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APDの私が困っていること Part2

こんにちは、ミソです。
この記事を見つけてくださってありがとうございます。

私はAPD(Auditory Processing Disorder / 聴覚情報処理障害)と診断され、特定の環境下での聞き取りを苦手としています。

今回の記事は前回の続きで、私が困っていること紹介していきます。

APDの私が困っていること

前回の記事で挙げた私の困りごと一覧です。

※注意※
ここで紹介している内容はあくまでも私個人の症状です。

全てのAPDの人に当てはまるわけではなく、同じ症状を抱えていても聞こえの度合いは人によって異なりますのでご注意ください。

  1. 飲食店での会話

  2. 混雑した場所での会話

  3. 駅・電車内での会話

  4. 自家用車内での会話

  5. 料理や水仕事中の会話

  6. 小さな声の人との会話

  7. 早口な人の会話

  8. 低い声の人との会話

  9. 口頭での指示

  10. 聞きながらメモを取る

  11. 電話

  12. マイクを通した声の聞き取り

  13. 特定の状況下でのテレビ視聴

  14. 字幕のない動画の視聴

今回は6〜10について掘り下げていきたいと思います。

1〜5の内容は前回の記事をご覧ください↓

6. 小さな声の人との会話

APDじゃない人でも聞こえにくいなぁと感じることが多いとは思いますが、やはり聞き返すことが一気に増えますね…。
でも相手が恥ずかしがり屋さんだったり、自分の声の小ささを気にしている人だったりすると、聞き返すことをためらいます。そのバランスが結構難しい…。

7. 早口な人との会話

あまり自覚がなかったのですが、検査をして早口の聞き取りが苦手なことが判明しました。言われてみれば、早口の人の指示は理解に時間がかかるor忘れやすい気はします…。
話すスピードは、声の大きさに比べたら調整しやすいと思うので、「なるべくゆっくり話してください」というお願いはしやすいかな、と個人的には思います。
また、自分自身も興奮すると早口で捲し立てるところがあるので、初対面の人と話す時は気をつけるようにしています。

8. 低い声の人との会話

私は聴力検査でも低音が苦手だということが判明したのですが、昔からその傾向が強かったように思います。特に父の声と相性が悪くて…(笑)
自分が呼ばれていることに気付かず無視してしまうこともあるし、聞き取れずに「えぇ?なんて?」を連発するし…。
『父親が何か話しているなぁ…。ん?誰も返事してないぞ。』と思ってから「あ、もしかして私に話しかけてる?」と確認するなんてことがしょっちゅう起こるわけです。
お父さんマジでごめん。でもこればっかりは仕方ない。許して。

それに、前職時代の上司(男性)も声が低かったので、多分呼ばれても一回で気付けなかったことが多かったと思います…。APDのことを打ち明けた時に謝ったら「全然気にしてないよ」と言ってくださったので、優しい方でよかったとホッとしました。

とまあ、低音が苦手なので、初対面の男の人との会話は無意識に身構えてしまっているかもしれません…。ここだけの話、声が高めだったり、低くてもよく通る声の人だと分かった時の安心感は半端ないです(笑)

また、私は低い声との相性が特に悪いのですが、APD当事者の中には高い声が苦手という人も多いようです。
私の女友達にも高くて可愛らしい声の子がいるのですが、たしかに彼女の声は他の子に比べて聞き取りづらい時が多い気がします。
私も声が高いと言われることが多いので、自分の中ではなるべく低めの声を出すように心がけているのですが、やはり生まれ持ったものなので難しいですね…。


9. 口頭での指示

これは忘れがちor理解するのに時間がかかるケースが多いですね。昔から母に口頭で「後で〇〇しといて」と頼まれると、忘れることがしょっちゅうで、よく怒られました。メモに書いておいてもらえると100%忘れずに実行できるので、やはり口頭だけでの指示がダメなんだろうなと思います。

既に「メモする」という対処法を見つけることができていたので、仕事をするようになってからも、口で言われたことはすぐに手元のノートや付箋にメモをして、忘れないように気をつけていました。

10. 聞きながらメモを取る

これも苦手です…。会話の全体像がパッと見えないせいで、どこが要点なのか瞬時に判断しにくいのかと思います。話す内容を前から順に書き留めようとするので、長くなってわからなくなったり、どこかで聞き取りづらさが発生するとそこが気になって前に進めなかったり、とにかくごちゃごちゃしてしまいます。

キーワードだけを書き取ったり、メモの効率を上げるための省略記号を用いたりして、対処するようにしています。(詳しい方法はまた別の記事で)

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ということで、困りごとPart2でした。
APDではない方でも、声や話し方の相性の良し悪しはあると思います。
ただ、APDの人はより聞き取りづらさを感じることもあるんですよね…。

声という先天的なものを変えることはなかなか難しいですが、ちょっとだけでも気にしてもらえると随分と聞き取りが楽になることもあります。お近くにAPDや他の聴覚障害を抱えている方がいる場合は、少し意識してみるといいかもしれませんね。

Part2はこのくらいで。
次回のPart3でお会いしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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X(Twitter)はこちら:@miso_apd



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