尾サラブレッド倶楽部公認・募集馬検討会」イベントを開催しました。告知が急だったのとツイッターや店内でのお知らせだけだったにも関わらず、最終的に20名以上の方にご参加いただきました。まずはこの場をお借りして、年末の忙しい中ご参加いただいた参加者の皆さまに御礼を申し上げます。

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また、広尾会員の方だけでなく「一口馬主に興味があるけどシステムがよくわからない」といった方も多数参加していたのですが、イベント後半になるとその場でホームページから申し込みをしている方もちらほらと見かけられました。何よりも今回参加していただいた皆さま揃って「今日は楽しかった」と言っていただけたのが一番の収穫で、今後も楽しい一口ライフをサポートできたらと思った次第です。

本当は以前のようにクラブに公式イベントとしてこのような募集馬検討会や飲み会などを率先して開催していただいた方が、皆さんもより気軽に参加しやすいのでしょうが(自分からもクラブに公式イベントの開催を何度か打診しましたが)準備などの関係上、なかなかそこまで手が回らないのだそうです(;´∀`)

そんなわけで(?)米山社長から「機会があったら検討会などのイベントをどんどん開催して欲しいです」とのお話もあり、微力ながらお役に立てたらと思い、11月の東京での募集馬検討会を皮切りに、各地にて検討会を開催しようという流れになった次第なんです。自分にとっても色々な方のお話が聞けるのは貴重な機会ですので、今後もご要望があれば検討会に限らず、様々な形で「広尾の輪」を広げていくことができたらと考えていますので、皆さまお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

さて、長い前置きはこの辺にして今回の広尾追加募集馬考察はこちら

坂東牧場_アスクコマンダー18立ちIMG_2868

アスクコマンダー‘18(牡・父ワールドエース)美浦・中館英二厩舎予定

12月20日時点ですでに「残82口」と満口警報が出ていますので、年内満口の可能性が大ではないかと思われます。

なのでこちらで特にPRをしなくとも大丈夫な馬ではありますが(笑)今回は父ワールドエースについて少しお話しようと思います。

ワールドエース自身は通算14戦4勝。重賞勝ち鞍はマイラーズカップときさらぎ賞で、皐月賞は2着。そして1番人気に推された日本ダービーでは4着と大きなタイトルには恵まれませんでしたが、ダービー後は脚部不安で1年半以上の期間を棒に振っており、自身の能力を完全に出し切ることなくターフを去ってしまった悲運の名馬です。

引退後は新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りし、初年度に誕生した87頭が今年2歳を迎え、これまでにJRAで38頭がデビューして8頭が勝ち上がり。社台グループのバックアップが少なく、決して恵まれているとは言えない繁殖牝馬の質を考えると、下馬評以上の好スタートを切ることができたのではと考えています。

そんなワールドエース産駒の多くに見られる特徴として真っ先に挙げられるのが「小さい産駒が多い」ということです。ここまでJRAで勝ち上がった産駒8頭はすべて馬体重が450キロ以下、400キロ台前半の馬も多く見受けられます。

「なぜ小さい産駒が多いのか?そんな中でも結果が出ている理由は?」と思う方も多いかもしれませんが、私が思うに種牡馬ワールドエースは「産駒にもっともディープインパクトらしさを隔世遺伝させる種牡馬」なんだと考えています。ディープよりもディープらしい仔を送り出しているワールドエース。産駒でデビューし始めてからノーザンファームが種牡馬株を買い集めたという話も夏頃からちらほらと噂を聞きますし、来年以降は繁殖の質もアップして、さらに活躍の幅が広がっていくのではないでしょうか。

そして今回募集ラインナップに加わっている「アスクコマンダー`18」ですが、これまで私が見てきたワールドエース産駒の特徴を覆す雄大な好馬体。しかも5月末の遅生まれとあって、ある意味規格外の存在に感じました。種牡馬の特徴と正反対に出たのが果たして吉と出るか凶と出るか、それは来年以降のレースで明らかになりますが、きょうだいに当クラブで活躍しているドゥオーモなど、3頭のJRA勝ち馬がいることから血統背景に関しては全く問題ないでしょう。

母の産駒が晩成傾向にあるとのことで、本馬に関しても年が明けてからじっくり乗り込みを開始するそうなので、デビューは早くても来年の秋以降となるでしょうが、今後育成でどのように変わっていくのかが非常に気になる1頭でもあります。

先ほども書きましたが、残口が残り僅かとなっていますので、ご検討中の方はお早目にお申込みされることをオススメいたします!


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