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yamabra disk: DUVAL TIMOTHY / Meeting with a Judas Tree

Duval Timothy(デュヴァル・ティモシー)の音楽には毎回驚かされ、そして魅了されます。本作も期待に違わず素晴らしいアルバムです。サウスロンドン出身の作曲家/マルチ・アーティストです。

本作は、主に南ロンドンにある自宅スタジオと、シエラレオネのフリータウンにあるCarrying Colourのスタジオで、2019年から2022年の間に録音されたとのことです。いく種類かのピアノ、アナログシンセ(Moog Grandmother)、ダブルベース、エレキギターなどの楽器と、様々な場所で録音された自然の音、鳥の声、昆虫、猿やコウモリ、植物などのフィールドレコーディングなどが組み合わされています。

今回も彼の音楽はまさに唯我独尊。いつものように朴訥なピアノ、飛び跳ねるようなリズムと、繰り返されるミニマルなフレーズも。アーティスティックな実験精神を忘れずに、サウンドは更なる奥深さと立体感を獲得していますが、やはり根底には音楽そのものとしての魅力があります。



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