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仲本直輝の漫画家もがき紀行その13(8/23)

この紀行文は、漫画活動継続の危機を迎えたしあわせジョンの作者仲本直輝のもがき旅の記録です。


■20240823

8:00ごろ起きた。

私の数日間の東京滞在期間と入れ違いに、まおくんは大阪の実家に行き、現地で沖縄民謡の演奏をするという。私は家守となったわけだ。まおくんを見送る。

一人になると、活動をどうしよう、と悩むモードに入ってしまう。ツテもコネもオツムもカネもない私に、何かやりようはないのか。

部屋に「タカダワタル的」のDVDがあったので見る。納豆うどん作って食べながら見た。フルで見るのは初めてだ。高田渡は酒飲みのフォークシンガーである。長いこと曲を聴いてなかったが、久々に見たら、この人はどうしようもないな、と思った。私ももうちょっとどうしようもなさを人に解放できたらいいのだが。

高田渡は早いとこ完成して、時計を捨てて楽しい毎日を生きてさっさとあの世に行ったように見える。自分の好きな人には、長生きな人も短命な人もいて、色んな人生がある。当たり前のことで、要するに何も言えてない…。

寝不足だったので昼寝して、悪夢を見た。ゴタゴタ考えたり、ネガティブな気持ちになる時はだいたい、疲労か睡眠不足である。昨日は心の良いお酒を飲んだのでよかったと思ったが、やっぱり酒は体に合わない。寝て起きたらだいぶ心は穏やかになったので、なったついでにそこらをまるく掃除した。部屋を掃除したり食べ物を良くするだけで心は穏やかになるものであるし、逆に心が乱れたり疲れていると、飲食も乱れてくるし、掃除する気も起きなくなる。

洗濯や買い物をしたり歩いたりアンプで筋トレしたり、活動の構想をしたりしてたら夜になっちゃった。しかし今日は冴えていた。疲れを取るということは本当に大事だと感じた1日だった。


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