見出し画像

yamabra disk: Bird's Eye Batang / Flood Format

韓国の宅録アーティスト。「公衆道徳」から「空中泥棒」、そして「Bird's Eye Batang」へとその名前を変えていますが、その衝撃度や先進性は変わっていません。でもひょっとすると名前が変わったことに気づいていない人も多いような。だからネット上で検索しても今の所前2作に比べてさっぱり記事が出てこない。

前作「空中泥棒」

その極めて独自性の高い、実験精神に富んだストレンジな音楽は、音を浴びるような感覚というべきか、眩い光の粒子が小箱から溢れ出てくるような、閃光のような音の洪水です。震えるようなリズムとノイズ、声、コーラス、そしてエレクトロニカ。生命体の細胞の、一つ一つの活動で生じるエネルギーの変動を音として表現したような、音のエンテロピーというか、とんでも無くヴァイタルな何かが伝わってくるようです。

普段エレクトロニカをあまり聴く方ではないのですが、これだけは別格です。驚嘆すべきオリジナリティだと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?