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yamabra disk: ATOM EYES / Blue into Gold

ジジイだから、食べ物の好みもだんだん淡白になってきた。そして音楽の好みも同じで、あまり濃厚なものを避けてしまう傾向がある。だからニュー・ソウルであっても、このAtom Eyesのように、vocal(Lissa Chen Robertson)が白人で少しサラッとしていると、胃もたれせずに聴くことができる。まあこういうの傾向はリスナーとして良いことでもないかもしれない。

Atom Eyesはスコットランドの首都、エジンバラをベースに活動する5人組バンド。本作は彼らのデビュ・アルバム。ソウル/ファンク/ジャズを指向した、洗練されたグルーヴに溢れている。でもTr.1などのアレンジはかなり懐かしい感じもするけれど。もちろんそれも悪くない。

Lissa Chen Robertsonの歌はソウルフルではあるのだけれど、やはり黒人的はアクの強さはない。そこをどう感じるかは個人差もあるでしょうね。しかし鮮やかなハーモニーの感覚や煌びやかなサウンドと、そしてフンキーなリズムと、彼女のドリーミーな歌声がとてもフィットしているな。彼らがこれから注目を浴びていくことは必至だと、個人的には思います。


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