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yamabra disk: haruka nakamura / 青い森

harukaくんの山形での公演は、彼の音楽に魅入られた僕がただ同郷であることだけを縁に、図々しく彼に直接連絡したことから始まった。なんだかんだで計5回山形で公演をしていただいたが、6回目となるはずの公演はコロナ禍で中止となってしまった。

最初の山形公演のポスター。なんと10年前だ。
6回目の公演となるはずだった「海辺のリオン」のフライヤー。

それ以来ご無沙汰となってしまったharuka君の、本作はあの蔦屋書店の店内で使用するための音楽とのことだ。しかしあったりまえだけどもちろん蔦屋の店内以外で聴いても良い訳である。

蔦屋書店で佇む?

全編シンセサイザーのみで製作されたという本作ではあるが、音楽的なベクトルは変わっていない。『青い森』というタイトルに相応しく、清冽で澄んだ空気感と共に、包み込むような暖かさを感じさせる。祈りが込められているような、懐かしくて穏やかで敬虔な気持ちをもたらすメロディー・ラインは、心を自然に整えてくれるようだ。


動画は本アルバムとは直接関係ないけれど、青森県立美術館のアレコホールで行われた、haruka nakamura 「PIANO inspired by minä perhonen」の様子。


本作が一作目で四作目まで制作されるそうです。次回はまた違った趣向となるらしい。楽しみにしています。装丁も美しいですね。




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