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pet検査は1日がかり(聞いたことのない病気で入院 その4)

医師から「中縦隔腫瘍」と告げられ、最低限の検査として3つの検査のスケジュールを組まれてすぐにちょっとだけネットで調べたら、割と怖めの病名が出て来ちゃったので、読みもせずそのまま閉じて、目の前の検査スケジュールをこなすのに専念することにした。

検査施設まで片道1.5時間、検査費用は3万円

受診中の病院にpet検査ができる施設がないので一番近い検査施設を紹介してもらう。隣の市にしかなく、しかも車で片道1.5時間もかかる。これだけでも凹む。

しかも6時間前から絶食?検査費用3万円?撮影は15分なのに前後1時間ずつ安静にしてないといけない?気持ち的には逃げ出したいけど、「検査だって有給取っちゃったしなー」「家族にも昨日ようやくなんかヤバめな検査受けさせられるって言っちゃったしなー(病気の説明はしなかったけど)」と自らを諦めの境地に導いて、病名を告げられてから2日後の12月3日、検査場にむかった。

放射線マークとステキなリクライニングシート

受付を済ませ検査薬を注射する部屋に移動するのだけれど、途中のなんだか厳重そうな扉に放射線マークがついていた。

怖いよりも好奇心が勝り、キョロキョロしながら注射を受け安静室に行くと、薄暗い部屋にすごーく座り心地の良いリクライニングチェアがある。リクライニングを最大にしてぼんやりしているうち、最後の方はうつらうつら昼寝していたのだから、我ながらいい度胸。

撮影は普通のCT

検査自体は普通のCTと一緒。10分ほどで終わり、今度は別の安静室に移動。ここではテレビが見れたので早く帰りたいー!と考えながら待機の1時間を過ごした。

検査後は人に会ってはいけない

自分が住む街より大きな街に来たので、検査の帰りにちょっとだけ買い物をしようと思っていた。が、帰りに渡された注意書きに「検査を受けた人の体からは、微量ながら放射線が出ています。24時間は、妊婦10歳以下のお子様との接触はなるべく控えてください」とある。

しょうがないので3万円を支払い、寂しいフトコロを守るためだと言い聞かせ、再び1.5時間の道のり、夕方の渋滞に巻き込まれながらノロノロと運転して帰宅したのだった。

つづく

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