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走りまわってハイタッチ

 愛想の悪い男が私だけに優しかったら世界で1番嬉しい、どうも、無職です。好きな食べ物は力水(食べ物ではない)で、これは、いのちの水です。皆さんも買い占めて、需要があるということをKIRINに“理解らせ”ましょう。コンビニに置いてお願い靴舐めるから。

 君へ、私のことを好きじゃないのなら、私の好きなものは教えてあげない。お前にはもう二度と好きな本を勧めたりしない。知識に臆病なところ、腹が立つなあ。ふわふわした心でいたいのに、波風を立てないでくれよ。

 好き嫌いの話ばかりで、赤ちゃんみたいだ。赤ちゃんじゃいけないのかい?と眺めのいい部屋でジョージが言っていたよね。赤ちゃんじゃいけないのかい?

ここね

ペンギン・ハイウェイ

 ペンギンハイウェイが好きだ。誰がなんと言おうと、おっぱいが好きだし、お姉さんが好きだしアオヤマ君が好きだ。森見登美彦が好きだ。夏の描写が好きだ。映画も見た。何度も読んだ。本当に、本当に大好きなのだ。

 夏なので急に読みたくなって、でも家にはハードカバー(重くて持ち歩けない)しかないから電書で購入。そのとき目に映った「ペンギンハイウェイ 炎上」まあ男の子がおっぱいの話をし続けるから、フェミ屋さんが怒るのもわからなくもない。しかし、村上春樹だってその他ハーレム系ラノベだって、受け取り方によっては女性蔑視だろう。自分にとってはハリーポッターの方が気になるところが多い。そう、人間の視野は恣意的なのである。嫌なものはとことん嫌に映るようにできているようなのだ。私は森見登美彦の描く女性が好きだし、お姉さんを侮っているわけでもないし、女はバカでいいとかも思っていない。森見登美彦に偏っている自覚もあるが、それにしたってそんなに炎上するほど酷く描かれているとは思えない。フェミ屋さんは普段どんなものを読んでいるんだ?全てに対して怒っているのか?性欲を悪としたら、それはあなたの思想とは違うものではないか?いや、まあ正しいものなどこの世に一つもないけれど、嫌いなものは好きなだけ貶せばいいけど、私は悲しくなった。ペンギンハイウェイの感想の中には森見先生まで貶すものが見られた。博識ぶって純文学ばかり読んでいればいい。人間であることを忘れて、ジャバウォックのようになって、取り返しのつかないことになればいい。俺はあなたたちが嫌いだ。おっぱい恐怖症どもめ。

 ペンギンハイウェイを読むと、ノートを書きたくなる。勉強に向かってみようかな、と思う。本を読んで、京大農学部には行けなくとも、勉強とそれと並行して知識を詰め込み詰め込み、顔が真っ赤になるまで詰め込んで発露させてやりたいと思う。世界を観察してみようと思う。どうにもならない何も持ってない私だけど、ちょっと頑張ろうと思う。

 自分は好きな本は何度でも読んでしまう。内容がなんであれ、社会的評価がなんであれ、手元に置いて、ふと一度読み出したら読み終わるまで眠れない。次の日は寝坊する。凪良ゆうの「流浪の月」、森見登美彦の「太陽の塔」「ペンギンハイウェイ」、スーザンヒルの「イングランド田園讃歌」、チャックパラニュークの「ファイトクラブ」、宮崎伊織の「裏世界ピクニック」など。漫画だってそうだ。森薫の「シャーリー」「エマ」「乙嫁語り」、ヤマザキコレの「魔法使いの嫁」、宮崎夏次系の「あなたはブンちゃんの恋」「なくてもよくて絶え間なくひかる」「と、ある日のすごく不思議」、入江亜紀の「北北西に曇と行け」などなど。俗物だなあとは自分でも思うが、そんなことは読書人生には関係がない。こういう本が増えていくほど、自分は嬉しくなる。あなたの何度も読んだ本は何ですか?あなたが好きなものが私の嫌いなものであった場合、あなたのことが嫌いになる可能性もあります。他人に愚痴を言う割には他人に不寛容なので。←厨二臭くてしぬ(客観視している自分を客観視している自分を客観視して、意識のマトリョーシカとはこのことだようキタニさん…)


 夏も終わりだし、佐藤千亜紀になりたくもなる。口ずさみながら歩く。夜は無敵!CANを聞く恋人などいやしないが、きのこ帝国的恋愛は少し憧れてしまう。サウシー的恋愛はちょっと嫌だから、聞かなくなってしまった。「結」のように浅草で船に乗るのは好きです。船や電車や飛行機が好きです。デカいものが好きだから。

 ふと死にたいと思ったとき、大学に落ちてからにしろよって思うと追加で30分くらい勉強できることが判明した。そういえば、大学落ちたら死ぬんだった…となると、嫌いな女や今叶わない夢(四万温泉に行きたい)などどうでも良くなります。あまりいいことではないと思うが、“志望校に落ちたら死ぬ”めっちゃ効果あります。落ちる可能性が高ければ高いほど生に実感が増す。ドM、がんばれ♡がんばれ♡

いただいたサポートで高い肉を買い、記事にします。