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yamabra disk:CÉSAR LACERDA / Nações, Homens ou Leões

ミナス出身のシンガー・ソングライター、César Lacerda(セーザル・ラセルダ)のニュー・アルバムです。 ソロ名義としてはこれが 4作目でしょうか。個人的にはファーストがとても好きだったのですが、実はその後はあまりピンときていませんでした(ごめんなさい)。

しかし本作は、実に素晴らしい。音的にはかなり変えてきた感じ。今までのバンドサウンドから、基本的に旋律の洗練された豊かさと、少しくぐもったしかし優しい歌声はそのままに、オーケストレーションやエレクトロニクスを加えて、ダイナミックでドラマチックなサウンドに変わりました。コロナ禍の影響で、作曲をポルトガルのリスボンで、その後ネットを通じてブラジルのミュージシャンやエンジニアとセッションを重ね完成させたそうです。

まずはTr.1の"O Sol Que Tudo Sente"の祝祭感と躍動感でグッと引き込まれます。1曲目って大事ですね。その後もゲストにXênia França、Marcelo Jeneci、アンゴラのシンガー・ソングライターAline Frazãoなどを迎えて、実に多様で色彩鮮やかな楽曲が揃っていて、個人的には現在までの最高作ではないかと思っています。


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