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yamabra disk: DOMENICO LANCELLOTTI / sramba.

このアルバム、今年の結構早い時期にリリースされてますよね。僕も実はその当時すぐに聴いたのですが、なんかピンとこなくて、その後も何回か聴いてはみたのですが。それでもピンとこなかったのです。しかし数日前に改めて聴いてみたら、なんだこれとてもいいじゃないですか。

今更ですが、Domenico(ドメニコ・ランセロッチ:プロデューサー/パーカッション奏者)の父はIvor Lancellotti。Kassin、Morenoとともに"Maquina De Escrever Música"で、新世代ブラジル音楽の騎手として注目されたのはもう20年以上前。しかしそれ以降もコンスタントに活躍しています。

さて本作はRicardo Dias Gomes(ヒカルド・ヂアス・ゴメス)をプロデュースに迎えてのコラボ。全編を通じて一種の「迫力」ともいうべき空気が貫いています。実は本作、DomenicoのスタジオでRicardoが手配したロシア製モジュラーシンセを用いて伝統的なサンバを演奏するという実験からスタートしたのだそうです。それ故かブラジル的伝統を維持しながら、実験性を孕みつつ極めて独創性の高い、しかし決して難解ではないサウンドを創造しています。これは最高に面白いです!


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