勿忘草

来るはずのない人を待つこと
振り向いてはくれない人を待つこと

そのこころには、いったいどれ程の
想いがあるのだろう。

知ってしまえば
もう知らない顔ではいられないのだ。

例え進む先に光が見えないとしても
あるはずのない光を求めてしまう。
一度その温もりを知ってしまえば
もう、忘れることなどできないのだ。