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感慨深く

さて。
今日は不動産の方の最後の日。このPCでこの日記を書くのも最後か~

朝専務が出社して少しだけいたので直接ご挨拶しといた。当たり障りなく。結局一番最後まで謎だった男よ、、、さようなら。

常務がわざわざ電話くれた。専務から聞いたんだろう。
「寂しくなるわー話すの楽しみやったから~おってくれたから仕事頑張れたもん」
「いやーそうでしょ?!わたしも常務と話すん楽しかったんで残念ですわー......いや、お互い噓くさ~笑」

もう会うことはないでしょうお元気で、と電話を切る。こういうノリに妙な粋さを感じるのはわたしだけだろうか。嘘とほんとの狭間の会話って面白かったなー。セクハラ的会話をスルー出来るので常務がほんとに一番面白かった。実は情が一番厚い男よ、、、さようなら。

社長も電話くれて。多分忘れてたっぽい。まぁまた飲みに行こーという感じで。仕事抜きにしたら面白いから呼ばれたら参上すると伝えた。
とはいえもうないだろー。別れた男とは復活はない。会社も然りと思われる。とはいえ勢いの中に緻密さのある男よ、、、さようなら。


一年この会社にいて、いろんなことを経験できてよかったなと思ってる。嫌なことだってほんとに思い出だ。正直前の職場の10年よりも濃かった。人生の新たな章の一ページ目はこの会社。やりたい放題させてもらえたのも経済や経営に興味を持てたのも社長との距離が近いこの会社こそだと思う。とはいえ多角的にみても煮詰まっていたので終わるのはわかっていた。ある意味ベストなタイミングでさようなら。
あーとても面白かったなぁ。でもここまでのご縁ということで、わたしは新たなページを開いてシナリオ通り進んでいるようだ。

数か月前には想像もできなかった展開に自分でも驚きながら非常にわくわくしている。税理士事務所の仕事がわくわくしているわけではなくて、くるくる展開していく人生に、である。変化はストレスを伴うが、とても楽しい。今回の変化なんて一般的にはたいしたことはないのだろうが、基本続けるという概念を持ち続けてきたわたしにとっては大大大変化なのだ。というか宿命に押し出されただけなので自分自身はなんにも変わってないのだが。


今日はひとりでレストランの予約をしていたのだが、前の辞めた事務員の子とGWの予定が合わず今日にすることにして予約人数を2人にしといた。ほんとは美味しいごはんはひとりで、しかも最終出勤日に自分を労わろうとか思ってひとりご飯の予定だったのだが、まぁ彼女なら最終出勤日にふさわしいかな。ということで退勤30分前、冷蔵庫に半年眠っていたビールを飲む。誰も飲まんから。わたしが最後に飲んどいてやろう、的な。食前酒を飲み干して一年終了を祝おうっと。そう、勝手に自分で楽しめばいいのだ。

感傷的なわけではないのだが、事務所を見回すと一応感慨深い。たとえ戻ることがあったとしても、きっと次にみることがあるのなら、拡張されて前とは違ってる。わたしの一年、こんな年になっても濃い一年が過ごせるなんて思ってなかった。
有難いなー。ほんとにありがたい。恵まれてるなー。
感慨深く。そろそろ退勤します。

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