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yamabra disk:AMBROISE / Bienvenue

Ambroiseは、モントリオール在住のEugénie Jobin(ユーゲニー・ジョビン:作曲、 歌、ギター、シンセ、オートハープ)を中心としたグループなのだそうですが、なんか今のところネットでの情報が極めて乏しいアーティストなのです。

オープン・チューニングのギターを中心として、現代音楽的な実験性を維持しながらも、それを超えてなおシンプルでいて洗練された、音響的にも美しいサウンドを創り上げています。ユーゲニー・ジョビンの歌が何とも儚く繊細で、このユニットのサウンドに見事に溶け合っています。

親しげでいて、とても幻想的な音楽です。でも「幻想的」って文字で書くとそれまでなのですが、それを実際に聴くものに感じさせるというのは、実に独特な個性の形だと思うのです。そういう音楽的表現って、それを目的としては容易には到達できないような。だから彼女の音楽は特別な資質によるものなのだと思います。


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