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yamabra disk: SILVIO CESAR / Som e Palavras

Silvio Cesar(シルヴィオ・セザール)は1939生まれのミナス出身のベテラン歌手です。

これは1968年のアルバムのジャケ写。時代を感じますね。

(↑この動画は本作と直接関係はありません。)

ブラジル音楽のディスクを紹介している本などでは、しばしば掲載されている1977年の本作「Som e Palavras」を、僕は聴いたことがありませんでした。今年の9月に日本初CD化されていて、現在はサブスクでも聴くことができます。

このアルバムは聴いたことがなかったけれど、実はこれ以降の作品を聴いたことがあって、正直僕にとってはあまり好ましいものではありませんでした。だからあと一生聴くことはないぐらいに思っていたので、本作ももちろん全く期待せずに聴いたのですが、これはえらく良いではないですか。

本作ではAzymuthやBURNIER & CARTIERらと共演していて、ブラジル音楽をベースにしつつ、とてもファンキーかつメロウなアルバムです。曲もほとんどオリジナルというのも驚きです。ちょっとばかり歌い過ぎかなと思う曲もあるのですが歌は安定していて上手いし、これ、この人の一世一代の傑作ではないでしょうか。



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