しあわせ〜ん

遅ればせながらの七五三に行くというので妹の着付けとカメラマンをしに行った。

我ながら初めて人に着せたにしてはうまくいったと思う。

姪っ子もお母さんが綺麗になったからか上機嫌、私も私もというので髪の毛を可愛くセットしてやり、子供用の着物（巻いて結んでパチパチとボタンを留めるだけ）を着せてやる。

「七五三早く行こうよぉ〜」と姪がルンルンでテーマパークに行くノリで言ってたのでやべーなーと思っていたのだが、案の定結局神事ってのは厳かなものであった為姪は「思っていたのと違う」って感じでふてくされてピースをしてくれた写真は一枚しか撮れなかったが、良い写真が撮れて良かった。

その後はソッコー帰ってうだうだとうどん食べたりテレビ見たりした。

歯磨きの後、寝かしつけの時に私の隣で姪っこがまだ眠くないのだろう、ふざけた感じでクネクネと体をくねらせながら、

「しあわせ〜〜しあわせ〜ん♪」

と言った。

早よ寝ろーと思っていた私は笑顔になる。

そして姪っ子に

「おねーちゃんも幸せ〜てゆか〇〇ちゃん、幸せってどゆことか分かってる？」

と聞くが返答はなくまだ繰り返し「しあわせ」踊りを繰り返す。

「幸せってのはハッピーってことだよ。」

ハッピーの感じは前からわかっていることは知っていたので同義語であることを伝えておいたが、しあわせクネクネ踊りをする姪っ子の顔と声で意味はわかっているんだろうな、と思いそのままにしておいた。

そして早よ、寝なさーい！っと一喝してクネクネ踊りを無視した。背中をトントンしてやると寝てくれた。

しあわせ〜〜とクネクネ踊りで1日を締めくくる。

素敵なこどもでっしゃろ。

そんなこどもと寝れる私もしあわせ〜ん

ワハハ。

ごきげんよう。