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【読書レポート】「人を操る」最強の心理術


書籍について

「トップ2%の天才が使っている「人を操る」最強の心理術」

発行日 2020年1月20日
著者 山本マサヤ
発行者 小野寺優
発行所 株式会社河出書房新社

この本を読んだ背景



初めに、自分は時間のコントロールができるという目標を立てました。
時間内に課題ややることは、カレンダーに予定を入れて計画を作りそれ通りに進められるようになってきました。しかし、目標に対してクリアしてないことが課題です。ここまでに終わらせたい、2件取りたいなどと期限や数値を決めた目標に対して自分の感情や体調などに言い訳をしてできずに終わってしまうことがあります。だから、自分の感情のコントロールでもっと強くなりたいと思っています。

自分の課題を見つめ直したときに、体の状態や精神的な面で自分は負けてしまっていると感じていました。

やりたいことや目標を達成できない理由を考えたときに精神的な理由で言い訳を作っていることが多いのでそれを改善するためにどうするか考えました。人を操るという本の中にまず自分を操れるようにならなければなりません。そこに自分の課題を解決できるヒントがあると思い読みました。

この本を読んで、サイコパス脳になることがすこし自分のコントロールを改善できると思ったのでこの本を読みました。

この本を読んでどういう姿になりたいか



上記でも書いたように、自分の感情をコントロールできるようにしたいです。

今毎日、仕事の計画を立てていますが100%計画通りに行きません。それは目標をクリアできてないからです。

それをクリアさせられるようにしたいです。そのためには、目標を絶対に達成させるとともに時間にもしっかり厳守していかなければならないです。

時間に関しては、意識を常に置くようになってから比較的に計画通りに行くようになりました。その中で目標を達成させるために、やりたくないことでもできる自分にさせる方法をこの本で学び実行させます。

本の要約 


自分の感情を支配する
「サイコパス脳」の作り方


脳は感情に支配される?!
「人間は感情に支配されやすい」というのは知能やIQに関係なく、脳の構造上そうなっています。
人間の脳には「論理脳」と「感情脳」があり、脳が活動するときは基本的にこの両方がバランスをとって機能している。

例えば、脳の領域を100%とすると、感情的になることで、感情脳の活動が活発になり、脳の領域の90%を占めると、残りの10%を使って論理脳が活動して論理的に考えようとする。

この場合、普段は50%を使って論理的に考えている人なら、論理的に考えるために必要な脳の領域が40%不足しているので考える時間や労力は同じでもいつもより論理的ではない。

仕事で大きなミスをして焦っていると、普段なら間違えないことでも間違えるようになってしまう場合がある。それはいつもより仕事を早くやろうとしているからではなく、論理脳の機能が感情によって制御されるからだ。

もちろん私もミスしたり、怒られたり、トラブルに巻き込まれたりすると、かなり焦る。しかしこの構造を知ってからは自分が焦っていることがわかると気持ちが落ち着くまで深呼吸したりしている。

感情は知能やIQの天敵なのだ!

どんなに高い知能や豊富な知識を持っていても、自分が感情に支配されていたら、それらを活用することができない。

【自分の感情を支配するサイコパス脳とは?】


人を操るためには「相手を操る方法」だけでなく、「自分を操る方法」も必要だ。自分を操る方法として感情に支配されない、「サイコパス脳」になることをお勧めする。

サイコパス脳になると言っても猟奇殺人犯人になるわけではない。平気で嘘をついたり、人を裏切ったりできるようになる脳を手に入れるのではなく、感情の機能を意識的に制御し、論理的に考える脳の領域を十分に確保して、論理的思考に基づいた合理的な判断ができる状態の脳にすることである。

サイコパスのどういう点に魅力を感じるのかというと、感情をなくして合理的な判断ができるところだという。
IQをフル活用して合理的な判断をしたい人にとってもちろん時と場合によるが感情は邪魔なのかもしれない。

実際に「優秀な経営者にはサイコパス脳が多い」というデータがあるが、恐怖に負けずに新しいことにチャレンジできたり、窮地に陥っても冷静に合理的な判断ができたりなど、サイコパス脳になるというのは、仕事で成功するために必要な能力といえる。

自分の感情を支配するサイコパス脳になるポイントは以下の通りだ。

サイコパス脳のつくり方

サイコパススイッチを入れる
1、なぜを自分に問いかける
2、感情を書き換える
3、プライドを定義する

サイコパス脳を鍛えるトレーニング
1、好きを言語化する
2、マインドフルネスを習慣化させる

サイコパス脳のスイッチを入れる

スイッチを入れるには。論理脳のスイッチを入れれば良いことになる。
論理脳のスイッチの入れ方を身につけると、感情による思考力の低下を避けられる。そして自分の知能を最大限に活用して思考することができる。

人間の脳は論理脳と感情脳を同時に機能させることができない。焦っているときは冷静な判断ができず安易な解決策に飛びついてしまうのもこのせいである。

多くの人は感情優位のために、論理脳のスイッチを入れるのは難しいが簡単な方法があるそれがこれから話す3つだ。

1、なぜを自分に問いかける


例えば、仕事で失敗してクライアントに怒られているとしよう。
クライアント「どうしてくれるんだ!納品数が足りないじゃないか!」
自分「すみませんでした。(どうしよう、どうしよう、)」
クライアント「すみませんじゃないよ!」
自分「すみませんでした。一度弊社に持ちかえらさせていただきます、、、」

こういう状況では思考がグルグルしてなかなか話が進まないことが多い。しかし次のように自分へ「なぜ?」という問いかけが投げかけられれば、合理的な判断がしやすくなるだろう。

クライアント「どうしてくれるんだ!納品数が足りないじゃないか!」
自分「すみませんでした!(なぜこの人はそんなに怒るんだろう、何かに焦ってるのかな?)」
クライアント「すみませんじゃないよ!」
自分「ちなみに何日で足りなくなりますか?」
クライアント「大体2日くらいかな?」
※相手も論理脳のスイッチが入る。
自分「(だから焦っていたのか)ひとまず2日間で販売していただいて、それまでに納品数を足りるよう集めます」
クライアント「それしかないから仕方ないけど、頼むよ。本当に」

これは自分だけでなく、相手の論理脳のスイッチを入れて感情の機能を制御した例である。

サイコパススイッチを入れられるようになるのが目的の問いなので初めは的外れでも良い。

感情的になりそうな状態でなぜを問いかけられることを習慣にすると緊張して焦ることが確実に少なくなる。

理想はなぜ?で相手の気持ちに理解を示し、どうやって?で今後のアクションを考えることだ。

2、感情を書き換える


これは感情的にやりそうな時に論理脳のスイッチを入れる方法というより、苦手なクライアントや上司など、感情的になることがわかっている相手と話すときに感情脳の活動を抑制する方法だ。

そもそも、人間の感情が生まれる仕組みは「刺激に対する反応」というシンプルなものではない。

怒られる→イライラ ✖︎
怒られる→自分はできない人間と言われてる→イライラ ●

感情が生まれる仕組みは

刺激→反応 ✖︎
刺激→認知→反応 ●

人間は刺激に対して認知(解釈)するかによって反応が変わるのである。

怒られる→期待されてると感じる→やる気出る
怒られる→自分はできない人間→しょんぼり

このように、認知が違うことで反応が異なるわけだが、この認知の存在を認識できている人は少ない。
多くの人が感情が刺激に対する勝手な反応だと思っているから、感情に支配されてしまうのだ。

感情は、認知を変えることで支配することができる。
感情的にならない方法として、刺激による反応を我慢するというのは論外だ。

話していてイライラする人に対して怒りの感情を我慢したままにしていると、どんどんストレスが溜まっていく。また刺激を減らすために嫌いな人と話さないようにするのもプライベートでは可能だが仕事では避けて通れないこともある。

だからこそ認知を書き換えて目の前の現実を捉え直すことで怒りや焦りがネガティブな感情に支配されることを防ぐことが重要である。

日頃から感情的になってしまう状況を、3つのモデルで分析すると多くの気づきがあるはずだ。
そうやって自分の感情を事前に理解しておくと、感情的に反発することは少なくなる。

認知を変えることで無駄に感情脳に支配されて反発することは減るものである。

3、プライドを定義する


プライドが無駄に高すぎると感情に支配されやすく、論理的思考に基づく合理的な判断ができなくなってしまう。誰かを頼った方がいいときでも「頼ることは自分が仕事をできない証拠」などと考えプライドが邪魔してしまうのだ。

また、自分の意見が間違っていて相手の意見が正しいときでも、間違いを認めると自分の価値が下がるなどと考え自分の違いを認めることができなくなる。

これは人間の自己防衛反応である。
人間は肉体的に傷つけられそうになると自分を守る自己防衛本能を持っている。目の近くに物が通ると瞼を閉じて目が傷つくのを防ぐのがそれだ。
それと同じように心にも自己防衛本能というものがある。

自分のプライドや自尊心、自己重要感が傷つけられそうになると、人間はそれを守ろうと反発してしまう。
そのときに脳は怒りや悲しみ、恐怖の感情に支配されてしまい、論理的思考に基づく合理的な判断ができなくなってしまう。

一般に怒りの感情に支配されることが多いが、これは動物が天敵に攻撃されたときに、自分の身を守るための防衛感情でもあるからだ。

だから自分のプライドが傷つけられるとムッとしてしまうのである。だからといって「プライドを捨てろ」と言いたいわけではない。
重要なのは「どこにプライドを持つのか」ということである。この定義をするときに有効な基準になるのが「フォーミープライド」か「フォーユープライド」かである。

フォーミーは自分のプライドはそれが傷付けられると感情に反発してしまいやすい。一方フォーユーの方は、相手のためのプライドであり、それが傷つけられてもいい意味で他人事なので感情的に反発することが少ない。
自分のとる行動について目的のに自分のため、相手のためという言葉を足して成り立つ方で判断することができる。

例えば、プロジェクトを1人でやるとなったとき。
意気込んで1人でやる!となっていても、自分のためならそれが侵害される相手の行動に感情的に反発してしまう。そうなる人に助けを借りるべきところでアドバイスを聞くことができなくなってしまう。そうではなくフォーユープライドに基づいてクライアントのまでに依頼されたものを遂行すると定義すれば自分のプライドがないために人に求めたり頼ることができる。

皆さんは自分の仕事についてどこにプライドを持って行っているか分析したことはあるだろうか?自己防衛反応で反発して無駄に敵を作っていないだろうか?

この本で実行したいこと


・毎日の行動計画でなぜを問う
→なぜ自分がこの結果になってしまったのか、原因をしっかり追究する。
100%にならなかったらなぜならなかったのか、
ならない原因を出して、それを改善するための行動を具体的に書く。
→朝に前日の振り返りと共に記述する。

・テレアポ
感情がすぐ下がってしまいがちである。
→感情を書き換えるということを実行する
書き換えるために、いつもとは違う行動をする。


→トークスクリプトを見ないで架電する。
→立って電話する
→次電話する人がどういう人か想像してワクワクを作る
→電話の面白かったことを書く


感想


自分は焦りが多く出てしまって、うまく結果に繋げられないことが多いです。不安に潰されて、周りに置いてかれてと思うことと同時になぜそうなったのか、自分に何が足りなかったのかをしっかり捉えることで改善策やモチベーションを保つことができると思います。

客観視できるように、焦った時こそなぜを問うようにしたいと思いました。プライドや感情が自分のやりたい目標に対して邪魔をしているのでなんでこうなってしまったのか、ならない人との違いはなんなのか、苦手から逃げないで立ち向かいたいと思いました。

嫌なこと、苦手なことに対して今は克服していかなければいけないと思うので、自分がやりたくないと思うことに挑戦していきます。

9月までの目標


結果目標

タイムコントロールができる自分になる

背景(この目標を立てた理由)
・課題に対して解決100%でできていないこと
・やればいいと思ったところで終わってしまうこと
・楽な方に逃げてしまう自分がいる
・自分のやりたいことの時間に使ってしまってやらなければいけない時間を作れていないこと

改善策
・タイムコントロールができるよう計画を立て、向き合うことが苦手なものに対して時間を使う
・決まった時間にすることを決め強制的にやる
・逃げるような発言をしない

行動目標

朝早起きをする
本を読む時間を作る
マイナスなことを考えないようにする

結果 理想の姿
・時間を有効に使うことができる
・自分の欲しい時間を確保できる
→課題に対して100%取り組む時間作れることにもつながる

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