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yamabra disk: MELODY GARDOT / Entre eux deux

もう5年ぐらい前の話ですが、Pierre Aderneから、当時一緒に活動していたMelody Gardotと日本公演をしたいので、山形でもお願いできないかという打診がありました。ちょうどその年は自宅の新築などがあり、ライブの招聘はしないと決めていた年だったので、受けることができす、せめて東北のどこかで出来ないかと東北の知人に僕から打診もしてみました。しかし残念なことにどこにも受けてもらえず、東北での公演は無くなってしまい、今でも本当に後悔しています。

その時のメンバーとして来日していたのは、Pierre AderneとともにPhilippe Baden PowellとDadi。そして本作はそのPhilippe Baden PowellとMelody Gardotとのデュオによるアルバムです。

元々僕はMelody Gardotのしっとりとした、しかし情感の表現が抜群な、震えるような余韻が大好きで、本作のようにシンプルなピアノとの組み合わせは、もう大好物であります。コンポーザーとしての魅力も本作で改めて確認できました。Philippe Baden Powellの抑制された、寄り添うようなサポートも素晴らしい。切ない夜の帳の音楽です。


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