「キレイになりたい!」と〈コンプレックス〉について考えてみる

「キレイになりたい」
女性なら誰だって一度は、そう思うものだと思う。

私自身も小さい頃から
体型や顔のコンプレックスの塊で、40歳を過ぎても
コンプレックスという[ある種]の病気と戦っている。

私は毛穴サロンを7年前に始めたのだけど
女性の〈コンプレックス〉というものの、
闇の深さに毎回考えさせられる。
とてもキレイな肌をしているのに
「毛穴が汚い」「毛穴が開いていて自分の肌が嫌だ」と
泣きそうな顔で話すのだ。

毛穴のせいで、恋ができない
毛穴のせいで、友達とランチに行くのが恥ずかしい
毛穴のせいで、オシャレができない
自分の肌が大っ嫌い

女性をキレイにしたいと始めたエステサロン。
毛穴に悩む人が多いから、専門サロンを始めてみようと思ったのだけど。
お客様の毛穴コンプレックスには本当に、本当にびっくりした。

そして皆んな
「キレイになりたいんです」と同じ言葉を話す。

キレイの定義ってどんなものなのか?
お客様にヒアリングすると、
またそれも人それぞれだし、
悩んでいるのに明確な定義を持っているわけでもない。
ただただ
「キレイになりたい」というゴールのない目標。

お客様を責めている訳ではなく
私も同じゴールのない「キレイになりたい」と
苦しめられている一人なのだと思うと
コンプレックスって不治の病。

そのせいで、
自分に自信がなくなるし
そのせいで自分が大っ嫌いになる。


でもね、
生きていれば誰にだって一つや二つ持っているものだし
ない人なんていない。

だからね。
上手に付き合ってほしいと思うのです、
永遠に付き合っていかなければならない不治の病と。
コンプレックスのせいで
「自分を嫌いになる」はイコールじゃないってこと。

特に毛穴のコンプレックスは
女性の印象を与える肌の部分だから
悩むことも分かるのだけど。

そのせいで、
自分の存在さえも無くしてしまうような
生き方は選ばないで欲しいなと思う。





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