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宇宙のお花

祝日に姪が来たのでお絵かき。

いろんな色をまぜまくって筆でぐーるぐる。

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「きれいねー」と言いながら筆を走らせる姪。

ぜんぶぜんぶ混ぜて混ぜて。

宇宙のお花の出来上がり。

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姪は黒が嫌い。絶対に選ばないし必ず黒色を見た時に「黒は嫌い」と言う。ずっと前からだ。

だから姪は黒を使わなかったんだけど、黒を入れなかったら黒っぽくならなかったことにわたしは深く感銘を受けていた。

青、赤、黄を同じ分量で混ぜると黒になるらしい。

今回使った絵の具の分量が単に黒に到達しない比率だっただけとも言えるんだが、黒を入れたらあっという間に黒に侵されるであろうに、入れないことで逆に黒を作るのは難しくなってくる。

これってなんだかすごいことに気づいてしまった、と思うのはわたしだけ?

エネルギー的なものもそうなんじゃないかと思ったのだ。真っ黒い負のエネルギーが入り込むとあっという間に負に包まれてしまうけれど、黒に到達しないようなエネルギーが混ざり合っても究極の負(黒)にはなりえないってことなんじゃないかと。

だから黒(究極の負)はできるだけ選ばないほうがえーなーと思ってみたり。まぁ正直大人になるともういろいろ経験しすぎて黒に近いかもしれんが。もう色の話なのかエネルギーの話なのかぐちゃぐちゃになってきた。

ほんでもういっこ。姪はこの一見汚く茶色くなった色の出来上がりを見て、(途中からずっと茶色でぐるぐるしてた)「きれいねー」と言っていたのだ。茶色ってこどもの色の選択肢にも入らないくらいの色なのに、いろいろな色が混ざったあとのこの地味な色をきれいねと思うこどもの心に胸打たれた。

ちなみにわたしは途中からお好み焼きにしか見えなかった。

大人なんてそんなもんです。


ごきげんよう

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