エクワイン_コスモライセンス18調教後IMG_9453

広尾追加募集馬考察(その4)

書こう書こうと思いつつ、2か月放置している間に残口警報まで出てしまいましたので、最終のご案内をかねて本日はコスモライセンス18の紹介をしたいと思います。

エクワイン_コスモライセンス18立ちIMG_9462

コスモライセンス18(牝・タートルボウル・美浦 小手川準厩舎)

コスモライセンス2月

本馬もハニーハント18同様、毎月撮影に行っていた牧場で生後間もなくから見続けていた馬で、第一印象からインパクトある馬体で、すぐにブラックタイプを調べたことをハッキリと覚えています。ただ、オーナー所有の預託馬ということもあり、毎月「良い馬だな」と思いながら写真を撮るだけだったのですが、クラブに提供して欲しいとオーナーに思いを伝えたところ快諾をいただき、今回の追加募集馬に加わった次第です。

本馬のセールスポイントは盛り沢山ですが、何といっても特筆すべきは血統背景。祖母キャリアコレクションは米G2を2勝、そしてBCジュヴェナイルフィリーズ2着の競走成績はもちろんのこと、4番仔のピラミマからバンドワゴン、そして去年のジャパンカップを制したスワーヴリチャードを送り出したことで一気にノーザンファーム内でも注目を集める牝系となりました。今となってはすっかり門外不出となったこの血統を勢いある今、扱うことができるのは何より光栄なことで、この牝系を日高にも根付かせるために、本馬にはしっかりと競走成績を残した上で繁殖牝馬として帰ってきてくれたらと考えています。

昨年の8月から育成先のエクワインレーシングへ移動、その後も極めて順調にペースアップを計ることができているのも何よりの強み。管理予定の小手川調教師も早ければ4月入厩を口にしているあたりから、本馬に対する期待の強さはお分かりいただけると思います。

父タートルボウルの産駒は今年の中山金杯を制したトリオンフ、昨年はタイセイビジョンが京王杯2歳Sをレコード勝ち、アンデスクイーンが大井交流重賞、レディースプレリュードに優勝と配合次第で芝・ダート、距離を問わない活躍を見せています。本馬はパワー、スピードどちらも兼ね備えていそうなタイプであることからも、仕上がりの早さを活かしつつ、様々な舞台で活躍のできるオールラウンドプレーヤーを目指してもらうべく、大いに期待しています。

予定通りに入厩ができるのであれば、6月から7月にかけてのデビューも現実味を帯びてきますし、早期勝ち上がりからの重賞挑戦を夢見たい、そんな1頭ですので、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?