はたらく×おんがくの残業vol.14 ボディー&フェイスペインターさん
「はたらく×おんがく」ラジオについて
「はたらく× おんがく」とは、職業をテーマに曲を作るJobシンガーmissato(みさと)が、レインボータウンFMにて毎月第2月曜日 20時〜21時、パーソナリティーを務めさせていただいているラジオ番組です
ゲストプロフィール
ボディ&フェイスペインター
ミホウさん
世界大会Cheek Art/Body Part部門2007,2008年連続優勝。大道芸ワールドカップin静岡2014~2016年オン部門出演。東京都認定大道芸人ヘブンアーティスト免許を持つ唯一のフェイス&ボディペインター。
ペイントをお客様に描くだけでなく、衣装を着た回遊パフォーマンス、ライブペイントショー主催など様々な場所でライブ感を楽しんでもらえるパフォーマンスを実施している。
公式サイト:https://j-jam.jimdosite.com/
Instagram:https://www.instagram.com/mihoo04/
放送内容アーカイブ
放送内容はぜひYoutubeのアーカイブをご覧ください。
※3:04:38ごろから「はたらくおんがく」が始まります
(アーカイブは権利上、音楽部分が無音となっております。また、予告なく削除になる可能性がありますので、ご了承くださいませ。)
放送内容つまみ食い
番組をご聴取いただきありがとうございました!
ミホウさんにお越しいただき、とても興味深いお話を聞かせていただきました!
フェスティバル、テーマパーク、企業イベント、子どもの誕生日会、など、さまざまな「非日常」体験の場所で活躍されているボディ&フェイスペインターさん。道具へのこだわりや作業へのこだわり、日本より業界自体が盛り上がっている世界大会のお話などをお伺いしました!ヨーヨーパフォーマーのヒラクさんのときもそうでしたが、世界の芸能文化の情報が聞けるのはとても面白い!
コロナ禍で世界中のペインターたちがオンラインで講座を開講しだしたことが、ミホウさんの活動において一つのターニングポイントになったとのこと。
海外の情報を翻訳しながら、道具や筆のタッチなどを日々学んでいるミホウさん。執念のリサーチ力!
水での絵の具の解き方講座も気になる単語でしたよね。溶き方の濃度によって掠れてしまったり、水が多すぎて肌にはじかれてしまったり、はたまたその日の天気や湿度によって変わってきたりと、繊細な作業が必要なのだそう。
面白かったのが、シワや肌の乾燥よりも、ツルツルでぷりぷりなこどもの肌の方がペイントを弾いてしまって描くのが難しい、という衝撃の事実!
こどもの肌に描くときは水は少なめにするんですって。水分たっぷりの肌は絵の具を弾く!
現在はZoom翻訳を使いながらイタリア人の先生に大会で勝つための技術を習っているとのこと!
というのも、イベントなどで喜んでもらえる作品と大会で優勝するための作品は異なるので、本場の先生に習おうと思ったのだそうです。日本では発信している方も少なく、探していた結果、イタリアの先生にたどり着けることがすごいですよね。
たしかに、、、素人目に見ても、大会作品は「芸術」に昇華されている感じがあります。
チェコやオーストリア、メキシコなどで開催されるボディーペイントの大会。コロナ禍をきっかけにオンライン開催もあるようですが、一度は現地に行ってみたいと思いました。
ファッションショーのような豪華絢爛なイベントで、全身に芸術的なペイントを施されたモデルさんたちが歩いてくるなんて非日常すぎてワクワクしてしまいますよね!
ちなみに、私が「world body painting contest」などで検索してみた結果がこちら↓
一つの大会でも様々な部門があるようで、2023年大会の作品はこちらから見れました!
https://bodypainting.rocks/index.php?/category/753
トップにはイタリアやメキシコ、オーストリアなどミホウさんがおっしゃっていた国の方々がランクインしております。
https://bodypainting-festival.com/images/infosheets/results2023/Jury_-_Finals_Results_World_Award_Brush___Sponge_2023-10-01.pdf
オンライン大会のお話は過酷でしたね。
モデルさんとの8時間耐久レース!ぜひアーカイブでその過酷さをご聴取ください。
ミホウさんの作品に対するスタンスのお話もお聞きしました。
ペイントを描き切る過程が好きで、作品を洗い流す時などに未練はないんですって!
大会のために6〜8時間かけて作った作品が、描いた時間よりはるかに短い時間でシャワーで流されていっても大丈夫だなんて驚きでした。
イベントでは、人数を書けば描くほど売り上げになるので、時間は短ければ短いだけいいのですが、それによって絵のクオリティが担保できなくなるくらいなら売り上げを落としてでも、こだわりの絵を描きたいのだそうです。「私だからできること」という思い。すごく共感できました。
とはいえ、すぐに長蛇の列ができてしまうので、渇き具合を計算して、こっちを乾かしている間に、別の場所を描こう、など順番を考えながら描いて、なるべくお待たせしないようにしているのはプロの技。
また、ラジオ終わりですが、お子さんに描いたときに気を付けているこだわりを聞きました。
それは、完成した時に鏡を向けて子どもの顔を映してあげる際に、子どもの表情は見ないようにしているのだそう。それは、子どもがどんな表情をしているのか見るのが怖いからとかではなく、覗き込んでしまうことで、子どもが素直な表情を隠してしまうことを避けたいから。
完成した作品と対面する瞬間は、子どもと作品だけの時間にしてあげたいのだそうです。うまくいったかどうかは、周りの大人の反応で知ればいいかな、とおっしゃっていました。なんとも細やかな配慮。絵を描く過程も、お客さんを送り出すまでの過程も、しっかりパフォーマンスとして作っていらしゃって、素晴らしいと思いました。
ミホウさんの楽しいお話は、
ぜひアーカイブでご覧ください!
※3:04:38ごろから「はたらくおんがく」が始まります
ご紹介したJobソング
今月はお休みです!
退勤前のmissatoのひとこと
ミホウさんがボディ&フェイスペイントを始めたばかりの頃に、フェイスペイントをやりたがるこどもをなだめるため母親が放った「このくらいならお母さんでも描けるわよ」という一言がトラウマになっているとおっしゃっていました。
悔しさをバネに「私だからかける絵を描こう」と自分を奮い立たせ、今でもスキルアップのための努力を続けていらっしゃる。
イタリア人の先生に習うのは、世界大会で上位にはいるペインターさんたちが表現している「明暗」を取得するため。
見本に置くイラストを頻繁にアップデートするのは、しれっと見本を撮影され練習されても、自分はすでにその作品を習得し終え、新しい作品を練習している状態にするため。
周りのペインターさんたちの作品を見て悔しい思いをしたり、「言うは易し行うは難し」を知らない人の言葉に傷つけられても、立ち止まるのではなく、前に進む努力をしているミホウさん。かっこいいです。
私も、自分のスキルアップへの継続的な投資を欠かさずやっていきたいと思います。本当に、学びたいものが多すぎるよ!!
貴重なお話を聞かせてくださったミホウさん(ボディー&フェイスペインターさん)、本当にありがとうございました!
ミホウさんのサイトはこちらから!
次回のはたらくゲスト
次回、6月10日(月)のゲストは江東区役所の大屋敷さんにお越しいただきます!お楽しみに!
X: https://twitter.com/Missato_uta
Instagram: missato_uta
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