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Lau Ro / Cabana

Lau Ro(ラウ・ロー)はブラジル出身で、現在はUKで活動しているシンガー・ソングライター。Wax Machineというユニットのリーダーでもあります。UKで活動中だけに、本作はFar Out Recordingsからのリリースです。

ブラジル以外で活動しているブラジル人アーティストは、自身、もしくは自身のブラジル音楽を、客観的に見ることができているように感じます。もっと言えば、ブラジル人以外が聴いて、自分の音楽がどう聴こえるかということがしっかり意識されているのではないでしょうか。だから聴く側はブラジル本国の音楽より、ブラジル音楽の魅力を上手く凝縮しているように感じることがあります。

彼の音楽はドリーミーなボサノヴァ、アンビエント・フォーク、MPBが融合されていて、さらにサイケデリックな感覚や、ブラジルらしいアシッドな密林感があります。弦楽アレンジとエレクトロニクスが、独特の洗練とメランコリアを醸成しています。これってブラジルディスク大賞に入れても良いんですよね?


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