三島飽夫

拙いですよ、捻くれてる一面もあるかもしれません。でも文字にします。救いようのない自分を…

三島飽夫

拙いですよ、捻くれてる一面もあるかもしれません。でも文字にします。救いようのない自分を少しでも救うために

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介錯なしの夏休み

男にとっての呪いは、"初めての女"という存在だと思う。 どうしようもない自分を、受け入れ、愛してくれた、そんな彼女は "もう好きにはなれない" と申し訳なさそうに告げた。追い討ちをかけるように、最後は情で付き合っていたのだと。 憤慨しても間違ってはいないのかもしれない。大事な尊厳が傷つけられた。自分が対等に愛し合える存在だと思っていた相手は、自分をみくびり、下に見て、情けをかけたのだ。 その情けは、彼女の弱さだ。 弱さを優しさと捉え、恋人を上の立場から優しく見下していた

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