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幼児向け性教育絵本の読み比べ vol.1

子どもの性教育

↓私が子どもを産む前に考えていた性教育はこんな感じだった↓

我が子への性教育は自分の信頼できる男友達に私が子供に伝えてほしいことを託して、子どもに伝えてもらおう

↓性教育について調べていくうちに変わった今の考え↓

子どもにとって一番の味方で近い存在である私自身(もしくは夫)が正しい情報を子供が小さいころからシェアしていこう。


子どもを産む前は、実の親から生生しい話を聞くよりもワンクッションある人からの言葉の方が子どもは耳と心を傾けてくれるんじゃないかと思っていた。
でも、性教育について調べていく中で、子どもが「性」に関する悩みを持った時に、親である私たちが逃げ場であり、相談できる場である事の必要性を強く感じた。
ワンクッションなんておいている場合じゃないと気が付いた。

日本では「性」に関することはまだまだタブー視されているのが現状だ。それでも、避けて通れない事であり、せっかくなら正しく理解して、自分の人生において「性」を豊かなものとして我が子には享受してもらいたい。

経験から様々なフィルターを持っている大人たちは、自分の口から我が子に伝えることに恥ずかしさや、言いづらさを感じるのは普通の事だ。でも、まだ何のフィルターも持っていない子どもは驚くほど素直にありのままを受け入れることができる。

現在6歳と3歳の息子にやっているのは、性教育関係の絵本を読み聞かせる事。改まって話すにはまだ早く、「性」に対してそんなに疑問もまだ持っていない息子達には、まずは絵本で伝えていく方法がいいかなと思ったからだ。

ネットで調べ、図書館で予約し…、読み聞かせている性教育の絵本の読み比べを記録していこうと思う。

ぼくどこからきたの?

あいしあう。おとこにとっても、おんなにとっても、これはとてもいいきもちのものだ。おとこはおんなのなかにはいりたいとっておもうし、おんなはおとこにはいってほしいとおもう。これがあいしあうってことなんだ。おたがいにすきだからそうなるんだよ。

ピーター・メイル作/谷川俊太郎訳

少し日本人には馴染みのないテイストの絵で描かれているこの作品。
「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」というこどもをごまかすための話から始まり、男女の体の違い、違う場所のそれぞれの役割の説明をイラストとともにわかりやすく説明されている。
体の違いを理解したところで、男女が愛し合う過程を子供にもわかりやすい「もじもじ」「くすぐったい」「からだをくねらす」「うごかしたくなる」等の表現を使って描写されている。
その結果、受精卵が誕生し、小さい小さい命がお母さんのおなかの中で9ヶ月どのような成長をするのか図解で説明。
最後に誕生する時の痛みがどんなものなのか、へそのある意味が語られて物語は終わる。

けっこうなボリュームの絵本ですべてを読むと15分くらいかかる。
6歳の長男には少し長く集中も必要な長さだけど、しっかり最後までいつも聞いている。

大人にとって「ヴァギナ」や「ペニス」等の言葉は絵本を介してでないと子どもに言えない人も多くいると思う。
夫に初めてこの絵本を見せた時も若干ひいていた。笑

それでも不思議なもので、子どもには大人のような「性」に対する前情報がない分、純粋に命の誕生のストーリーに耳を傾けられるのはすごいなと本当に思う。

内容はよかった…でも、寝かしつけの絵本としてはボリュームがありすぎるかなってことで、

★★★☆☆(☆3つ!!!)


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