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yamabra disk:EDUARDO GUDIN / Valsas, choros, e canções

Manabu  Ishigooka

Tom Jobimは別格として、僕が敬愛するブラジルの作曲家があと二人います。一人は故人となってしまったDurval Ferreira(1935−2007)であり、もう一人がサンパウロを代表する作曲家でギタリストのEduardo Gudin(1950-)です。

もちろん大ファンなので初期のアルバムからずっとフォローしていますが、このアルバムは彼のキャリア55年を期しての作品とのことです。歌い手にLéla Simões、ピアノにNaila Gallottaを配して、なんと本作では常に彼が取り上げてきたサンバが演奏されていないのです。Eduardo Gudinといえば、洗練された美しいサンバ、っていうイメージなのですけどね。

このアルバムではタイトル通りのヴァルサやショーロ、そしてカンションを主体とした選曲がされていて、いつにも増して優雅で審美的であり、Naila Gallottaのクラシカルなピアノとのアンサンブルは、近年共演を続けているLéla Simõesのしっとりとした歌声と共に、より典雅な雰囲気を感じます。

ある意味作風としては新境地と言って良い思います。しかしEduardo Gudinの美しい楽曲と演奏は変わりませんね。


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