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【読書レポート】短いは正義ー「60字1メッセージ」で結果が出る文章術


書籍について

短いは正義ー「60字1メッセージ」で結果が出る文章術

発行日 2021年9月28日
著者 田口まこ
発行者 ダイヤモンド社
発行所 ダイヤモンド社

この本を読んだ背景


パワーポイントに資料をまとめるとき文章がわかりにくいというフィードバックをよくもらっている。
1.2回ではなく高確率でわかりにくいと言われるのでその課題を解決させたい。
資料作成が上手い人はわかりやすく、何が言いたいかがはっきりしている。
私もその力を身につけ、言いたいことが相手に伝わりやすく納得できるものにしたいと思った。
そのため、文章術についての本を読んでいくことを決めた。

この本を読んでどういう姿になりたいか

・資料作成でわかりやすく納得いくものを作れるようになりたい。
・つらつら文章を書いて情報過多になりすぎないようにしたい。
→知っている情報を全て伝えたいという癖があり、あれもこれもと文章に入れてしまいがちである。

・相手に伝えたいことが伝え終わった後でも印象に残るものにしたい。

本の要約

◉仕事ができる人はワンセンテンスが短い

◯長い文章は嫌われる


短く書く必要性を、コピーライターはいつも強く感じています。
広告とは読んでもらえない、
見てもらえないことが前提だからです。

広告が好きでたまらないという人はまずいません。
ほとんどの人にとって広告は邪魔者。
広告を制作する人間はみな、そのことを肝に銘じています。

もちろん私もその前提でコピーを書いています。
だからと言って読まれなくてもいいはずがありません。
よまれるコピーをかかなくてはなりませんし、
読んで欲しくてたまりません。

読む気がない相手に向かってかくからこそ、
ありとあらゆる創意工夫が必要です。

ブログやSNSなど、読みたい人に向けて発信する文章ではありません。
仕事の文章は、小説やエッセイではありません。
積極的に読みたい人はいないのです。

しかも読みたくないのに絶対に読まなければならない。
それが長ければうんざりするのは当たり前です。
実際にあなたも文字で黒々とした企画書や資料にうんざりしたことはありませんか?

あるいはスクロールしても終わらないメールにため息をつき、投げ出したくなったことがあるでしょう。

メッセージが多すぎて、何度も読まないと相手の意図が掴めない。
あるいは論理が破綻していて、結局は相手に確認するはめになる。
そんな、「で?何が言いたいの?」と思わせるストレスフルな文章に対応するのはとても疲れます。

敬語を不必要に使いすぎて無駄に長い文章もあります。
「〜させていただきます。」などの丁寧すぎる言葉を多用しているものです。
これらはていねいより煩わしさを感じさせ、かえって相手に悪い印象を与えてしまいます。

こうした読み手を四苦八苦させる長文を書いてはあなたの評価は下がる一方です。
容量の悪い人、仕事のできない人。そんな印象を与えてしまいます。

また、相手に意図が伝わらないと満足な結果を得ることもできません。
営業がうまく行かない、社内で企画が通らない、商
品が売れない、そんな原因はもしかすると
文章が長いからかもしれません。

さらに最近ではリモートワークでさらに文章を使って
伝える機会が増えてきました。
働き方改革が浸透し、仕事の時間はさらに短縮されています。

結論に辿り着くまでに何度もスマホの画面をスクロールし続けるような長文はストレスになり仕事の邪魔になります。

反対にシンプルで短い文はメッセージをスムーズに伝えられ、
書く読む双方の仕事の負担を減らします。

意図していることが短く正確に伝わる。
それだけで相手からの評価が得られ、いい結果が得られるようになるのです。

今すぐに、文章を短くしましょう。

◉目指すは「一文60文字」以内

◯とにかく、いつも「一文60文字以内」を意識する


短く書く技術を習得していきましょう。
ワンセンテンスを短くすることです。
鉄則は60文字以内ということです!
これさえ守れば、スラスラとストレスなく読める文章が必ず書けます。

Wordを使うと1行が35文字です。
ということは1行半以上書くと大体は分かりにくい文章に
なっていることに気づきます。

試しにネットニュースを読んでみてください。
60文字以内の短い文で構成された記事はスイスイ頭に
入ってくるでしょう。
反対に「わかりにくい…」と思う文章があればかなりの
確率で60文字超えてくるはずです。

最初からストイックに短い字数を目指すと、打つ切れで全体の流れが悪くなってしまうでしょう。

まずは、60文字を超えないように!意識をする。
それが文章力を上げる大切なファーストステップになります。

一文60字と言われてもイメージに低いかもしれないので例を出します。
ーーーーー
日本は、現在、1年間に12億トンを超える温室効果ガスを排出しており、2050年までに、これを実質ゼロにする必要があります。
ーーーーー

どうでしょう?
スラスラ読めて内容も頭に入ってくると思います。
これが一文60字を超えて長くなると一気に内容が掴みづらくなります。

ーーーーー
日本は、現在、1年間に12億トンを超える温室効果ガスを排出しているという地球全体に影響する環境問題を抱えており、2050年までに、これを実質ゼロにする必要があります。
ーーーーー

この文章は82文字あります。増えたのは、
「地球全体に影響する環境問題を抱えており」という情報です。

これが真ん中に入ったことで
「温室効果ガス」と「実質ゼロにする必要がある」との間に
距離ができ伝わりにくい文になっています。

このようにたいていわかりにくい文章は60文字以上になっています。

特に、スマホでメールや資料を見る機会が増えた今、
より「60文字以内」が大切です。
スマホの1行は、たいてい20-30文字。
60字以内であれば3行以内に収まり、読みやすく
理解のしやすい文章になります。

もちろん60文字をすぎてしまう文章もあるでしょう。絶対にダメと言うつもりはありません。
大切なのは、60という文字数を意識しながら一文を短くすること。
それさえ意識していれば自然とメッセージを精査できるわかりやすい文を書けるのです。

◯タイトル、見出しはさらに短く「20文字以内」


「一文60文字以内」は一般的な文章を書く場合です。
企画書やフェブ記事などのタイトルや見出しについてはより短く「20文字以内」を目指してください、

広告のキャッチコピーはさらに短く、15文字以内のものが多いです。これは広告というものはじっくり立ち止まってみるものではないからです。数秒で読み切れる文字数を目指しているのです。

見出しは、おもしろそう、なんだろうと瞬時に興味を引くものでなければなりません。

文章ならワンセンテンス60文字以内、タイトル見出しは20文字以内
まずはこの文字数を覚えましょう。

◯文章の基本「一文一意」


ワンセンテンスが長くなる最大要因は、伝えたいメッセージをいくつも盛り込んでいることです。

複数の要素を一文にもりこむと文章が長く複雑になり、
結局どのメッセージも伝わりません。
真面目で誠実な人ほど敬意も理由も全てていねいに
盛り込もうとする傾向にあります。
伝えたい気持ちが空回りしているのです。

全てを一文で一気に伝える必要はありません。
ワンセンテンスで語るメッセージは一つだけでいいのです。

メッセージというのは伝えなければならない情報のことです。
仕事では、多くの情報を伝えなければならないという場面も
あるでしょう。
そんな時も一文に1つずつ分けて書けば良いのです。

文はシンプルであればあるほどわかりやすいからです。
「ワンセンテンス・ワンメッセージ」を守れば読みやすく短い文章が必ず書けます。


3つの方法

①メッセージごとに文を小分けにする。

ーーーーー
このマスカラは、髪を内側からケアするヘアトリートメント「〇〇」の美髪成分を贅沢に配合し、まつ毛をボリュームアップしながら、しっかりケアをしてくれる1本で2役のアイテムなんです。
ーーーーー
この文章は88文字あります。
これを書いた人は真面目で、熱意があるのでしょう。しかし、内容がわかりにくいとどの情報も頭に残りません。

原因は、メッセージを詰め込みすぎているからです。
情報が複数混在していることが多いです。
文章を見直し、メッセージごとに小分けにしましょう。
それだけで一気に分かりやすく変化するのです。

ーーーーー
・このマスカラは、髪を内側からケアするヘアトリートメント  「〇〇」の美髪成分を贅沢に配合しています。
 ・まつ毛をボリュームアップします。
 ・さらに、しっかりケアをしてくれる、
 1本で2役のアイテムなんです。
ーーーーー

ワンメッセージに分けたことでそれぞれが一気にわかりやすくなりました。
読み手はその意図を瞬時に理解できるのです。

また、メッセージを小分けにすると改善点や無駄な内容も見えてきます。
「美髪成分」は髪の毛をケアする成分です。すると次にくるべき内容は、しっかりケアの方が理解しやすいことに気づきます。
また、「髪を内側からケアする」お「美髪成分」は同じ意味を持つので削ることができます。

反映すると、、
ーーーーー
このマスカラは、ヘアトリートメント「〇〇」の美髪成分を贅沢に配合しています。まつ毛をしっかりケアします。さらにボリュームアップもかなえる、一本で2役のアイテムなんです。
ーーーーー
どうでしょうか?
理解しやすくなったと思いませんか?
このように小分けにするとわかりやすくできます。

②体言止めでリズムを作る


先ほどの文で「贅沢に配合しています。」を体言止めで「贅沢に配合。」となります。するとリズムが出て後ろの分への受け渡しがスムーズになります。

声に出した時にリズムが悪く読みにくさを感じるのなら、体言止めをうまく活用するといいでしょう。

ただし、続けすぎるのも良くありません。ぶっきらぼうな印象になり、反対に文の流れを悪くすることもあります。
程よくミックスすると良いでしょう。

③いらない情報を見極める


ワンセンテンス・ワンメッセージが身に付いたら、次は文章全体の取捨選択をしましょう。

いくら短くしても文章全体にメッセージが盛り込まれすぎていては読み手に伝わりづらくなります。
営業資料、メルマガなどで伝えたいことを盛り込みすぎて結局どれも伝わらない文章をよく見かけます。

あなたが思っているよりも省いていい情報は多いものです。
とはいえ、情報の精査は難しい作業です。
頭の中でパッっとできるものではありません。

そんな時は箇条書きで書き出しましょう。
それをみながら必要な情報を選び、いらない情報は除いて、最適な文章に組み立てればいいのです。

書き出したら、最も伝えなければいけないコアな情報を一つ決めます。
そのコアな情報の他にどの情報が必要か。それが大きな判断基準になります。
そのあと、基本情報をいれるとわかりやすく短い文章を作れます。

感想

とにかく長い文章は書かないようにしたいと思います。
私は、長い文章で色々な情報を伝えようとする癖があります。

だから何が言いたいのか、結論、私は何を伝えたいのかそれだけに重点を置き書くようにします。

また、体言止めも活用していきます。
リズムがいいとわかりやすく、先も読みたくなります。
このことは小説を読んでいると感じることがあります。
リズムよく読める小説はすぐ読み切ることができますが、内容が難しいとなかなか進みません。
リズムが大事だと感じることができました!

仕事でも文章をわかりやすくする能力は重要なので、文字数は意識して書くようにしたいと思います。

今週やること

・日報で一文、60文字以内で文章を書く。
毎日自分でチェックして送信します。

・分析課題60文字以内で説明をする。
前提→結果→根拠→結果の流れで分かりやすく
各項目一文60文字以内。2.3文章くらいで終わらせる。

→わかりやすくなったか青塚さんにフィードバックをもらう。


つらつら書く文章にせずに相手に伝わりやすくする。
自分でもすぐ理解できる文章を作る力をつける。

9月までの目標


結果目標
タイムコントロールができる自分になる



背景(この目標を立てた理由)

・課題に対して解決100%でできていないこと

・やればいいと思ったところで終わってしまうこと

・楽な方に逃げてしまう自分がいる

・自分のやりたいことの時間に使ってしまってやらなければいけない時間を作れていないこと



改善策

・タイムコントロールができるよう計画を立て、向き合うことが苦手なものに対して時間を使う

・決まった時間にすることを決め強制的にやる

・逃げるような発言をしない



行動目標

朝早起きをする
本
を読む時間を作る

マイナスなことを考えないようにする



結果 理想の姿

・時間を有効に使うことができる

・自分の欲しい時間を確保できる

→課題に対して100%取り組む時間作れることにもつながる

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