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【オープニング】3月17日(2020年)『坊さん、ぼーっとする日記』(ちょっとワークショップ風?)をはじめる。

まずは短い説明

 2020年2月20日『坊さん、ぼーっとする。ー娘たち・仏典・先人と対話したり、しなかったりー』(ミシマ社)という本を出版しました。


先日、NHKラジオ『著者からの手紙』でインタビューも放送され少しずつ盛り上がっている(妄想?)気配を感じています。

↓ここの一番下「マイあさ!日曜7時台」で3月22日まで聴けます!


 そこで前から少しやってみたかったのですが、著者の僕自身がこの本を手元に置きながら、「僕はこんな風に生活の中で活かしてみたよ」ということを日記に書きながら、みなさんにシェアするような場所をこのnoteに作ってみることにしました。さてどこまで続きますかは仏のみぞ知る!

いきなりワークショップ風

 この本の「ぼーっとする。」という言葉が、ちょっと印象的な雰囲気があるせいか、僕がインターネットをやり過ぎていて、それをちょっと調整したい、という部分がメディア等の紹介では取り上げられることが多いですし、僕もそこをよく語っています。内容としてそれは一部で、たくさんの要素を書いているつもりではあります。

『坊さん、ぼーっとする。』の68ページにもこんな一節があります。

 大きな声では言えないが、自分がインターネットをやりすぎていると思うことがここ数年、多い。「坊さんがインターネットをやりすぎている」というのも、非日常かつ奇抜な感じがするが、事実だ。念のため言っておくと、インターネットは悪者ではない。あるいは悪者にはしたくない。 『坊さん、ぼーっとする。』(ミシマ社)より
 しかしツイッターやフェイスブック等のSNSを、スマートフォンでみることが一般化して以来、自分の行動や発言の「反応」を追っている人がかなり多くなったはずだ。しつこいようだが、坊さんである僕もそのひとり。しかし、僕はこれからそのバランスをかなり大きく変えたいと思っている。それは、その「反応を追いかける」心の姿勢が、インターネットに繋がっていない時の心にも影響を与えていると感じたからだ。 『坊さん、ぼーっとする。』(ミシマ社)より

 もちろんSNSやインターネット(今これを書いているのもネットだ!)とうまく付き合えている人はいいのですが、「なんだかちょっと流れを変えたい」と思っている人(結構多いと思っています)は、SNS、インターネットとの付き合い方を再調整する期間を設けてみるのもおすすめです。

僕はかなり具体的にやっているんです。

 じつは、僕はそれをかなり具体的にやっています。よろしければ一緒にやってみませんか?「3週間」などと期限を決めて、やることがあるのですが、最近は、3週間を終えて「再調整したいな〜」という気持ちが出てきていました。

 まずは僕の方法を紹介しますが、皆さんの生活スタイルや性格に合わせて「マイルール」で取り組まれたらいいと思います。

僕の方法①(SNS、ネットのプチ制限)

 ①SNSに触れるタイミング、頻度の上限を決める。(僕の場合は、Twitter、Facebook、インスタグラムをやっているので、各SNSをみるのは午前、午後、夜の1日3回未満にしています。この「未満」といいうのが大事で、1日1回でも数日みなくても、もちろんあり)(自分の書き込みはいつしてもOK。コメントに気づいた時の返信もいつでもOK)

②必要な場合以外は、インターネットを「なんとなく」は巡回しない。(「今、必要でない」そのうち検索したいこと、そのうち読みたい記事については、そういうTO DOリストをつくってメモしています) 

僕の方法②(毎日のTO DOリスト) 

 恥をさらすようですが、僕はとても「忘れもの」が多いので、特に仕事上での凡ミスを減らすために、毎日のTO DOを決めています。みなさんにも「毎日のルーティンTO DO」作りをおすすめします。ちなみに僕の「毎日のルーティンTO DOリスト」は①「スケジュール管理をしているGoogleカレンダーを1日の出来る限り早い段階で3分以上眺める」(その時に今日の予定だけでなく、週や月の感覚もつかみます) ②TO DO リストアプリ(僕の場合「ワンダーリスト(Wunderlist)」。


近々マイクロソフトTO DO に変わるみたいですね)で溜めている「備忘録」「未返事の出欠」「締切」「講演」をすべて確認(目で追う) ③ホワイトボードに貼っている未返信の書類をいったん目で追う ④お寺の掃除以外でも机の上など身の回りの整頓・掃除をどこでもいいので5分以上する(気分転換、環境向上)の4つです。「それ自体を忘れる」ことを防ぐ為に朝の8時頃にMacとiPhoneのリマインダーが鳴るように設定しています。

僕の方法③(“出来る限り“毎日運動)

 これが難しいですよね。しかし歩き遍路をしていることもあり体力は落としたくありません。またなによりも明らかに体を動かした日は、精神的な気分もいいので、ぜひチャレンジしたいところです。僕の定番は、お寺の近くの30分スローランニングです。

おまけ④(テレビ、読書に関しても一定の制限をかけています)

 これは、「執筆中」限定でやっていたことですが、テレビも読書も楽しいものですが、ネットと同じようにザッピング、巡回を繰り返すとかなりの「時間泥棒」(それが大事なこともあるけれど・・・)になり「本当にやりたいこと」が進まないことがあります(特に自宅で働いている人は)。これに関しても「マイルール」を設定するのもありでしょうね。ついでに言うとネット制限をかける時は、食事も暴食に注意するとより効果的だと感じることがあります。厳密なものではなく「食べ過ぎのおかわりをしない」「お菓子よりも果物優先」程度のライトな感じですが。

↑突然ですが、本の紹介。タイトルほど極端なことは思いませんが、一理はあると思う。

というわけでまずはこの4つをおすすめします

 この4つ①SNS、ネットのマイルールを決める。②毎日のルーティンを決める。③体を動かす。④テレビ、読書のマイルール  は、あくまで僕の方法ですが、「やってみたいな」という方がおられたら一緒にやってみませんか? 僕も3週間ぐらいやって、少し「ほったらかし」になっていた面があるので、今日からまた3週間やってみます。みなさんも一部だけでも、全部でも、「自然とやってみたくなった」方がおられたら、「ネットプチ制限ワークショップ」のようなつもりで、気軽にやってみませんか。

今後の流れの予定

 今回は、はじめなので長めに特に執筆中にやっていた「制限」を紹介してみましたが、これに合わせて僕も再開してみようと思います。結構、面白く感じる人も多いと思いますよ。 今後はこの「ネットプチ制限」などの4つを続けながら、もっと短く書き、『坊さん、ぼーっとする。』のテーマに添っても日記を書いていこうと思っています。どこまで続きますかは仏のみぞ知る!

 紙の書籍の『坊さん、ぼーっとする。』(ミシマ社)も何卒、よろしくお願いします。

 書籍の『坊さん、ぼーっとする。』(ミシマ社)も、やはり紙の本でしか味わえないものがあると思っています(一気に読めますしね)。興味を持ってくださった方は、ぜひお近くの書店やネット書店でも『坊さん、ぼーっとする。』をよろしくお願いします。リアル書店では、「ジュンク堂書店 難波店」さんの人文コーナーでは、こんな大きなフェアをやってくださっています。ヒデキ感激!

↓白川密成さん『坊さん、ぼーっとする。』刊行記念フェアの様子が見られます。

「近所の書店に置いてなくって・・・」というコメントも何度か頂きましたが、アマゾンの奥地にあると言われるあの書店でも、もちろん販売中。NHK放送後は、ランキングがあがってきました。

書店によっては、こんなおみくじがひけるサプライズもあるようでっせ。

では、次回またお会いしましょう。




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