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I feel pretty①

泣く映画じゃないのはわかっているのにかなりずーーーんと響いてところどころで泣いた映画。
ここ数年で一番の映画。
たまたまYoutubeで映画の予告があがっていて、Amazon Primeにあったからなんとなく見始めたんだがこれがとんでもない映画であった。
Youtubeのおすすめ動画にあがってくるやつって、たまにお?と思うやつがあって、わたしは最近それを大変メッセージ性の高いものだと思うんだが。導いてくれてる感じ。あるよね?


かるーく内容のさわりを。

主人公はデブで冴えない自分に自信のない女の子で、外見がよくない自分を好きじゃない。そして外見がよくなりたいと願っている。外見さえよくなれば素晴らしい人生が待っていると思っている。

化粧品会社で働いているのに本社ではなくチャイナタウンの地下の通販部門で働いている主人公。本社勤務の受付に憧れている。
一応本人なりの努力でジムに通うも自転車のサドルがぶっ壊れてお股をガツン、パツパツのレギンスが破れたお股からピンクのパンツを覗かせながら家に帰る。なにしてもため息ばかりで外見さえよくなれば人生かわると思って過ごしている。
ある雨の日映画を見ていてインスピレーションを感じたのか、ずぶ濡れで噴水まで行きコインを投げて、美しくなりたいと強く願う。そのあと鏡をみても美しくはなっていないのでがっかりする。
翌日またサイクリングジムへ。その日のインストラクターの言葉。
「どんな目的で来たにせよ、ここでは奇跡が起きる。心を開いて受け入れるの。鏡を見て理想の自分を思い描いて。変えたいのは肉体?それとも心?鏡の自分を見るのよ。いつもとは違う自分が見えるわ。夢に見てた自分がね。人生をつかんで。みんな、人生をつかむ準備は?心を変えて!体を変えて!人生を手に入れて!」←(こんとき流行ってたフィールサイクル的なノリノリの音楽とインストラクターのMCが懐かしい。)
そんなノリノリのいざないでテンションはマックスの主人公は興奮して思い切り自転車をこぐ。
そこでまたサドル破壊、転倒し頭を強くぶつ。ついでにいうとタイヤに髪の毛巻き込んで髪の毛も抜けてた。こわっ。
レストルームで目覚めた主人公は、鏡を見て自分に驚く。
自分が完ぺきなスタイルの美人に生まれ変わったと思い込んでいるのだ。
ここからとっても楽しい展開になる。
なりたかった外見になれた(と思っている)主人公は自信に満ち溢れ、まわりに起こる出来事をすべて都合のいいように解釈するんである。もちろん周りの反応はこいつおかしいヤツだ、的な感じなのだが主人公はそんなこと気にしない、目に入らない、美しい自分しか見えないんである。

ところでこの感じ、、、、、
これは誰しも持っていた、幼児の感覚に似ているんだな。
この世界はわたしを中心に回っていて、どんなことにも挑戦したい、それは必ず叶うと思っている、わたしは愛されていて、わたしもあなたを愛している。
幼児はそんな子難しく考えていないだろうが、わたしがいて、あなたがいる、わたしは輝く存在であり、すべてのものに尊重されている、という根拠のない溢れる自身。
恥ずかしさなどない。

これは最近姪っ子と毎週会って非常によく感じていることなのだが、彼女には恐れがない。すべてのことを根気よく納得するまでやる。自分がかわいい、愛されるべき存在だと知っている。

そんな彼女のような時期が子供時代にあったことを思い出す映画でしたよ。

ちょっとこの映画は久しぶりのヒットなので改めて分析しながら自分にとってのメッセージを拾ってまとめたいなと思いますな。

なんか見てて高揚感がとまらない映画でしたん。

つづく

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